AI Terminal

MODULE: AI_ANALYST
Interactive Q&A, Risk Assessment, Summarization
MODULE: DATA_EXTRACT
Excel Export, XBRL Parsing, Table Digitization
MODULE: PEER_COMP
Sector Benchmarking, Sentiment Analysis
SYSTEM ACCESS LOCKED
Authenticate / Register Log In

DAICEL CORPORATION

Quarterly Report Nov 12, 2019

Preview not available for this file type.

Download Source File

 第2四半期報告書_20191106132945

【表紙】

【提出書類】 四半期報告書
【根拠条文】 金融商品取引法第24条の4の7第1項
【提出先】 関東財務局長
【提出日】 2019年11月12日
【四半期会計期間】 第154期第2四半期(自 2019年7月1日 至 2019年9月30日)
【会社名】 株式会社ダイセル
【英訳名】 Daicel Corporation
【代表者の役職氏名】 代表取締役社長  小河 義美
【本店の所在の場所】 大阪市北区大深町3番1号
【電話番号】 (06)7639-7171(代表)
【事務連絡者氏名】 事業支援本部経理グループリーダー  根本 洋一
【最寄りの連絡場所】 東京都港区港南二丁目18番1号 東京本社事務所
【電話番号】 (03)6711-8121
【事務連絡者氏名】 事業支援本部IR広報グループリーダー  廣川 正彦
【縦覧に供する場所】 株式会社ダイセル東京本社事務所

(東京都港区港南二丁目18番1号)

株式会社東京証券取引所

(東京都中央区日本橋兜町2番1号)

E00818 42020 株式会社ダイセル Daicel Corporation 企業内容等の開示に関する内閣府令 第四号の三様式 Japan GAAP true CTE 2019-04-01 2019-09-30 Q2 2020-03-31 2018-04-01 2018-09-30 2019-03-31 1 false false false E00818-000 2019-09-30 jpcrp_cor:SharesWithNoVotingRightsMember E00818-000 2019-09-30 jpcrp_cor:SharesWithRestrictedVotingRightsTreasurySharesEtcMember E00818-000 2019-09-30 jpcrp_cor:SharesWithRestrictedVotingRightsOtherMember E00818-000 2019-09-30 jpcrp_cor:SharesWithFullVotingRightsTreasurySharesEtcMember E00818-000 2019-09-30 jpcrp_cor:OrdinarySharesTreasurySharesSharesWithFullVotingRightsTreasurySharesEtcMember E00818-000 2019-09-30 jpcrp_cor:OrdinarySharesReciprocalHoldingSharesWithFullVotingRightsTreasurySharesEtcMember E00818-000 2019-09-30 jpcrp_cor:SharesWithFullVotingRightsOtherMember E00818-000 2019-09-30 jpcrp_cor:OrdinarySharesSharesWithFullVotingRightsOtherMember E00818-000 2019-09-30 jpcrp_cor:SharesLessThanOneUnitMember E00818-000 2019-09-30 jpcrp_cor:OrdinarySharesSharesLessThanOneUnitMember E00818-000 2019-09-30 jpcrp_cor:Row1Member E00818-000 2019-09-30 jpcrp_cor:Row2Member E00818-000 2019-11-12 jpcrp_cor:OrdinaryShareMember E00818-000 2018-04-01 2018-09-30 jpcrp040300-q2r_E00818-000:CellulosicDerivativesReportableSegmentsMember E00818-000 2018-04-01 2018-09-30 jpcrp040300-q2r_E00818-000:OrganicChemicalsReportableSegmentsMember E00818-000 2018-04-01 2018-09-30 jpcrp040300-q2r_E00818-000:PlasticsReportableSegmentsMember E00818-000 2018-04-01 2018-09-30 jpcrp040300-q2r_E00818-000:PyrotechnicDevicesReportableSegmentsMember E00818-000 2018-04-01 2018-09-30 jpcrp_cor:ReportableSegmentsMember E00818-000 2019-04-01 2019-09-30 jpcrp_cor:ReconcilingItemsMember E00818-000 2019-04-01 2019-09-30 jpcrp_cor:TotalOfReportableSegmentsAndOthersMember E00818-000 2019-04-01 2019-09-30 jpcrp_cor:OperatingSegmentsNotIncludedInReportableSegmentsAndOtherRevenueGeneratingBusinessActivitiesMember E00818-000 2019-04-01 2019-09-30 jpcrp_cor:ReportableSegmentsMember E00818-000 2019-04-01 2019-09-30 jpcrp040300-q2r_E00818-000:PyrotechnicDevicesReportableSegmentsMember E00818-000 2019-04-01 2019-09-30 jpcrp040300-q2r_E00818-000:PlasticsReportableSegmentsMember E00818-000 2019-04-01 2019-09-30 jpcrp040300-q2r_E00818-000:OrganicChemicalsReportableSegmentsMember E00818-000 2019-04-01 2019-09-30 jpcrp040300-q2r_E00818-000:CellulosicDerivativesReportableSegmentsMember E00818-000 2019-09-30 jpcrp_cor:No1MajorShareholdersMember E00818-000 2019-09-30 jpcrp_cor:No2MajorShareholdersMember E00818-000 2019-09-30 jpcrp_cor:No3MajorShareholdersMember E00818-000 2019-09-30 jpcrp_cor:No4MajorShareholdersMember E00818-000 2019-09-30 jpcrp_cor:No5MajorShareholdersMember E00818-000 2019-09-30 jpcrp_cor:No6MajorShareholdersMember E00818-000 2019-09-30 jpcrp_cor:No7MajorShareholdersMember E00818-000 2019-09-30 jpcrp_cor:No8MajorShareholdersMember E00818-000 2019-09-30 jpcrp_cor:No9MajorShareholdersMember E00818-000 2019-09-30 jpcrp_cor:No10MajorShareholdersMember E00818-000 2018-04-01 2018-09-30 jpcrp_cor:ReconcilingItemsMember E00818-000 2018-04-01 2018-09-30 jpcrp_cor:TotalOfReportableSegmentsAndOthersMember E00818-000 2019-11-12 E00818-000 2018-04-01 2018-09-30 jpcrp_cor:OperatingSegmentsNotIncludedInReportableSegmentsAndOtherRevenueGeneratingBusinessActivitiesMember E00818-000 2019-07-01 2019-09-30 E00818-000 2019-04-01 2019-09-30 E00818-000 2018-07-01 2018-09-30 E00818-000 2018-04-01 2018-09-30 E00818-000 2018-09-30 E00818-000 2019-03-31 E00818-000 2018-03-31 E00818-000 2019-09-30 E00818-000 2018-04-01 2019-03-31 iso4217:JPY xbrli:pure iso4217:JPY xbrli:shares xbrli:shares

