AI Terminal

MODULE: AI_ANALYST
Interactive Q&A, Risk Assessment, Summarization
MODULE: DATA_EXTRACT
Excel Export, XBRL Parsing, Table Digitization
MODULE: PEER_COMP
Sector Benchmarking, Sentiment Analysis
SYSTEM ACCESS LOCKED
Authenticate / Register Log In

Toyo Tire Corporation

Quarterly Report Aug 10, 2018

Preview not available for this file type.

Download Source File

 0000000_header_0513347003007.htm

【表紙】
【提出書類】 四半期報告書
【根拠条文】 金融商品取引法第24条の4の7第1項
【提出先】 関東財務局長
【提出日】 平成30年8月10日
【四半期会計期間】 第103期第2四半期(自 平成30年4月1日 至 平成30年6月30日)
【会社名】 東洋ゴム工業株式会社
【英訳名】 Toyo Tire & Rubber Co., Ltd.
【代表者の役職氏名】 代表取締役社長  清 水 隆 史
【本店の所在の場所】 兵庫県伊丹市藤ノ木2丁目2番13号
【電話番号】 (072)789-9100 (大代表)
【事務連絡者氏名】 取締役 常務執行役員  櫻 本  保
【最寄りの連絡場所】 兵庫県伊丹市藤ノ木2丁目2番13号
【電話番号】 (072)789-9100 (大代表)
【事務連絡者氏名】 取締役 常務執行役員  櫻 本  保
【縦覧に供する場所】 東洋ゴム工業株式会社 東京支店

 (東京都千代田区岩本町3丁目1番2号)

東洋ゴム工業株式会社 名古屋事務所

 (愛知県みよし市打越町生賀山3)

株式会社東京証券取引所

 (東京都中央区日本橋兜町2番1号)

E01090 51050 東洋ゴム工業株式会社 Toyo Tire & Rubber Co., Ltd. 企業内容等の開示に関する内閣府令 第四号の三様式 Japan GAAP true cte 2018-01-01 2018-06-30 Q2 2018-12-31 2017-01-01 2017-06-30 2017-12-31 1 false false false E01090-000 2018-08-10 E01090-000 2017-01-01 2017-06-30 E01090-000 2017-01-01 2017-12-31 E01090-000 2018-01-01 2018-06-30 E01090-000 2017-06-30 E01090-000 2017-12-31 E01090-000 2018-06-30 E01090-000 2017-04-01 2017-06-30 E01090-000 2018-04-01 2018-06-30 E01090-000 2018-06-30 jpcrp_cor:No1MajorShareholdersMember E01090-000 2018-06-30 jpcrp_cor:No2MajorShareholdersMember E01090-000 2018-06-30 jpcrp_cor:No3MajorShareholdersMember E01090-000 2018-06-30 jpcrp_cor:No4MajorShareholdersMember E01090-000 2018-06-30 jpcrp_cor:No5MajorShareholdersMember E01090-000 2018-06-30 jpcrp_cor:No6MajorShareholdersMember E01090-000 2018-06-30 jpcrp_cor:No7MajorShareholdersMember E01090-000 2018-06-30 jpcrp_cor:No8MajorShareholdersMember E01090-000 2018-06-30 jpcrp_cor:No9MajorShareholdersMember E01090-000 2018-06-30 jpcrp_cor:No10MajorShareholdersMember E01090-000 2016-12-31 E01090-000 2017-01-01 2017-06-30 jpcrp040300-q2r_E01090-000:TireBusinessReportableSegmentsMember E01090-000 2018-01-01 2018-06-30 jpcrp040300-q2r_E01090-000:TireBusinessReportableSegmentsMember E01090-000 2018-01-01 2018-06-30 jpcrp040300-q2r_E01090-000:AutomotivePartsBusinessReportableSegmentMember E01090-000 2017-01-01 2017-06-30 jpcrp040300-q2r_E01090-000:DivertechBusinessReportableSegmentsMember E01090-000 2018-01-01 2018-06-30 jpcrp_cor:ReportableSegmentsMember E01090-000 2017-01-01 2017-06-30 jpcrp_cor:ReportableSegmentsMember E01090-000 2018-01-01 2018-06-30 jpcrp_cor:OperatingSegmentsNotIncludedInReportableSegmentsAndOtherRevenueGeneratingBusinessActivitiesMember E01090-000 2017-01-01 2017-06-30 jpcrp_cor:OperatingSegmentsNotIncludedInReportableSegmentsAndOtherRevenueGeneratingBusinessActivitiesMember E01090-000 2018-01-01 2018-06-30 jpcrp_cor:TotalOfReportableSegmentsAndOthersMember E01090-000 2017-01-01 2017-06-30 jpcrp_cor:TotalOfReportableSegmentsAndOthersMember E01090-000 2017-01-01 2017-06-30 jpcrp_cor:ReconcilingItemsMember E01090-000 2018-01-01 2018-06-30 jpcrp_cor:ReconcilingItemsMember iso4217:JPY iso4217:JPY xbrli:shares xbrli:pure xbrli:shares

 0101010_honbun_0513347003007.htm

第一部 【企業情報】

第1 【企業の概況】

1 【主要な経営指標等の推移】

|     |     |     |     |     |

| --- | --- | --- | --- | --- |
| 回次 | | 第102期

第2四半期

連結累計期間 | 第103期

第2四半期

連結累計期間 | 第102期 |
| 会計期間 | | 自 平成29年1月1日

至 平成29年6月30日 | 自 平成30年1月1日

至 平成30年6月30日 | 自 平成29年1月1日

至 平成29年12月31日 |
| 売上高 | (百万円) | 192,041 | 185,738 | 404,999 |
| 経常利益 | (百万円) | 18,695 | 19,009 | 40,167 |
| 親会社株主に帰属する

四半期(当期)純利益 | (百万円) | 11,076 | 7,068 | 15,476 |
| 四半期包括利益

又は包括利益 | (百万円) | 10,409 | 851 | 24,226 |
| 純資産額 | (百万円) | 152,574 | 161,129 | 163,815 |
| 総資産額 | (百万円) | 466,641 | 461,178 | 473,876 |
| 1株当たり四半期(当期)

純利益金額 | (円) | 87.22 | 55.66 | 121.87 |
| 潜在株式調整後1株当たり

四半期(当期)純利益金額 | (円) | ― | ― | ― |
| 自己資本比率 | (%) | 31.77 | 33.98 | 33.57 |
| 営業活動による