 第2四半期報告書_20191106132945

第一部【企業情報】

第1【企業の概況】

1【主要な経営指標等の推移】

|     |     |     |     |     |
--- --- --- --- ---
回次 第153期

第2四半期

連結累計期間
第154期

第2四半期

連結累計期間
第153期
会計期間 自 2018年4月1日

至 2018年9月30日
自 2019年4月1日

至 2019年9月30日
自 2018年4月1日

至 2019年3月31日
売上高 (百万円) 235,242 210,681 464,859
経常利益 (百万円) 32,244 18,658 53,433
親会社株主に帰属する四半期(当期)純利益 (百万円) 22,394 11,683 35,301
四半期包括利益又は包括利益 (百万円) 29,431 6,758 38,968
純資産額 (百万円) 429,169 415,562 423,243
総資産額 (百万円) 646,686 630,953 654,791
1株当たり四半期(当期)

純利益
(円) 66.23 35.96 105.38
潜在株式調整後1株当たり

四半期(当期)純利益
(円)
自己資本比率 (%) 61.8 61.3 60.1
営業活動による

キャッシュ・フロー
(百万円) 26,941 35,299 58,523
投資活動による

キャッシュ・フロー
(百万円) △24,118 △29,173 △41,095
財務活動による

キャッシュ・フロー
(百万円) △24,973 △18,202 △25,636
現金及び現金同等物の

四半期末(期末)残高
(百万円) 106,708 105,683 120,016
回次 第153期

第2四半期

連結会計期間
第154期

第2四半期

連結会計期間
--- --- --- ---
会計期間 自 2018年7月1日

至 2018年9月30日
自 2019年7月1日

至 2019年9月30日
--- --- --- ---
1株当たり四半期純利益 (円) 35.50 19.68

(注)1  当社は、四半期連結財務諸表を作成しておりますので、提出会社の主要な経営指標等の推移については記載しておりません。

2  売上高には、消費税等は含まれておりません。

3  潜在株式調整後1株当たり四半期(当期)純利益については、潜在株式がないため記載しておりません。 

2【事業の内容】

当社グループは、株式会社ダイセル(当社)および子会社63社、関連会社12社より構成されております。

当社グループが営んでいる主な事業内容は、セルロース製品、有機合成製品、合成樹脂製品、火工品製品その他の製造・販売であります。

当第2四半期連結累計期間における、主要な関係会社の異動は、概ね次のとおりであります。

火工品事業:

2019年4月1日付けで、連結子会社であるDaicel Safety Systems America,LLC、Daicel Safety Systems America Arizona,Inc.、Special Devices,Inc.、他3社を統合し、Daicel Safety Systems Americas,Inc.を設立しました。

 第2四半期報告書_20191106132945

第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

当第2四半期連結累計期間において、新たに発生した事業等のリスクはありません。

また、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はありません。 

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において、判断したものであります。

(1) 財政状態及び経営成績の状況

当第2四半期連結累計期間の世界経済は、米中貿易摩擦の深刻化、中国景気の減速、日韓関係の悪化など、先行き不透明な状況のうちに推移しました。

このような状況の中、当第2四半期連結累計期間の当社グループの業績は、売上高2,106億81百万円(前年同期比10.4%減)、営業利益178億58百万円(同39.5%減)、経常利益186億58百万円(同42.1%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益116億83百万円(同47.8%減)となりました。

セグメント別の状況は次のとおりです。

セルロース事業部門

酢酸セルロースは、たばこフィルター用途の販売数量が減少し、減収となりました。

たばこフィルター用トウは、世界的に需給が緩んでいる中、主要顧客でのシェア拡大や新規顧客開拓に取り組んだことにより、販売数量、売上高ともに増加いたしました。

当部門の売上高は、378億24百万円(前年同期比10.0%減)、営業利益は、酢酸セルロースの販売数量の減少などにより、63億23百万円(同26.3%減)となりました。

有機合成事業部門

主力製品の酢酸および合成品は、市況の下落および中国の景気減速の影響による国内外の販売数量の減少により、減収となりました。

機能品は、中国の景気減速の影響により販売数量は減少したものの、エポキシ化合物の販売が好調に推移したことにより、全体の売上高は横這いとなりました。

光学異性体分離カラムなどのキラル分離事業は、新規事業は順調に伸びたものの、充填剤の販売が減少したことにより、減収となりました。

当部門の売上高は、410億70百万円(前年同期比9.0%減)、営業利益は、製品市況の下落などにより、53億93百万円(同23.9%減)となりました。

合成樹脂事業部門

ポリアセタール樹脂、PBT樹脂、液晶ポリマーなどのエンジニアリングプラスチック事業は、中国の景気減速による自動車、スマートフォンなどの需要低迷の影響により、減収となりました。

ABS樹脂、エンプラアロイ樹脂を中心とした樹脂コンパウンド事業は、中国の景気減速の影響などにより、販売数量が減少し、減収となりました。

シート、成形容器、フィルムなどの樹脂加工事業は、主に高機能フィルムの販売が増加したものの、シートなどの販売が減少したことにより、減収となりました。

当部門の売上高は、845億6百万円(前年同期比5.7%減)、営業利益は、販売数量の減少などにより、116億99百万円(同1.6%減)となりました。

火工品事業部門

自動車エアバッグ用インフレータ(ガス発生装置)などの自動車安全部品事業は、新車用通常ビジネスにおいては、国内向けが好調に推移したことにより、販売数量は増加しましたが、他社リコール代替品供給が終息に向かっており、全体としては販売数量が減少し、減収となりました。

防衛関連製品などの特機事業は、販売数量の増加などにより、増収となりました。

当部門の売上高は、422億65百万円(前年同期比23.9%減)、営業利益は、自動車エアバッグ用インフレータの販売数量の減少などにより、23億20百万円(同76.4%減)となりました。