キャッシュ・フロー | (百万円) | 4,006 | 12,382 | 13,430 |
| 投資活動による

キャッシュ・フロー | (百万円) | △11,014 | △10,955 | △10,633 |
| 財務活動による

キャッシュ・フロー | (百万円) | △6,112 | 748 | △13,513 |
| 現金及び現金同等物の

四半期末(期末)残高 | (百万円) | 24,292 | 29,611 | 27,887 |

回次 第102期

第2四半期

連結会計期間
第103期

第2四半期

連結会計期間
会計期間 自 平成29年4月1日

至 平成29年6月30日
自 平成30年4月1日

至 平成30年6月30日
1株当たり四半期純利益金額 (円) 40.92 2.66

(注) 1 当社は四半期連結財務諸表を作成しておりますので、提出会社の主要な経営指標等の推移については記載しておりません。

2 売上高には、消費税等は含まれておりません。

3 潜在株式調整後1株当たり四半期(当期)純利益金額については、潜在株式が存在しないため記載しておりません。 

2 【事業の内容】

当第2四半期連結累計期間における当社グループ(当社及び当社の関係会社)において営まれている事業の内容の重要な変更は、次のとおりであります。

前連結会計年度末において、化工品事業(建築用免震ゴム事業を除く)及び硬質ウレタン事業を譲渡したことに伴い、第1四半期連結会計期間より、報告セグメントの名称を「ダイバーテック事業」から「自動車部品事業」へ変更しております。

自動車部品事業においては、自動車用部品(自動車用防振ゴム等)を製造及び販売しております。

なお、タイヤ事業及びその他事業における事業の内容について重要な変更はなく、また主要な関係会社についても異動はありません。

 0102010_honbun_0513347003007.htm

第2 【事業の状況】

1 【事業等のリスク】

当第2四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項の発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。

2 【経営上の重要な契約等】

当第2四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。

3 【財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。

(1) 業績の状況

当第2四半期連結累計期間における経済環境は、米国では良好な雇用・所得環境を背景に個人消費が堅調に推移し、景気の拡大が持続しました。欧州でも輸出の低迷による影響が見られたものの、景気は緩やかに回復しました。わが国では、企業収益と個人消費が堅調に推移したことにより、景気の回復基調が続きました。しかしながら、世界的な貿易摩擦の激化懸念により、先行きの不透明感が拭えない状況にあります。

このような状況のもと、当社グループは、2017年を起点とする4ヵ年の中期経営計画「中計'17」の目標達成に向けて、北米市場の商品力強化と増販に向けた体制強化、商品ミックスの最適化、開発力・技術力の進化、ブランド力の向上と効率的な供給体制の構築などに取り組みました。

当第2四半期連結累計期間の売上高は1,857億38百万円(前年同期比63億2百万円減、3.3%減)、営業利益は208億5百万円(前年同期比10億28百万円減、4.7%減)、経常利益は190億9百万円(前年同期比3億14百万円増、1.7%増)となりました。また、親会社株主に帰属する四半期純利益は、製品補償対策費及び製品補償引当金繰入額を特別損失として計上したことにより、70億68百万円(前年同期比40億8百万円減、36.2%減)となりました。

なお、売上高の前年同期比には、昨年末に実施した化工品事業(建築用免震ゴム事業を除く)及び硬質ウレタン事業の譲渡による影響額115億80百万円が含まれております。

セグメントの業績を示すと、次のとおりであります。

① タイヤ事業

北米市場における市販用タイヤについては、大口径ライトトラック用タイヤとトラック・バス用タイヤの拡販に取り組んだことにより、販売量、売上高ともに前年同期を上回りました。欧州市場における市販用タイヤについては、欧州全域で夏用タイヤの販売が順調に推移したことにより、販売量、売上高ともに前年同期を上回りました。

新車用タイヤにおいては、国内で当社製品装着車種の販売が好調であったことなどにより、販売量、売上高ともに前年同期を上回りました。国内市販用タイヤにおいては、前年に値上げ前の駆け込み需要の影響があったことにより、販売量は前年同期を下回りましたが、値上げの効果等により、売上高は前年同期並みとなりました。

その結果、タイヤ事業の売上高は1,600億46百万円(前年同期比59億80百万円増、3.9%増)、営業利益は226億69百万円(前年同期比12億7百万円増、5.6%増)となりました。

② 自動車部品事業

防振ゴムの売上高は、前年同期並みとなりました。また、シートクッションの売上高は、当社製品装着車種の販売が低調であったことにより、前年同期を下回りました。

その結果、自動車部品事業の売上高は256億61百万円(前年同期比122億90百万円減、32.4%減、事業譲渡による影響額115億80百万円減を含む)となり、事業譲渡及び新製品の収益性の影響などにより、営業損失は19億1百万円(前年同期は3億25百万円の利益)となりました。

(注) 前連結会計年度末において、化工品事業(建築用免震ゴム事業を除く)及び硬質ウレタン事業を譲渡したことに伴い、第1四半期連結会計期間より、報告セグメントの名称を「ダイバーテック事業」から「自動車部品事業」へ変更しております。上述における自動車部品事業の前年同期比増減については、ダイバーテック事業(化工品事業及び硬質ウレタン事業を含む。)に対するものを記載しております。

③ 当社免震ゴム問題に係る製品補償対策費及び製品補償引当金繰入額の状況

平成27年12月期において、出荷していた製品の一部が国土交通大臣認定の性能評価基準に適合していない等の事実が判明いたしました。

当第2四半期決算において、状況が進捗し算定可能となったことにより、交換用の免震製品代金や改修工事費用68億20百万円、補償費用等94百万円、諸費用25億68百万円(主として、免震ゴム製品交換工事に係る保険料 約12億円、免震ゴム対策統括本部人件費等 約10億円、免震ゴムの交換用設備に係る費用等 約3億円)を計上した結果、108億44百万円(製品補償対策費23億12百万円、製品補償引当金繰入額85億31百万円)を特別損失として計上しております。

現時点で合理的に金額を見積もることが困難なもので、今後発生する費用(主として、営業補償や遅延損害金等の賠償金、追加で判明する改修工事費用の金額が既引当額を超過する場合の費用等)がある場合には、翌四半期連結会計期間以降の対処進行状況等によって、追加で製品補償引当金を計上する可能性があります。

(2) 財政状態の状況

当第2四半期連結会計期間末の総資産は4,611億78百万円となり、前連結会計年度末に比べ126億97百万円減少しました。これは、主として、たな卸資産等が増加した一方、売上債権等が減少したことや株価下落等により投資有価証券が減少したことに加え、円高による影響で、為替換算後の有形固定資産等の残高が減少したことによります。

また、負債は3,000億48百万円となり、前連結会計年度末に比べ100億12百万円減少しました。これは、主として、免震問題に係る対応の進捗により製品補償引当金が減少したことや未払金、仕入債務等が減少したことによります。なお、有利子負債は1,230億32百万円となり、前連結会計年度末に比べ30億68百万円増加しました。

当第2四半期連結会計期間末の純資産は1,611億29百万円となり、前連結会計年度末に比べ26億85百万円減少しました。これは、主として、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上等により利益剰余金が増加した一方、株価下落等によりその他有価証券評価差額金、円高の影響により為替換算調整勘定が減少したことによります。

この結果、自己資本比率は34.0%となりました。

(3) キャッシュ・フローの状況

当第2四半期連結累計期間におけるキャッシュ・フローは、営業活動による収入が123億82百万円となり、投資活動による支出が109億55百万円となったため、純現金収支(フリーキャッシュ・フロー)は14億26百万円のプラスとなりました。財務活動においては7億48百万円の収入となりました。以上の結果、当第2四半期連結会計期間末の現金及び現金同等物は、これら収支に為替換算差額の減少額を合わせ296億11百万円となりました。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

営業活動によるキャッシュ・フローは、製品補償関連の支払やたな卸資産の増加等の減少要因があったものの、減価償却費や売上債権の減少、税金等調整前四半期純利益等の増加要因により、123億82百万円の収入(前年同期比83億75百万円増、209.0%増)となりました。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

投資活動によるキャッシュ・フローは、設備投資に伴う有形固定資産の取得による支出等により、109億55百万円の支出(前年同期比59百万円減、0.5%減)となりました。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

財務活動によるキャッシュ・フローは、長期借入れによる調達等により、7億48百万円の収入(前年同期は61億12百万円の支出)となりました。

(4) 経営方針・経営戦略等及び経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等

当第2四半期連結累計期間において、当社グループの経営方針・経営戦略等及び経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等に重要な変更及び新たに定めたものはありません。

(5) 事業上及び財務上の対処すべき課題

当第2四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。

なお、当社は財務及び事業の方針の決定を支配する者の在り方に関する基本方針を定めており、その内容等(会社法施行規則第118条第3号に掲げる事項)は次のとおりであります。

当社は、当社の株式の大量取得を目的とする買付者(以下、買付者という。)としては、当社の企業価値及び株主共同の利益に資する者が望ましいと考えております。また、買付者の提案を許容するか否かは、最終的には株主の皆様の判断に委ねられるべきものと考えております。しかしながら、株式の買付や提案の中には、企業価値及び株主共同の利益に資さないものが存在する可能性もあり、そのような買付や提案は不適切なものであると考えております。

現在のところ、買付者が出現した場合の具体的な取組みをあらかじめ定めるものではありませんが、このような場合には直ちに当社として最も適切と考えられる措置をとり得る体制を整えております。

具体的には、社外の専門家を含めて株式の買付や提案の検討・評価や買付者との交渉を行い、当該買付や提案及び買付者が当社の企業価値及び株主共同の利益に資するか否かを慎重に判断し、これに資さない場合には最も適切と考えられる措置を講じていきます。

(6) 研究開発活動

当第2四半期連結累計期間の研究開発費の総額は51億87百万円であります。

当第2四半期連結累計期間における研究開発活動の状況の重要な変更は、次のとおりであります。

タイヤ事業部門・自動車部品事業部門・中央研究所の連携強化により、未来モビリティ(EV、自動運転車等)を見据え、自動車用タイヤを含め、単一機能製品群を組み合わせた「足回りモジュール」の開発に着手いたしました。

〔タイヤ事業〕

国内市販用タイヤについては、乗用車用低燃費タイヤカテゴリーの新スタンダードタイヤ「SD-7(エスディーセブン)」を発売いたしました。「SD-7」は低燃費性能と耐摩耗性能を高い次元で両立し、タイヤラベリング制度における転がり抵抗「A」、ウェットグリップ性能「c」を取得しております。当社独自の材料設計基盤技術「Nano Balance Technology(ナノバランステクノロジー)」を用いたトレッドゴムをはじめ、高いシミュレーション技術によるパターンデザインの採用等により、当社従来品(「TOYO TEO plus(トーヨーテオプラス)」)比で転がり抵抗を17%低減、耐摩耗性能(摩耗ライフ)を12%向上いたしました。また、プレミアムSUV用スポーツタイヤ「PROXES Sport SUV(プロクセス・スポーツエスユーブイ)」及びオンロード向けSUV用タイヤ「OPEN COUNTRY U/T(オープンカントリーユーティー)」を発売いたしました。「PROXES Sport SUV」は「Nano Balance Technology」を用いて新しく開発したゴムコンパウンドをはじめ、ブロックの変形を抑制して接地面積を保持するテーパー(面取り)や、接地圧を均一化させるリブ設計等、種々の独自技術を採用し、高いレベルでのウェットグリップを実現することにより、ウェットグリップ性能で最高グレードとなる「a」を全サイズで実現いたしました。「OPEN COUNTRY U/T」は「サイレントウォール」、「5バリアブルピッチ」等の技術を採用し、オンロードにおける静粛性と快適な乗り心地を実現し、「スペシャルシリカコンパウンド」を用い、ウェット性能と転がり抵抗性能を高い次元で両立するとともに、耐摩耗性能を確保しております。なお、当社は「Nano Balance Technology」の技術革新を続けております。この度、「ナノ加工」から耐摩耗性能を維持し、低燃費化を実現する新たな開発プロセスを確立いたしました。これにより、均一高度分散の理想的フィラーの状態が確保でき、ゴムのエネルギーロスを従来比約20%低減可能といたしました。平成30年度末に当社子会社のマレーシア工場で実用化予定であります。