その他部門

その他部門は、前年度に買収した海外の製剤事業会社が寄与したことなどにより、増収となりました。

当部門の売上高は、50億14百万円(前年同期比68.9%増)、営業利益は、2億66百万円(同21.5%増)となりました。

財政状態は、次のとおりであります。

総資産は、有形固定資産等の増加がありましたが、現金及び預金や受取手形及び売掛金等の減少により、前連結会計年度末に比し238億38百万円減少し、6,309億53百万円となりました。

負債は、主に支払手形及び買掛金等の減少により、前連結会計年度末に比し161億57百万円減少し、2,153億90百万円となりました。

また純資産は、4,155億62百万円となりました。純資産から非支配株主持分を引いた自己資本は、3,866億52百万円となり自己資本比率は61.3%となりました。

(2) キャッシュ・フローの状況

当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、1,056億83百万円となりました。

営業活動によるキャッシュ・フロー

営業活動による資金の増加は352億99百万円(前年同期は、269億41百万円の増加)となりました。資金増加の主な内容は、税金等調整前四半期純利益204億34百万円および減価償却費145億17百万円であり、資金減少の主な内容は、仕入債務の増減額80億91百万円および法人税等の支払額72億22百万円であります。

投資活動によるキャッシュ・フロー

投資活動による資金の減少は291億73百万円(前年同期は、241億18百万円の減少)となりました。資金減少の主な内容は、有形固定資産の取得による支出284億25百万円であります。

財務活動によるキャッシュ・フロー

財務活動による資金の減少は182億2百万円(前年同期は、249億73百万円の減少)となりました。資金減少の主な内容は、自己株式の取得による支出61億円、配当金の支払額52億50百万円および非支配株主への配当金の支払額28億33百万円であります。

(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題

当第2四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について、重要な変更はありません。

なお、当社の「株式会社の支配に関する基本方針」は次のとおりであります。

①基本方針の内容

当社は、当社グループの存在理由である「企業目的」とグループ構成員が共有する価値観である「ダイセルスピリッツ」からなる「ダイセルグループ基本理念」を掲げております。

当社は、この基本理念のもと、企業価値を向上させる経営を行うためには、現有事業や将来事業化が期待される企画開発案件等に関する専門知識、経験、ノウハウ、および国内外の顧客、取引先、従業員等のステークホルダーとの間に築かれた関係を維持、発展させていくことが不可欠であると考えます。

当社は、上場会社として、当社株式の売買は原則として市場における株主および投資家の皆様の自由な判断に委ねるべきものと考えており、特定の者による大規模な株式買付行為に応じて当社株式の売却を行うか否かは、最終的には当社株式を保有する当社株主の皆様の判断に委ねられるべきものであると考えます。しかしながら、大規模な株式買付行為の中には、その目的等から見て大規模な株式買付の対象となる会社の企業価値または株主様共同の利益(株主共同の利益)に資さないものもあります。

当社は、当社の企業価値または株主共同の利益を毀損するおそれのある大規模な株式買付行為またはこれに類似する行為を行う者は、当社の財務および事業の方針の決定を支配する者として適切ではないと考えます。

②基本方針の実現に資する特別な取組み

当社グループは、セルロース化学、有機合成化学、高分子化学、火薬工学をコア技術に、パルプなどの天然素材を原料とする酢酸セルロース、たばこフィルター用トウなどのセルロース誘導品、幅広い分野で原料として使用されている酢酸と酢酸誘導体を中心とする有機化学品、過酢酸誘導体などを電子材料分野やコーティング用途などに展開している有機機能品、安全な医薬品開発に貢献している光学異性体分離カラム、自動車部品や電子デバイス向けのポリアセタール樹脂などのエンジニアリングプラスチックや樹脂コンパウンド製品などの合成樹脂製品および自動車エアバッグ用インフレータや航空機搭乗員緊急脱出装置、ロケットモーター推進薬等の防衛関連製品などの火工品等を製造・販売し、グループとして特徴ある事業展開を行っております。また、当社が構築した生産革新手法については、国内他企業への普及にも努め、わが国の装置型産業の競争力向上に貢献しております。

当社は、当社の企業価値が、セルロイド事業を原点に発展・拡大してきた特徴ある技術・製品・サービスがシナジーを発揮し、コア事業の拡大、事業基盤の強化、新技術の開発さらには新規事業の創出がなされること等によって生み出されているものと考えております。

当社は、2010年4月、今後10年間で当社グループが目指す姿を示したダイセルグループ長期ビジョン『Grand Vision 2020』を策定いたしました。この『Grand Vision 2020』において、当社グループは、これまでに培ってきた「パートナーとの強固な信頼の絆」「ユニークで多彩な技術」「先進の生産方式」を発展・融合して世界に誇れる「モノづくりの仕組み」を構築し、社会や顧客のニーズを的確にとらえ、最良の解決策を創造・提供することで、株主、顧客、取引先、従業員等のステークホルダーにとって魅力のある、「世界に誇れる『ベストソリューション』実現企業になる」ことを目指しております。

この長期ビジョンを実現するためのマイルストーンとして、当社グループは、『Grand Vision 2020』期間中に3回の中期計画を策定・遂行してまいります。

当社は、これらの経営計画を達成していくことが、当社の企業価値の一層の向上に繋がるものと確信しております。

③不適切な者によって当社の財務および事業の方針の決定が支配されることを防止するための取組み

上記①で述べましたように、当社は、上場会社として当社株式の自由な売買を認める以上、大規模な買付行為に応じて当社株式を売却するか否かは、最終的には当社株式を保有する当社株主の皆様の判断に委ねられるべきであると考えており、当社の企業価値および株主共同の利益に資する大規模買付行為を否定するものではありません。

一方、上記②の当社の企業価値の源泉や当社グループとしてシナジーを発揮することなどにより企業価値を向上させている当社の経営の特質を考慮すると、株主の皆様が当社株式に対する大規模な株式買付行為に応じるか否かを適切に判断するためには、大規模な株式買付者から適切かつ十分な情報が提供されることが不可欠であると考えます。

大規模買付者からの情報提供に関しては、金融商品取引法に一定の定めがありますが、公開買付制度の適用がない市場内での買付の場合や公開買付けが開始される前には、大規模買付者は事前の情報提供の必要がなく、公開買付けが開始された後であっても、株主の皆様が継続して保有するか否かを判断するための十分な情報が提供されない可能性も否定できません。また、情報が提供されても、それが公開買付け開始後である場合には、株主の皆様が検討する時間を十分に確保できないことが考えられます。これらのことから、わが国の法制度下にあっては、大規模買付行為に際し、株主の皆様が適切に判断するための十分な情報や検討する時間を確保することは困難と言わざるを得ず、当社は、株主の皆様が当社株式に対する大規模な株式買付行為に応じるか否かを適切に判断できないおそれがあると考えております。