トラック・バス用タイヤについては、北米市場において、超扁平スーパーシングル445/50R22.5トレーラ用「M175(エムイチナナゴウ)」とドライブ用「M675(エムロクナナゴウ)」を発売いたしました。当社独自の設計基盤技術「e-balance(イーバランス)」と当社独自技術の特殊ベルトパッケージ採用により、タイヤ形状保持性能の実現と内部歪み低減を図り、優れた耐久性能、均一摩耗性能、低燃費性能を実現いたしました。また、米国環境保護庁の定める「SmartWay(スマートウェイ)」認証を取得いたしました。日本市場においては、低燃費タイヤブランド「NANOENERGY(ナノエナジー)」シリーズより、オールウェザータイヤの新商品「NANOENERGY M676(エムロクナナロク)」を発売いたしました。トラック・バス用タイヤは、低燃費性能と耐摩耗性能という相反性能の両立が求められております。「e-balance」と「Nano Balance Technology」を活用し、現行低燃費商品「ZEROSYS(ゼロシス)」シリーズの優れた低燃費性能を受け継ぎ、相反性能である摩耗ライフを大きく向上いたしました。 

 0103010_honbun_0513347003007.htm

第3 【提出会社の状況】

1 【株式等の状況】

(1) 【株式の総数等】

① 【株式の総数】
種類 発行可能株式総数(株)
普通株式 400,000,000
400,000,000
種類 第2四半期会計期間

末現在発行数(株)

(平成30年6月30日)
提出日現在

発行数(株)

(平成30年8月10日)
上場金融商品取引所

名又は登録認可金融

商品取引業協会名
内容
普通株式 127,179,073 同左 東京証券取引所

(市場第一部)
単元株式数は100株であります。
127,179,073 同左

該当事項はありません。 #### (3) 【行使価額修正条項付新株予約権付社債券等の行使状況等】

該当事項はありません。 #### (4) 【ライツプランの内容】

該当事項はありません。 #### (5) 【発行済株式総数、資本金等の推移】

年月日 発行済株式

総数増減数

(千株)
発行済株式

総数残高

(千株)
資本金増減額

(百万円)
資本金残高

(百万円)
資本準備金

増減額

(百万円)
資本準備金

残高

(百万円)
平成30年6月30日 127,179 30,484 7,621

平成30年6月30日現在

氏名又は名称 住所 所有株式数

(千株)
発行済株式

総数に対する

所有株式数

の割合(%)
株式会社ブリヂストン 東京都中央区京橋3丁目1番1号 10,000 7.86
日本マスタートラスト信託銀行株式会社

(信託口)
東京都港区浜松町2丁目11番3号 7,725 6.07
日本トラスティ・サービス信託銀行株式会社

(信託口)
東京都中央区晴海1丁目8-11 7,714 6.06
トヨタ自動車株式会社 豊田市トヨタ町1番地 4,774 3.75
BNYM SA/NV FOR BNYM FOR

FMSF ― FRANKLIN MUTUAL

GLOBAL DISCOVERY FUND

(常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行)
101 J.F.K.PARKWAY SHORT HILLS, NEW JERSEY 07078 USA

(東京都千代田区丸の内2丁目7-1)
4,394 3.45
三菱商事株式会社 東京都千代田区丸の内2丁目3番1号 3,890 3.05
ORBIS SICAV

(常任代理人 シティバンク、エヌ・エイ東京支店)
31, Z. A. BOURMICHT, L-8070

BERTRANGE, LUXEMBOURG

(東京都新宿区新宿6丁目27番30号)
3,432 2.69
株式会社三菱UFJ銀行 東京都千代田区丸の内2丁目7番1号 2,823 2.21
日本トラスティ・サービス信託銀行株式会社

(信託口5)
東京都中央区晴海1丁目8-11 2,279 1.79
STATE STREET BANK AND

TRUST COMPANY

(常任代理人 香港上海銀行東京支店

 カストディ業務部)
ONE LINCOLN STREET,BOSTON MA USA

02111

(東京都中央区日本橋3丁目11-1)
2,194 1.72
49,230 38.70

(注) 1 上記の所有株式数のうち、信託業務に係る株式数は次のとおりであります。

日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口) 7,725千株
日本トラスティ・サービス信託銀行株式会社(信託口) 7,714千株
日本トラスティ・サービス信託銀行株式会社(信託口5) 2,279千株

2 平成30年4月16日付で公衆の縦覧に供されている大量保有報告書(変更報告書)において、株式会社三菱UFJ銀行並びにその共同保有者である三菱UFJ信託銀行株式会社、三菱UFJ国際投信株式会社及び三菱UFJモルガン・スタンレー証券株式会社が平成30年4月9日現在で以下の株式を所有している旨が記載されているものの、当社として当第2四半期会計期間末における実質所有株式数の確認ができませんので、上記大株主の状況には含めておりません。なお、大量保有報告書(変更報告書)の内容は以下のとおりであります。

氏名又は名称 住所 保有株券等の数

(千株)
株券等保有割合

(%)
株式会社三菱UFJ銀行 東京都千代田区丸の内二丁目7番1号 2,823 2.22
三菱UFJ信託銀行株式会社 東京都千代田区丸の内一丁目4番5号 3,252 2.56
三菱UFJ国際投信株式会社 東京都千代田区有楽町一丁目12番1号 968 0.76
三菱UFJモルガン・スタン

レー証券株式会社
東京都千代田区丸の内二丁目5番2号 252 0.20
7,296 5.74

3 平成30年5月7日付で公衆の縦覧に供されている大量保有報告書(変更報告書)において、Wellington Management Company LLP並びにその共同保有者であるWellington Management Hong Kong Ltd及びWellington Management Japan Pte Ltdが平成30年4月30日現在で以下の株式を所有している旨が記載されているものの、当社として当第2四半期会計期間末における実質所有株式数の確認ができませんので、上記大株主の状況には含めておりません。なお、大量保有報告書(変更報告書)の内容は以下のとおりであります。

氏名又は名称 住所 保有株券等の数

(千株)
株券等保有割合

(%)
Wellington Management

Company LLP
アメリカ合衆国、02210 マサチューセッツ州ボストン、コングレス・ストリート280 2,091 1.64
Wellington Management

Hong Kong Ltd
香港、セントラル、ファイナンス・ストリート8、トゥー・インターナショナル・ファイナンス・センター17階 3,849 3.02
Wellington Management