これらを考慮し、大規模な株式買付行為に際しては、当社株主の皆様の判断のために必要かつ十分な大規模な株式買付行為に関する情報が大規模な株式買付者から事前に提供されるべきであり、また、当社株主の皆様がその情報に基づき、当社株式に対する大規模な株式買付行為に応じるか否かを判断するための十分な検討時間が確保されることが不可欠である、という結論に至りました。

以上の見解に基づき、当社取締役会は、一定の合理的なルールに従って大規模買付行為(特定株主グループの議決権割合を20%以上とすることを目的とした、または結果として特定株主グループの議決権割合が20%以上となるような当社株券等の買付行為)が行われることが、当社株主共同の利益に合致すると考え、大規模買付者(大規模買付行為を行う者)からの事前の情報提供に関する一定のルール(大規模買付ルール)を設定することといたしました。

なお、当社取締役会は、大規模買付ルールを適正に運用し、取締役会によって恣意的な判断がなされることを防止するための機関として、独立委員会を設置します。独立委員会は、1.大規模買付ルールが遵守されているか否か 2.対抗措置を発動するか否か 3.その他当社の企業価値および株主共同の利益を守るために必要な事項 について判断し、取締役会に勧告するものとし、当社取締役会は、独立委員会の勧告を最大限尊重した上で、取締役会としての意見を慎重にとりまとめ、公表します。また、必要に応じ、大規模買付者と条件改善について交渉し、取締役会として代替案を提示することもあります。

大規模買付者が大規模買付ルールを遵守しない場合には、当社取締役会は、当社の企業価値および株主共同の利益を守ることを目的として、原則として、対抗措置をとり、大規模買付行為に対抗します。なお、対抗措置を発動するか否かを判断するにあたっては、当社取締役会は独立委員会の勧告を最大限尊重します。独立委員会が株主意思の確認を勧告した場合には、当該勧告を最大限尊重し、対抗措置の発動前または発動後に書面投票または株主総会に準じて開催する総会(株主意思確認総会)の開催などにより株主意思の確認を行うことがあります。

大規模買付者が大規模買付ルールを遵守した場合、当社は、原則として、対抗措置を発動するか否かについて、書面投票または株主意思確認総会の開催などにより株主意思を確認し、当社取締役会は、株主様の判断に従って、対抗措置を発動するか否かを決定します。ただし、当社取締役会は、仮に当該大規模買付行為に反対であったとしても、当該買付提案に対する反対意見の表明、代替案の提示、当社株主の皆様への説得等を行うに留め、大規模買付者の買付提案に応じるか否かを株主様個々の判断に委ねるのが相当と判断する場合には、当該大規模買付行為に対する対抗措置はとりません。また、大規模買付者が大規模買付ルールを遵守した場合であっても、当該大規模買付行為が結果として当社の企業価値または株主共同の利益を著しく損なうと判断される場合には、当社取締役会は、独立委員会の勧告を最大限尊重し、当社の企業価値および株主共同の利益を守ることを目的として、株主意思の確認を行わずに、当該大規模買付行為に対する対抗措置を発動することがあります。

この取組みに関する詳細につきましては、2017年5月10日付プレスリリース「当社株券等の大規模買付行為への対応方針(買収防衛策)の継続に関するお知らせ」を当社ウェブサイト(https://www.daicel.com)に掲載しております。

④上記取組みについての取締役会の判断およびその判断に係る理由

1)上記②の取組みについての取締役会の判断およびその判断に係る理由

当社取締役会は、上記②の取組みが、専門知識、経験、ノウハウ、および国内外の顧客、取引先、従業員等のステークホルダーとの信頼関係に基づくものであり、当社の企業価値の向上を目的とするものであることから、基本方針に沿うものであり、また当社株主共同の利益を損なうものではないと考えます。

2)上記③の取組みについての取締役会の判断およびその判断に係る理由

上記③の取組みは、大規模買付行為がなされた際に、当該大規模買付行為に応じるか否かを株主の皆様が適切に判断し、または当社取締役会が代替案を提案するために必要な情報や時間を確保すること、ならびに株主の皆様のために大規模買付者と交渉等を行うこと等を可能にすることにより、当社の企業価値および株主共同の利益を守ることを目的としております。

また、この取組みは、株主様の意思を重視した株主意思の確認の仕組みや、独立性の高い社外者によって構成され、取締役会に勧告を行う独立委員会を設置し、さらに大規模買付者が大規模買付ルールを遵守した場合、または遵守しなかった場合に、当社取締役会が対抗措置を発動する合理的な客観的要件を規定するなど、取締役会の恣意的な判断を防止する仕組みを有しております。

これらのことから、当社取締役会は、この取組みが基本方針に沿うものであり、当社株主共同の利益を損なうものではなく、また当社取締役の地位の維持を目的とするものではないと考えます。

(4) 研究開発活動

当第2四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、10,585百万円であります。

なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況で特筆すべき内容は、次のとおりであります。

当社グループは、長期ビジョン『Grand Vision 2020』の実現に向け、2020年3月期を最終年とする中期計画『3D-Ⅲ』を遂行しております。本中期計画では、『3D-Ⅰ』『3D-Ⅱ』で進めてきた『ベストソリューション』実現企業に向けた取り組みをさらに発展させ、既存事業の成長および新規事業ユニットの創出を強化しております。

2019年7月、新たに共同研究講座「先導科学技術共同研究講座」と同研究室を金沢大学内に設置し、当社の主力事業であるセルロース分野での新規商材創出を目指していきます。

(5) 経営成績に重要な影響を与える要因

当社グループの経営に重要な影響を与える要因としては市場動向、為替動向、原燃料費動向、事故・災害等があります。

市場動向については、国内市場だけでなくグローバル市場におけるリスク対応力をもさらに高めるため、企業統治体制を高度化していきます。

為替動向については、為替リスクの低減を図るため、タイムリーな為替予約の実施によるリスクヘッジに取り組んでおります。

原燃料費動向については、主要原料であるメタノールに関し、長期契約やメタノール製造会社への出資など、比較的安価なメタノールを安定的に購入するための手段を講じております。その他原燃料に関しては、常に安価かつ価格の安定した原燃料への転換や、製造方法改善によるコストダウンを図っており、また原燃料の高騰が続く場合には、

製品販売価格への転嫁等によりできる限りの吸収を図ります。

事故・災害等については、保安防災活動に継続的に取り組むなど、日頃から工場の安全確保に取り組んでおりま す。

(6) 資本の財源及び資金の流動性

キャッシュ・フロー

キャッシュ・フローの状況については、「(2) キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。

資金需要

当社グループにおける主な運転資金需要は、製品製造のための原材料の購入、労務費などの製造費用と、製品の仕入、販売費及び一般管理費等の支払いであります。

当社グループでは、製造設備の増強および更新などのほか、安全向上対策ならびに現業各設備の合理化・省力化を継続的に行っております。当第2四半期連結累計期間の設備投資額は前第2四半期連結累計期間に比し58億円増加し、299億円(前第2四半期連結累計期間比24.0%増)、減価償却費は前第2四半期連結累計期間に比し1億円減少し、143億円(前第2四半期連結累計期間比0.9%減)となりました。

財務政策

当社グループは、設備投資計画に照らして、必要な資金を銀行借入や社債発行により調達しております。短期的な運転資金は、キャッシュマネジメントサービスを通じてグループ内で余剰資金を活用しておりますが、地域、通貨、金利動向等を考慮した結果、銀行借入による調達を行う場合があります。当第2四半期連結会計期間末における借入金およびリース債務を含む有利子負債の残高は1,030億円であります。

利益配分に関しては、2017年度から3年間の中期計画『3D-Ⅲ』におきましては、配当性向30%を目標とし、自己株式の取得につきましても配当を補完する株主還元策として機動的に実施しております。 

3【経営上の重要な契約等】

当第2四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。 

 第2四半期報告書_20191106132945

第3【提出会社の状況】

1【株式等の状況】

(1)【株式の総数等】

①【株式の総数】
種類 発行可能株式総数(株)
--- ---
普通株式 1,450,000,000
1,450,000,000
②【発行済株式】
種類 第2四半期会計期間末現在発行数(株)

(2019年9月30日)
提出日現在発行数(株)

(2019年11月12日)
上場金融商品取引所名又は登録認可金融商品取引業協会名 内容
普通株式 331,942,682 331,942,682 東京証券取引所

(市場第一部)
単元株式数 100株
331,942,682 331,942,682

(2)【新株予約権等の状況】

①【ストックオプション制度の内容】

該当事項はありません。 

②【その他の新株予約権等の状況】

該当事項はありません。 

(3)【行使価額修正条項付新株予約権付社債券等の行使状況等】

該当事項はありません。 

(4)【発行済株式総数、資本金等の推移】

年月日 発行済株式総数増減数

(千株)
発行済株式総数残高

(千株)
資本金増減額

(百万円)
資本金残高

(百万円)
資本準備金増減額

(百万円)
資本準備金残高

(百万円)
--- --- --- --- --- --- ---
2019年7月1日~

2019年9月30日
331,942 36,275 31,376

(5)【大株主の状況】

2019年9月30日現在
氏名又は名称 住所 所有株式数(千株) 発行済株式(自己株式を除く。)の総数に対する所有株式数の割合(%)
日本マスタートラスト信託銀行㈱(信託口) 東京都港区浜松町2-11-3 21,941 6.80
日本生命保険(相) 東京都千代田区丸の内1-6-6 17,402 5.39
日本トラスティ・サービス信託銀行㈱(信託口) 東京都中央区晴海1-8-11 17,160 5.31
トヨタ自動車㈱ 愛知県豊田市トヨタ町1 15,000 4.65
富士フイルムホールディングス㈱ 東京都港区西麻布2-26-30 8,390 2.60
全国共済農業協同組合連合会 東京都千代田区平河町2-7-9 7,779 2.41
㈱三井住友銀行 東京都千代田区丸の内1-1-2 7,096 2.19
MISAKI ENGAGEMENT MASTER FUND

(常任代理人 香港上海銀行東京支店)
190 ELGIN AVENUE, GEORGE TOWN, GRAND CAYMAN, KY 1-9005, CAYMAN ISLANDS

(東京都中央区日本橋3-11-1)
6,693 2.07
㈱三菱UFJ銀行 東京都千代田区丸の内2-7-1 6,503 2.01
日本トラスティ・サービス信託銀行㈱(信託口5) 東京都中央区晴海1-8-11 5,513 1.70
113,480 35.18

(注)1 上記所有株式数のうち信託業務にかかるものは、日本マスタートラスト信託銀行㈱(信託口)21,941千株、日本トラスティ・サービス信託銀行㈱(信託口)17,160千株、日本トラスティ・サービス信託銀行㈱(信託口5)5,513千株であります。

2 2019年4月22日付で公衆の縦覧に供されている大量保有報告書に関する変更報告書において、日本生命保険(相)と他2社が2019年4月15日現在で以下の株式を所有している旨が記載されているものの、当社として当第2四半期会計期間末現在における実質所有株式数の確認ができないため、上記大株主の状況には含めておりません。

(大量保有報告書に関する変更報告書の内容)

氏名又は名称 住所 所有株式数

(千株)
発行済株式総数に対する所有株式数の割合(%)
--- --- --- ---
日本生命保険(相) 大阪市中央区今橋3-5-12 17,407 5.24
ニッセイアセットマネジメント㈱ 東京都千代田区丸の内1-6-6 2,786 0.84
大樹生命保険㈱ 東京都千代田区大手町2-1-1 2,500 0.75
22,693 6.84

3 2018年4月13日付で公衆の縦覧に供されている大量保有報告書に関する変更報告書において、㈱三菱UFJフィナンシャル・グループの共同保有者計3社が2018年4月9日現在で以下の株式を保有している旨が記載されているものの、当社として当第2四半期会計期間末現在における実質所有株式数の確認ができないため、上記大株主の状況には含めておりません。

(大量保有報告書に関する変更報告書の内容)

氏名又は名称 住所 所有株式数

(千株)
発行済株式総数に対する所有株式数の割合(%)
--- --- --- ---
㈱三菱UFJ銀行 東京都千代田区丸の内2-7-1 6,503 1.86
三菱UFJ信託銀行㈱ 東京都千代田区丸の内1-4-5 13,959 3.99
三菱UFJ国際投信㈱ 東京都千代田区有楽町1-12-1 1,493 0.43
21,955 6.27