Japan Pte Ltd
東京都千代田区丸の内一丁目1番1号

パレスビル7階
763 0.60
6,704 5.26

4 平成30年5月22日付で公衆の縦覧に供されている大量保有報告書(変更報告書)において、みずほ証券株式会社並びにその共同保有者であるアセットマネジメントOne株式会社が平成30年5月15日現在で以下の株式を所有している旨が記載されているものの、当社として当第2四半期会計期間末における実質所有株式数の確認ができませんので、上記大株主の状況には含めておりません。なお、大量保有報告書(変更報告書)の内容は以下のとおりであります。

氏名又は名称 住所 保有株券等の数

(千株)
株券等保有割合

(%)
みずほ証券株式会社 東京都千代田区大手町1丁目5番1号 1,596 1.26
アセットマネジメントOne

株式会社
東京都千代田区丸の内一丁目8番2号 4,164 3.27
5,761 4.53

(7) 【議決権の状況】

① 【発行済株式】

平成30年6月30日現在

区分

株式数(株)

議決権の数(個)

内容

無議決権株式

議決権制限株式(自己株式等)

議決権制限株式(その他)

完全議決権株式(自己株式等)

(自己保有株式)

普通株式 186,100

(相互保有株式)

普通株式 60,000

単元株式数は100株であります。

完全議決権株式(その他)

普通株式 126,806,400

1,268,064

同上

単元未満株式

普通株式 126,573

発行済株式総数

127,179,073

総株主の議決権

1,268,064

(注) 1 「完全議決権株式(その他)」欄の普通株式には、証券保管振替機構名義の株式が1,000株(議決権10個)含まれております。

2 「単元未満株式」欄の普通株式には、当社所有の自己株式及び相互保有株式が次のとおり含まれております。

自己株式 13株
相互保有株式 ㈱エーゼーゴム洋行 61株

平成30年6月30日現在

所有者の氏名

又は名称
所有者の住所 自己名義

所有株式数

(株)
他人名義

所有株式数

(株)
所有株式数

の合計

(株)
発行済株式総数

に対する所有

株式数の割合(%)
(自己保有株式)

東洋ゴム工業株式会社
兵庫県伊丹市藤ノ木

2丁目2番13号
186,100 186,100 0.14
(相互保有株式)

株式會社エーゼーゴム洋行
大阪市中央区南船場

3丁目3番10号
44,500 44,500 0.03
茨城トーヨー株式会社 茨城県東茨城郡茨城町

小幡南表13-65
15,000 15,000 0.01
浩洋ゴム株式会社 神戸市長田区菅原通

7丁目4-1
500 500 0.00
246,100 246,100 0.19

前事業年度の有価証券報告書提出後、この四半期報告書提出日までの役員の異動は、次のとおりであります。

役職の異動

新役名及び職名 旧役名及び職名 氏名 異動年月日
取締役常務執行役員

(危機管理統括、コンプライアンス

統括、チーフコンプライアンス

オフィサー、コーポレート統括

部門管掌、免震ゴム対策

統括副本部長)
取締役常務執行役員

(危機管理統括、コンプライアンス統括、チーフコンプライアンス

オフィサー、コーポレート統括

部門管掌、経営企画本部長、

免震ゴム対策統括副本部長)
櫻 本   保 平成30年4月1日

 0104000_honbun_0513347003007.htm

第4 【経理の状況】

1 四半期連結財務諸表の作成方法について

当社の四半期連結財務諸表は「四半期連結財務諸表の用語、様式及び作成方法に関する規則」(平成19年内閣府令第64号)に基づいて作成しております。

2 監査証明について

当社は、金融商品取引法第193条の2第1項の規定に基づき、第2四半期連結会計期間(平成30年4月1日から平成30年6月30日まで)及び第2四半期連結累計期間(平成30年1月1日から平成30年6月30日まで)に係る四半期連結財務諸表について、有限責任 あずさ監査法人による四半期レビューを受けております。

 0104010_honbun_0513347003007.htm

1 【四半期連結財務諸表】

(1) 【四半期連結貸借対照表】

(単位:百万円)
前連結会計年度

(平成29年12月31日)
当第2四半期連結会計期間

(平成30年6月30日)
資産の部
流動資産
現金及び預金 28,268 29,866
受取手形及び売掛金 ※2 79,371 ※2 69,042
商品及び製品 54,312 59,255
仕掛品 3,012 3,143
原材料及び貯蔵品 13,067 13,944
その他 26,855 25,286
貸倒引当金 △537 △392
流動資産合計 204,349 200,146
固定資産
有形固定資産
建物及び構築物(純額) 57,466 55,667
機械装置及び運搬具(純額) 100,524 94,210
その他(純額) 34,006 38,228
有形固定資産合計 191,997 188,105
無形固定資産
のれん 1,557 1,437
その他 5,479 5,157
無形固定資産合計 7,037 6,594
投資その他の資産
投資有価証券 56,399 51,456
その他 14,257 15,018
貸倒引当金 △164 △143
投資その他の資産合計 70,492 66,331
固定資産合計 269,526 261,031
資産合計 473,876 461,178
(単位:百万円)
前連結会計年度

(平成29年12月31日)
当第2四半期連結会計期間

(平成30年6月30日)
負債の部
流動負債
支払手形及び買掛金 ※2 62,589 58,436
コマーシャル・ペーパー 2,000 4,000
短期借入金 36,490 29,713
1年内償還予定の社債 5,000 5,000
未払金 21,067 15,142
未払法人税等 1,424 1,671
製品補償引当金 21,000 16,282
その他 22,835 23,652
流動負債合計 172,407 153,899
固定負債
長期借入金 76,130 83,602
退職給付に係る負債 6,702 6,969
製品補償引当金 42,100 42,874
その他の引当金 315 317
その他 12,404 12,386
固定負債合計 137,653 146,149
負債合計 310,061 300,048
純資産の部
株主資本
資本金 30,484 30,484
資本剰余金 28,507 28,507
利益剰余金 63,041 66,935
自己株式 △149 △150
株主資本合計 121,883 125,776
その他の包括利益累計額
その他有価証券評価差額金 27,555 24,418
繰延ヘッジ損益 △10 △0
為替換算調整勘定 7,974 4,950
退職給付に係る調整累計額 1,676 1,561
その他の包括利益累計額合計 37,195 30,929
非支配株主持分 4,735 4,423
純資産合計 163,815 161,129
負債純資産合計 473,876 461,178