4 2019年8月6日付で公衆の縦覧に供されている大量保有報告書に関する変更報告書において、ブラックロック・ジャパン㈱と他5社が2019年7月31日現在で以下の株式を保有している旨が記載されているものの、当社として当第2四半期会計期間末現在における実質所有株式数の確認ができないため、上記大株主の状況には含めておりません。

(大量保有報告書に関する変更報告書の内容)

氏名又は名称 住所 所有株式数

(千株)
発行済株式総数に対する所有株式数の割合(%)
--- --- --- ---
ブラックロック・ジャパン㈱ 東京都千代田区丸の内1-8-3 3,966 1.20
ブラックロック・ファンド・アドバイザーズ 米国 カリフォルニア州 サンフランシスコ市 ハワード・ストリート 400 3,962 1.19
ブラックロック・インスティテューショナル・トラスト・カンパニー、エヌ.エイ. 米国 カリフォルニア州 サンフランシスコ市 ハワード・ストリート 400 5,583 1.68
ブラックロック・インベストメント・マネジメント(ユーケー)リミテッド 他2社 英国 ロンドン市 スログモートン・アベニュー 12 他 3,137 0.95
16,648 5.02

(6)【議決権の状況】

①【発行済株式】
2019年9月30日現在
区分 株式数(株) 議決権の数(個) 内容
無議決権株式
議決権制限株式(自己株式等)
議決権制限株式(その他)
完全議決権株式(自己株式等) (自己保有株式) 単元株式数100株
普通株式 9,385,300
(相互保有株式)
普通株式 397,700
完全議決権株式(その他) 普通株式 322,017,000 3,220,170 同上
単元未満株式 普通株式 142,682 一単元(100株)未満の株式
発行済株式総数 331,942,682
総株主の議決権 3,220,170

(注)1 「完全議決権株式(その他)」欄の普通株式には、証券保管振替機構名義の株式が、3,000株(議決権30個)含まれております。

2 「単元未満株式」欄の普通株式には、当社所有の自己株式78株および林船舶㈱が他人名義で所有している相互保有株式2株が含まれております。 

②【自己株式等】
2019年9月30日現在
所有者の氏名又は名称 所有者の住所 自己名義

所有株式数

(株)
他人名義

所有株式数

(株)
所有株式

数の合計(株)
発行済株式総数に対する所有株式数の割合(%)
(自己保有株式)

㈱ダイセル
大阪市北区大深町3-1 9,385,300 9,385,300 2.83
(相互保有株式)

林船舶㈱
兵庫県姫路市網干区大江島827-7 397,700 397,700 0.12
9,385,300 397,700 9,783,000 2.95

(注)林船舶㈱は、ダイセル持株会(大阪市北区大深町3-1)の会員であり他人名義欄に記載されている株式は、全て同持株会名義となっております。 

2【役員の状況】

該当事項はありません。 

 第2四半期報告書_20191106132945

第4【経理の状況】

1.四半期連結財務諸表の作成方法について

当社の四半期連結財務諸表は、「四半期連結財務諸表の用語、様式及び作成方法に関する規則」(平成19年内閣府令第64号)に基づいて作成しております。

2.監査証明について

当社は、金融商品取引法第193条の2第1項の規定に基づき、第2四半期連結会計期間(2019年7月1日から2019年9月30日まで)及び第2四半期連結累計期間(2019年4月1日から2019年9月30日まで)に係る四半期連結財務諸表について有限責任監査法人トーマツによる四半期レビューを受けております。

1【四半期連結財務諸表】

(1)【四半期連結貸借対照表】

(単位:百万円)
前連結会計年度

(2019年3月31日)
当第2四半期連結会計期間

(2019年9月30日)
資産の部
流動資産
現金及び預金 114,044 100,767
受取手形及び売掛金 ※3 90,173 77,318
有価証券 6,230 6,037
たな卸資産 ※1 126,153 ※1 118,189
その他 17,504 17,036
貸倒引当金 △67 △109
流動資産合計 354,038 319,241
固定資産
有形固定資産
建物及び構築物(純額) 60,387 61,650
機械装置及び運搬具(純額) 72,920 72,392
土地 26,931 28,990
建設仮勘定 31,630 47,178
その他(純額) 5,561 5,346
有形固定資産合計 197,432 215,559
無形固定資産
のれん 3,832 3,322
その他 8,835 8,821
無形固定資産合計 12,668 12,144
投資その他の資産
投資有価証券 68,018 64,283
その他 22,802 19,778
貸倒引当金 △167 △54
投資その他の資産合計 90,652 84,007
固定資産合計 300,753 311,711
資産合計 654,791 630,953
(単位:百万円)
前連結会計年度

(2019年3月31日)
当第2四半期連結会計期間

(2019年9月30日)
負債の部
流動負債
支払手形及び買掛金 ※3 53,933 44,383
短期借入金 9,965 5,452
1年内償還予定の社債 10,000 10,000
1年内返済予定の長期借入金 8,285 9,286
未払法人税等 4,008 2,988
修繕引当金 2,828 1,303
その他 36,487 36,363
流動負債合計 125,509 109,778
固定負債
社債 40,000 40,000
長期借入金 36,043 34,843
繰延税金負債 7,673 8,292
役員退職慰労引当金 55 54
修繕引当金 13 283
環境対策引当金 5,265 4,761
退職給付に係る負債 12,430 10,899
資産除去債務 1,256 1,213
その他 3,298 5,264
固定負債合計 106,038 105,612
負債合計 231,547 215,390
純資産の部
株主資本
資本金 36,275 36,275
資本剰余金 31,692 31,692
利益剰余金 294,149 300,555
自己株式 △4,344 △10,263
株主資本合計 357,772 358,260
その他の包括利益累計額
その他有価証券評価差額金 29,024 26,887
繰延ヘッジ損益 13 △32
為替換算調整勘定 4,968 △659
退職給付に係る調整累計額 1,817 2,196
その他の包括利益累計額合計 35,825 28,391
非支配株主持分 29,645 28,910
純資産合計 423,243 415,562
負債純資産合計 654,791 630,953

(2)【四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書】

【四半期連結損益計算書】
【第2四半期連結累計期間】
(単位:百万円)
前第2四半期連結累計期間

(自 2018年4月1日

 至 2018年9月30日)
当第2四半期連結累計期間

(自 2019年4月1日

 至 2019年9月30日)
売上高 235,242 210,681
売上原価 165,580 152,037
売上総利益 69,662 58,644
販売費及び一般管理費 ※1 40,146 ※1 40,785
営業利益 29,515 17,858
営業外収益
受取利息 172 239
受取配当金 830 802
持分法による投資利益 924 965
為替差益 965
その他 1,171 655
営業外収益合計 4,063 2,662
営業外費用
支払利息 606 627
為替差損 884
環境対策引当金繰入額 298
その他 429 350
営業外費用合計 1,334 1,862
経常利益 32,244 18,658
特別利益
固定資産処分益 7 39
投資有価証券売却益 2,985 2,380
受取保険金 ※2 1,006
特別利益合計 3,999 2,420
特別損失
固定資産除却損 570 643
災害による損失 ※3 577
特別損失合計 1,147 643
税金等調整前四半期純利益 35,096 20,434
法人税、住民税及び事業税 9,402 3,193
法人税等調整額 △722 1,775
法人税等合計 8,679 4,969
四半期純利益 26,417 15,465
非支配株主に帰属する四半期純利益 4,022 3,781
親会社株主に帰属する四半期純利益 22,394 11,683
【四半期連結包括利益計算書】
【第2四半期連結累計期間】
(単位:百万円)
前第2四半期連結累計期間

(自 2018年4月1日

 至 2018年9月30日)
当第2四半期連結累計期間

(自 2019年4月1日

 至 2019年9月30日)
四半期純利益 26,417 15,465
その他の包括利益
その他有価証券評価差額金 826 △2,160
繰延ヘッジ損益 52 △79
為替換算調整勘定 2,199 △6,282
退職給付に係る調整額 102 400
持分法適用会社に対する持分相当額 △167 △584
その他の包括利益合計 3,014 △8,707
四半期包括利益 29,431 6,758
(内訳)
親会社株主に係る四半期包括利益 24,826 4,250
非支配株主に係る四半期包括利益 4,605 2,507

(3)【四半期連結キャッシュ・フロー計算書】

(単位:百万円)
前第2四半期連結累計期間

(自 2018年4月1日

 至 2018年9月30日)
当第2四半期連結累計期間

(自 2019年4月1日

 至 2019年9月30日)
営業活動によるキャッシュ・フロー
税金等調整前四半期純利益 35,096 20,434
減価償却費 14,659 14,517
のれん償却額 245 362
受取利息及び受取配当金 △1,002 △1,041
支払利息 606 627
持分法による投資損益(△は益) △924 △965
固定資産除売却損益(△は益) 563 603
投資有価証券売却損益(△は益) △2,985 △2,380
売上債権の増減額(△は増加) 903 11,171
たな卸資産の増減額(△は増加) △10,023 5,761
仕入債務の増減額(△は減少) △3,201 △8,091
その他 △514 830
小計 33,422 41,831
利息及び配当金の受取額 1,533 1,344
利息の支払額 △620 △653
法人税等の支払額 △7,394 △7,222
営業活動によるキャッシュ・フロー 26,941 35,299
投資活動によるキャッシュ・フロー
有形固定資産の取得による支出 △23,525 △28,425
有形固定資産の売却による収入 9 79
無形固定資産の取得による支出 △1,191 △1,230
投資有価証券の取得による支出 △97 △258
投資有価証券の売却及び償還による収入 4,207 3,248
関係会社出資金の取得による支出 △2,229
貸付けによる支出 △435
貸付金の回収による収入 242 43
その他 △1,534 △2,195
投資活動によるキャッシュ・フロー △24,118 △29,173
財務活動によるキャッシュ・フロー
短期借入金の純増減額(△は減少) 695 △4,108
長期借入れによる収入 218 2,161
長期借入金の返済による支出 △1,891 △1,762
社債の償還による支出 △10,000
自己株式の取得による支出 △4,679 △6,100
自己株式の売却による収入 0
配当金の支払額 △5,419 △5,250
非支配株主への配当金の支払額 △3,897 △2,833
リース負債の返済による支出 △308
財務活動によるキャッシュ・フロー △24,973 △18,202
現金及び現金同等物に係る換算差額 570 △2,256
現金及び現金同等物の増減額(△は減少) △21,581 △14,333
現金及び現金同等物の期首残高 128,290 120,016
現金及び現金同等物の四半期末残高 ※1 106,708 ※1 105,683

【注記事項】

(四半期連結貸借対照表関係)

※1 たな卸資産に含まれる科目および金額は次のとおりであります。

前連結会計年度

(2019年3月31日)
当第2四半期連結会計期間

(2019年9月30日)
商品及び製品 64,703百万円 60,370百万円
仕掛品 18,652 19,198
原材料及び貯蔵品 42,797 38,620

2  保証債務

次の関係会社等について、金融機関からの借入に対し債務保証および保証予約を行っております。

(1)債務保証

前連結会計年度

(2019年3月31日)
当第2四半期連結会計期間

(2019年9月30日)
--- --- --- ---
従業員(住宅資金借入債務) 68百万円 従業員(住宅資金借入債務) 57百万円

(2)保証予約

前連結会計年度

(2019年3月31日)
当第2四半期連結会計期間

(2019年9月30日)
--- --- --- ---
広畑ターミナル㈱(借入債務) 133百万円 広畑ターミナル㈱(借入債務) 131百万円

※3  四半期連結会計期間末日満期手形

四半期連結会計期間末日満期手形の会計処理については、手形交換日をもって決済処理をしております。なお、前連結会計年度末日が金融機関の休日であったため、次の連結会計年度末日満期手形が前連結会計年度末日残高に含まれております。

前連結会計年度

(2019年3月31日)
当第2四半期連結会計期間

(2019年9月30日)
--- --- ---
受取手形 189百万円 -百万円
支払手形 11
(四半期連結損益計算書関係)

※1 販売費及び一般管理費のうち主要な費目および金額は次のとおりであります。

前第2四半期連結累計期間

(自 2018年4月1日

  至 2018年9月30日)
当第2四半期連結累計期間

(自 2019年4月1日

  至 2019年9月30日)
販売諸掛 8,685百万円 8,383百万円
従業員給与手当 9,275 9,354
退職給付費用 521 162
技術研究費 9,534 10,095