 0104020_honbun_0513347003007.htm

(2) 【四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書】

【四半期連結損益計算書】
【第2四半期連結累計期間】
(単位:百万円)
前第2四半期連結累計期間

(自 平成29年1月1日

 至 平成29年6月30日)
当第2四半期連結累計期間

(自 平成30年1月1日

 至 平成30年6月30日)
売上高 192,041 185,738
売上原価 126,247 120,276
売上総利益 65,793 65,461
販売費及び一般管理費 ※1 43,959 ※1 44,656
営業利益 21,834 20,805
営業外収益
受取利息 261 215
受取配当金 787 860
持分法による投資利益 120 58
その他 602 849
営業外収益合計 1,771 1,983
営業外費用
支払利息 1,299 1,318
為替差損 943 1,373
その他 2,667 1,085
営業外費用合計 4,910 3,778
経常利益 18,695 19,009
特別利益
投資有価証券売却益 220 288
特別利益合計 220 288
特別損失
固定資産除却損 345 206
製品補償対策費 ※2 1,493 ※2 2,312
製品補償引当金繰入額 ※2 361 ※2 8,531
特別損失合計 2,201 11,050
税金等調整前四半期純利益 16,714 8,247
法人税等 5,101 780
四半期純利益 11,612 7,466
非支配株主に帰属する四半期純利益 535 397
親会社株主に帰属する四半期純利益 11,076 7,068

 0104035_honbun_0513347003007.htm

【四半期連結包括利益計算書】
【第2四半期連結累計期間】
(単位:百万円)
前第2四半期連結累計期間

(自 平成29年1月1日

 至 平成29年6月30日)
当第2四半期連結累計期間

(自 平成30年1月1日

 至 平成30年6月30日)
四半期純利益 11,612 7,466
その他の包括利益
その他有価証券評価差額金 303 △3,137
繰延ヘッジ損益 105 10
為替換算調整勘定 △2,042 △3,294
退職給付に係る調整額 441 △115
持分法適用会社に対する持分相当額 △10 △77
その他の包括利益合計 △1,202 △6,614
四半期包括利益 10,409 851
(内訳)
親会社株主に係る四半期包括利益 9,832 802
非支配株主に係る四半期包括利益 577 49

 0104050_honbun_0513347003007.htm

(3) 【四半期連結キャッシュ・フロー計算書】

(単位:百万円)
前第2四半期連結累計期間

(自 平成29年1月1日

 至 平成29年6月30日)
当第2四半期連結累計期間

(自 平成30年1月1日

 至 平成30年6月30日)
営業活動によるキャッシュ・フロー
税金等調整前四半期純利益 16,714 8,247
減価償却費 12,602 12,636
退職給付に係る負債の増減額(△は減少) 284 114
受取利息及び受取配当金 △1,049 △1,075
支払利息 1,299 1,318
為替差損益(△は益) △167 19
持分法による投資損益(△は益) △120 △58
固定資産除却損 345 206
製品補償対策費 1,493 2,312
製品補償引当金繰入額 361 8,531
売上債権の増減額(△は増加) 11,434 8,672
たな卸資産の増減額(△は増加) △9,932 △7,805
仕入債務の増減額(△は減少) △7,349 △2,528
その他 △1,172 △1,073
小計 24,744 29,516
利息及び配当金の受取額 1,043 1,069
利息の支払額 △1,201 △1,336
製品補償関連支払額 △17,576 △14,630
独禁法関連支払額 △129
法人税等の支払額 △3,016 △3,211
法人税等の還付額 12 1,104
営業活動によるキャッシュ・フロー 4,006 12,382
投資活動によるキャッシュ・フロー
有形固定資産の取得による支出 △11,261 △11,345
有形固定資産の売却による収入 210 49
無形固定資産の取得による支出 △167 △433
無形固定資産の売却による収入 4 0
投資有価証券の取得による支出 △7 △7
投資有価証券の売却及び償還による収入 221 666
その他 △14 114
投資活動によるキャッシュ・フロー △11,014 △10,955
財務活動によるキャッシュ・フロー
短期借入金の純増減額(△は減少) 8,438 △7,035
コマーシャル・ペーパーの純増減額(△は減少) 2,000
長期借入れによる収入 200 15,647
長期借入金の返済による支出 △11,210 △6,241
配当金の支払額 △3,171 △3,170
非支配株主への配当金の支払額 △279 △361
その他 △89 △89
財務活動によるキャッシュ・フロー △6,112 748
現金及び現金同等物に係る換算差額 △226 △450
現金及び現金同等物の増減額(△は減少) △13,347 1,724
現金及び現金同等物の期首残高 37,639 27,887
現金及び現金同等物の四半期末残高 ※1 24,292 ※1 29,611

 0104100_honbun_0513347003007.htm

【注記事項】

(継続企業の前提に関する事項)

該当事項はありません。 ##### (連結の範囲又は持分法適用の範囲の変更)

該当事項はありません。 ##### (会計方針の変更等)

該当事項はありません。 ##### (四半期連結財務諸表の作成にあたり適用した特有の会計処理)

当第2四半期連結累計期間

(自 平成30年1月1日 至 平成30年6月30日)
税金費用の計算
一部の連結子会社を除き、当連結会計年度の税引前当期純利益に対する税効果会計適用後の実効税率を合理的に見積り、税引前四半期純利益に当該見積実効税率を乗じて計算する方法を採用しております。
(四半期連結貸借対照表関係)

1 偶発債務

(1) 当社は、建築基準法第37条第2号の指定建築材料に係る国土交通大臣認定を受け、当社自身により、又は当社の連結子会社である東洋ゴム化工品株式会社を通じて、建築用免震積層ゴムを製造・販売しておりましたが、平成27年12月期において、出荷していた製品の一部(納入物件数154棟、納入基数2,907基)が国土交通大臣認定の性能評価基準に適合していない等の事実が判明いたしました。

当社は、原則として当該製品について、当初の設計段階において求められた性能評価基準に適合する製品へと交換・改修を進める方針です。

当該事象により、金額を合理的に見積もることができる改修工事費用等については製品補償引当金を計上しております。

なお、改修工事費用について、既に見積書等により金額が判明している物件(121棟、納入基数2,568基)については個別引当を行い、その他の物件については社内の査定結果等に基づいて個別引当を行っております。ただし、物件毎の改修工事については個別性が高いことから、今後の改修工事費用算定の前提条件が変更された場合等、追加で判明する改修工事費用の金額が既引当額を超過する可能性があります。また、営業補償や遅延損害金等の賠償金の中には、現時点では金額を合理的に見積もることが困難なものがあります。