※2 2017年7月18日に当社大竹工場のDRプラント(過酢酸製造プラント)にて発生した火災事故に係る保

険金収入であります。 

※3 自然災害に伴う損失額を計上しております。

(四半期連結キャッシュ・フロー計算書関係)

※1 現金及び現金同等物の四半期末残高と四半期連結貸借対照表に掲記されている科目の金額との関係

前第2四半期連結累計期間

(自 2018年4月1日

    至 2018年9月30日)
当第2四半期連結累計期間

(自 2019年4月1日

    至 2019年9月30日)
--- --- ---
現金及び預金勘定 96,613百万円 100,767百万円
有価証券勘定 11,525 6,037
預入期間が3ヶ月を超える定期預金 △69 △93
償還期間が3ヶ月を超える短期投資 △1,360 △1,028
現金及び現金同等物 106,708 105,683
(株主資本等関係)

Ⅰ 前第2四半期連結累計期間(自 2018年4月1日 至 2018年9月30日)

1.配当金支払額

決議 株式の種類 配当金の総額

(百万円)
1株当たり

配当額(円)
基準日 効力発生日 配当の原資
--- --- --- --- --- --- ---
2018年6月22日

定時株主総会
普通株式 5,419 16.00 2018年3月31日 2018年6月25日 利益剰余金

2.基準日が当第2四半期連結累計期間に属する配当のうち、配当の効力発生日が当第2四半期連結会計期間末後となるもの

決議 株式の種類 配当金の総額

(百万円)
1株当たり

配当額(円)
基準日 効力発生日 配当の原資
--- --- --- --- --- --- ---
2018年11月1日

取締役会
普通株式 5,361 16.00 2018年9月30日 2018年12月4日 利益剰余金

Ⅱ 当第2四半期連結累計期間(自 2019年4月1日 至 2019年9月30日)

1.配当金支払額

決議 株式の種類 配当金の総額

(百万円)
1株当たり

配当額(円)
基準日 効力発生日 配当の原資
--- --- --- --- --- --- ---
2019年6月21日

定時株主総会
普通株式 5,253 16.00 2019年3月31日 2019年6月24日 利益剰余金

2.基準日が当第2四半期連結累計期間に属する配当のうち、配当の効力発生日が当第2四半期連結会計期間末後となるもの

決議 株式の種類 配当金の総額

(百万円)
1株当たり

配当額(円)
基準日 効力発生日 配当の原資
--- --- --- --- --- --- ---
2019年11月1日

取締役会
普通株式 5,160 16.00 2019年9月30日 2019年12月3日 利益剰余金
(セグメント情報等)

【セグメント情報】

Ⅰ 前第2四半期連結累計期間(自 2018年4月1日 至 2018年9月30日)

報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報

(単位:百万円)
報告セグメント その他

(注)1
合計 調整額

(注)2
四半期連結

損益計算書

計上額

(注)3
セルロース事業 有機合成事業 合成樹脂事業 火工品事業
売上高
外部顧客への

売上高
42,043 45,133 89,570 55,526 232,272 2,969 235,242 235,242
セグメント間

の内部売上高

又は振替高
1,508 10,633 9 12,152 5,564 17,716 △17,716
43,551 55,766 89,579 55,526 244,424 8,534 252,959 △17,716 235,242
セグメント利益 8,575 7,088 11,895 9,821 37,380 219 37,599 △8,083 29,515

(注)1  「その他」の区分は、報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、メンブレン事業および運輸倉庫業等を含んでおります。

2  セグメント利益の調整額△8,083百万円は、各報告セグメントに配分していない全社費用であります。全社費用は、主に報告セグメントに帰属しない提出会社における基礎研究および管理部門等に係る費用であります。

3  セグメント利益は、四半期連結損益計算書の営業利益と調整を行っております。

Ⅱ 当第2四半期連結累計期間(自 2019年4月1日 至 2019年9月30日)

報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報

(単位:百万円)
報告セグメント その他

(注)1
合計 調整額

(注)2
四半期連結

損益計算書

計上額

(注)3
セルロース事業 有機合成事業 合成樹脂事業 火工品事業
売上高
外部顧客への

売上高
37,824 41,070 84,506 42,265 205,666 5,014 210,681 210,681
セグメント間

の内部売上高

又は振替高
1,453 8,192 3 9,650 5,515 15,166 △15,166
39,278 49,263 84,509 42,265 215,317 10,530 225,848 △15,166 210,681
セグメント利益 6,323 5,393 11,699 2,320 25,737 266 26,003 △8,145 17,858

(注)1  「その他」の区分は、報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、メンブレン事業および運輸倉庫業等を含んでおります。

2  セグメント利益の調整額△8,145百万円は、各報告セグメントに配分していない全社費用であります。全社費用は、主に報告セグメントに帰属しない提出会社における基礎研究および管理部門等に係る費用であります。

3  セグメント利益は、四半期連結損益計算書の営業利益と調整を行っております。

(1株当たり情報)

1株当たり四半期純利益および算定上の基礎は、以下のとおりであります。

前第2四半期連結累計期間

(自 2018年4月1日

至 2018年9月30日)
当第2四半期連結累計期間

(自 2019年4月1日

至 2019年9月30日)
--- --- ---
1株当たり四半期純利益 66円23銭 35円96銭
(算定上の基礎)
親会社株主に帰属する四半期純利益

(百万円)
22,394 11,683
普通株主に帰属しない金額(百万円)
普通株式に係る親会社株主に帰属する四半期純利益(百万円) 22,394 11,683
普通株式の期中平均株式数(千株) 338,138 324,950

(注)潜在株式調整後1株当たり四半期純利益については、潜在株式がないため記載しておりません。 

2【その他】

中間配当

2019年11月1日開催の取締役会において、当期中間配当に関し、次のとおり決議いたしました。

(イ)中間配当による配当金の総額‥‥‥‥‥‥‥‥5,160百万円

(ロ)1株当たりの金額‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥16.00円

(ハ)支払請求の効力発生日および支払開始日‥‥‥‥2019年12月3日

(注)2019年9月30日現在の株主名簿に記載または記録された株主に対し、支払いを行います。 

 第2四半期報告書_20191106132945

第二部【提出会社の保証会社等の情報】

該当事項はありません。

Talk to a Data Expert

Have a question? We'll get back to you promptly.