したがって、翌四半期連結会計期間以降の進行状況等によっては、追加で製品補償引当金を計上すること等により当社の連結業績に影響が生じる可能性があります。

(2) 当社は、平成25年11月26日(米国時間)、米国司法省との間で、自動車用防振ゴム及び等速ジョイントブーツの販売に係る米国独占禁止法違反に関して、罰金120百万米ドルを支払うこと等を内容とする司法取引に合意し、平成26年2月6日(米国時間)、裁判所より同金額の支払を命ずる判決の言渡しを受け、これを支払いました。

本件に関連して、米国及びカナダにおいて、集団訴訟が当社及び子会社に対して提起されており、その結果は当社の連結業績に影響を及ぼす可能性がありますが、現段階において、その結果を合理的に予測することは困難であります。  ※2 期末日満期手形の会計処理については、満期日に決済が行われたものとして処理しております。

なお、当第2四半期連結会計期間末が金融機関の休日であったため、次の期末日満期手形が、期末残高から除かれております。

前連結会計年度

(平成29年12月31日)
当第2四半期連結会計期間

(平成30年6月30日)
受取手形 391百万円 139百万円
支払手形 2百万円 ―百万円
(四半期連結損益計算書関係)

※1 販売費及び一般管理費のうち主要な費目及び金額は、次のとおりであります。

前第2四半期連結累計期間

(自 平成29年1月1日

至 平成29年6月30日)

当第2四半期連結累計期間

(自 平成30年1月1日

至 平成30年6月30日)

給料及び手当
運賃及び荷造費
退職給付費用
貸倒引当金繰入額
12,180 百万円
11,323 百万円
505 百万円
99 百万円
11,812 百万円
11,583 百万円
429 百万円
百万円

当第2四半期連結累計期間に発生した免震ゴム問題に係る改修工事費用等の対策費用を製品補償対策費として、翌四半期連結会計期間以降の改修工事費用等の対策費用の見積額を製品補償引当金繰入額として特別損失に計上しております。 

(四半期連結キャッシュ・フロー計算書関係)

※1 現金及び現金同等物の四半期末残高と四半期連結貸借対照表に掲記されている科目の金額との関係は、次のとおりであります。

前第2四半期連結累計期間

(自 平成29年1月1日

至 平成29年6月30日)

当第2四半期連結累計期間

(自 平成30年1月1日

至 平成30年6月30日)

現金及び預金勘定 24,711百万円 29,866百万円
預入期間が3ヶ月を超える定期預金 △418百万円 △255百万円
現金及び現金同等物 24,292百万円 29,611百万円
(株主資本等関係)

前第2四半期連結累計期間(自 平成29年1月1日 至 平成29年6月30日)

1 配当金支払額

決議 株式の種類 配当金の総額

(百万円)
1株当たり

配当額 (円)
基準日 効力発生日 配当の原資
平成29年3月30日

定時株主総会
普通株式 3,174 25 平成28年12月31日 平成29年3月31日 利益剰余金

2 基準日が当第2四半期連結累計期間に属する配当のうち、配当の効力発生日が当第2四半期連結会計期間の末日後となるもの

決議 株式の種類 配当金の総額

(百万円)
1株当たり

配当額 (円)
基準日 効力発生日 配当の原資
平成29年8月10日

取締役会
普通株式 2,539 20 平成29年6月30日 平成29年9月13日 利益剰余金

当社は、平成29年3月30日開催の第101回定時株主総会の決議により、同日付で、会社法第448条第1項の規定に基づき、資本準備金20,885百万円を減少し、同額をその他資本剰余金に振り替え、利益準備金2,568百万円(全額)を減少し、同額を繰越利益剰余金に振り替えております。

なお、株主資本の合計金額には、著しい変動はありません。 

当第2四半期連結累計期間(自 平成30年1月1日 至 平成30年6月30日)

1 配当金支払額

決議 株式の種類 配当金の総額

(百万円)
1株当たり

配当額 (円)
基準日 効力発生日 配当の原資
平成30年3月29日

定時株主総会
普通株式 3,174 25 平成29年12月31日 平成30年3月30日 利益剰余金

2 基準日が当第2四半期連結累計期間に属する配当のうち、配当の効力発生日が当第2四半期連結会計期間の末日後となるもの

決議 株式の種類 配当金の総額

(百万円)
1株当たり

配当額 (円)
基準日 効力発生日 配当の原資
平成30年8月10日

取締役会
普通株式 2,539 20 平成30年6月30日 平成30年9月12日 利益剰余金

株主資本の金額は、前連結会計年度末日と比較して著しい変動がありません。 

 0104110_honbun_0513347003007.htm

(セグメント情報等)

【セグメント情報】

Ⅰ  前第2四半期連結累計期間(自  平成29年1月1日  至  平成29年6月30日)

1 報告セグメントごとの売上高及び利益の金額に関する情報

(単位:百万円)
報告セグメント その他

(注) 1
合計 調整額

(注) 2
四半期連結損益計算書計上額
タイヤ事業 ダイバー

テック事業
売上高
(1) 外部顧客に

  対する売上高
154,065 37,940 192,005 36 192,041 192,041
(2) セグメント間の内部

  売上高又は振替高
1 11 12 73 85 △85
154,066 37,951 192,017 109 192,127 △85 192,041
セグメント利益

(営業利益)
21,461 325 21,787 62 21,850 △16 21,834

(注) 1 「その他」の区分は報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、国内関係会社に対する融資及び債権の買取、不動産業等を含んでおります。

2 セグメント利益の調整額△16百万円には、セグメント間取引消去等が含まれております。 

2 報告セグメントごとの固定資産の減損損失又はのれん等に関する情報

該当事項はありません。

Ⅱ  当第2四半期連結累計期間(自  平成30年1月1日  至  平成30年6月30日)

1 報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報

(単位:百万円)
報告セグメント その他

(注) 1
合計 調整額

(注) 2
四半期連結損益計算書計上額
タイヤ事業 自動車

部品事業
売上高
(1) 外部顧客に

  対する売上高
160,046 25,661 185,707 30 185,738 185,738
(2) セグメント間の内部

  売上高又は振替高
0 0 37 37 △37
160,046 25,661 185,708 68 185,776 △37 185,738
セグメント利益又は損失(△)

(営業利益又は損失(△) )
22,669 △1,901 20,768 51 20,819 △14 20,805

(注) 1 「その他」の区分は報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、国内関係会社に対する融資及び債権の買取、不動産業等を含んでおります。

2 セグメント利益又は損失(△)の調整額△14百万円には、セグメント間取引消去等が含まれております。 

2 報告セグメントごとの固定資産の減損損失又はのれん等に関する情報

該当事項はありません。

3 報告セグメントの変更等に関する事項

(セグメント名称の変更)

前連結会計年度末において、化工品事業(建築用免震ゴム事業を除く)及び硬質ウレタン事業を譲渡したことに伴い、第1四半期連結会計期間より、報告セグメントの名称を「ダイバーテック事業」から「自動車部品事業」へ変更しております。なお、当該変更によるセグメント情報に与える影響はありません。  ###### (金融商品関係)

金融商品の四半期連結貸借対照表計上額その他の金額は、前連結会計年度の末日と比較して著しい変動がありません。 ###### (有価証券関係)

有価証券の四半期連結貸借対照表計上額その他の金額は、前連結会計年度の末日と比較して著しい変動がありません。 ###### (デリバティブ取引関係)

デリバティブ取引の四半期連結会計期間末の契約額等は、前連結会計年度の末日と比較して著しい変動がありません。 ###### (企業結合等関係)

該当事項はありません。 ###### (1株当たり情報)

1株当たり四半期純利益金額及び算定上の基礎は、以下のとおりであります。

項目 前第2四半期連結累計期間

(自 平成29年1月1日

至 平成29年6月30日)
当第2四半期連結累計期間

(自 平成30年1月1日

至 平成30年6月30日)
1株当たり四半期純利益金額 87円22銭 55円66銭
(算定上の基礎)
親会社株主に帰属する四半期純利益金額 (百万円) 11,076 7,068
普通株主に帰属しない金額 (百万円)
普通株式に係る親会社株主に帰属する

四半期純利益金額
(百万円) 11,076 7,068
普通株式の期中平均株式数 (千株) 126,995 126,993

(注) 潜在株式調整後1株当たり四半期純利益金額については、潜在株式が存在しないため記載しておりません。 

(重要な後発事象)

事業分離

当社は、当社自動車部品事業セグメントの軟質ウレタン事業(バンパーの販売事業を除く、以下「当該事業」)を株式会社東洋クオリティワンに譲渡することを決定し、平成30年8月3日付で株式会社東洋クオリティワンと株式・事業譲渡契約を締結しました。

1 事業分離の概要

(1) 分離先企業名

株式会社東洋クオリティワン

(2) 分離する事業の内容

軟質ウレタン事業(バンパーの販売事業を除く)

(3) 事業分離を行う主な理由

当社は、お客様に対する十分な事業要件を満たすことを前提とした「事業評価ガイドライン」を策定し、市場成長性や事業継続性など、さまざまな観点から全事業領域を対象として個別に評価・検証を行うとともに、それぞれの事業価値の向上を目指し、必要な最適方策の検討を実施することとしています。その一環として、平成29年12月27日付で化工品事業(建築用免震ゴム事業を除く)及び硬質ウレタン事業を譲渡しております。

当該事業は、当社連結子会社の東洋ソフラン株式会社及び株式会社エフ・シー・シーを中心に、技術力への評価と安定的な需要に支えられ、これまで長年にわたって、その知名度と堅固な事業基盤を築いてきました。

今回、当該事業の評価・検証及び方策検討にあたっては、当社グループが置かれた昨今の市場競争環境の中で、さらなる事業発展と企業価値向上を実現していく必要性を確認するとともに、その目的に資する方策を継続検討してまいりました。

この結果、類する事業に関連した知見と事業推進基盤を有する既存の有力事業者のもとで、さらなる事業展開を図ることが最適であるとの判断に至りました。

また、当社が本株式・事業譲渡の実行後、承継会社の発行済株式の35%を保有することで、最適な外部パートナーとともに当該事業の継続を目指すこととなります。

当社は事業評価に基づく上記方策を実施する一方、タイヤと自動車用防振ゴム事業をコア事業領域として捉え、経営資源を重点投下することにより、事業経営の推進力を強化し、ひいては、さらなる企業価値の向上を実現してまいります。

(4) 事業分離日

平成30年12月27日(予定)

(5) 法的形式を含む取引の概要

連結子会社である東洋ソフラン株式会社を分割会社とする承継会社を新設し、当該事業を承継したうえで、(ⅰ) 同社の発行済株式の65%、(ⅱ)当該事業の専業部門である連結子会社の株式会社エフ・シー・シーの発行済株式の全部、並びに(ⅲ)当該事業に関する当社の販売(但し、バンパーの販売を除く)及び研究開発事業の譲渡を行います。

2 実施する予定の会計処理の概要

事業分離に当たり、「事業分離等に関する会計基準」(企業会計基準第7号 平成25年9月13日)及び「企業結合会計基準及び事業分離等会計基準に関する適用指針」(企業会計基準適用指針第10号 平成25年9月13日)に基づき会計処理をする予定です。

3 分離する事業が含まれている報告セグメントの名称

自動車部品事業 #### 2 【その他】

(1) 重要な訴訟事件等

当社は、平成25年11月26日(米国時間)、米国司法省との間で、自動車用防振ゴム及び等速ジョイントブーツの販売に係る米国独占禁止法違反に関して、罰金120百万米ドルを支払うこと等を内容とする司法取引に合意し、平成26年2月6日(米国時間)、裁判所より同金額の支払を命ずる判決の言渡しを受け、これを支払いました。

本件に関連して、米国及びカナダにおいて、集団訴訟が当社及び子会社に対して提起されており、その結果は当社の連結業績に影響を及ぼす可能性がありますが、現段階において、その結果を合理的に予測することは困難であります。

なお、平成29年9月14日、一部の原告との間で和解に合意しております。

(2) 中間配当

第103期(平成30年1月1日から平成30年12月31日まで)中間配当について、平成30年8月10日開催の取締役会において、平成30年6月30日の株主名簿に記録された株主に対し、次のとおり中間配当を行うことを決議いたしました。

① 配当金の総額                                2,539百万円

② 1株当たりの金額                              20円00銭

③ 支払請求権の効力発生日及び支払開始日   平成30年9月12日 

 0201010_honbun_0513347003007.htm

第二部 【提出会社の保証会社等の情報】

該当事項はありません。

Talk to a Data Expert

Have a question? We'll get back to you promptly.