Quarterly Report • Mar 8, 2023
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【表紙】
| 【提出書類】 | 四半期報告書 |
| 【根拠条文】 | 金融商品取引法第24条の4の7第1項 |
| 【提出先】 | 関東財務局長 |
| 【提出日】 | 2023年3月8日 |
| 【四半期会計期間】 | 第21期第3四半期(自2022年10月1日 至2022年12月31日) |
| 【会社名】 | オムニ・プラス・システム・リミテッド (OMNI-PLUS SYSTEM LIMITED) |
| 【代表者の役職氏名】 | 最高経営責任者(Chief Executive Officer) ネオ・プアイ・ケオン(Neo Puay Keong) |
| 【本店の所在の場所】 | シンガポール、339943、ベンデマー・ロードB-セントラル#01-03、994 (994 Bendemeer Road B-Central #01-03 Singapore 339943) |
| 【代理人の氏名又は名称】 | 弁護士 樋 口 航 |
| 【代理人の住所又は所在地】 | 東京都千代田区大手町一丁目1番1号 大手町パークビルディング アンダーソン・毛利・友常法律事務所外国法共同事業 |
| 【電話番号】 | (03) 6775-1000 |
| 【事務連絡者氏名】 | 弁護士 上 石 涼 太 弁護士 松 本 健 |
| 【最寄りの連絡場所】 | 東京都千代田区大手町一丁目1番1号 大手町パークビルディング アンダーソン・毛利・友常法律事務所外国法共同事業 |
| 【電話番号】 | (03) 6775-1000 |
| 【事務連絡者氏名】 | 弁護士 上 石 涼 太 弁護士 松 本 健 |
| 【縦覧に供する場所】 | 株式会社東京証券取引所 東京都中央区日本橋兜町2番1号 |
(注1) 別段の記載がある場合又は文脈上他の意味に解すべき場合を除き、「当社」、「OPS」、「OMNI-PLUS SYSTEM PTE. LTD.」、「Omni-Plus System Pte. Ltd.」、「OMNI-PLUS SYSTEM LIMITED」又は「Omni-Plus Sysmtem Limited」は、オムニ・プラス・システム・リミテッドを指すものとし、当社グループはオムニ・プラス・システム・リミテッド及びその連結子会社を指すものとします。なお、当社は、2021年5月12日付で、商号を「オムニ・プラス・システム・ピーティーイー・リミテッド(OMNI-PLUS SYSTEM PTE. LTD.)」から、「オムニ・プラス・システム・リミテッド(OMNI-PLUS SYSTEM LIMITED)」に変更しております。
(注2) 別段の記載がある場合を除き、本書に記載の「円」は日本の通貨、「シンガポール・ドル」及び「SGD」とは、シンガポール共和国の法定通貨であるシンガポール・ドル、「米ドル」、「USD」及び「US$」はアメリカ合衆国の通貨を指すものとします。
(注3) 本書中の表で計数が四捨五入されている場合、合計は計数の総和と必ずしも一致しないことがあります。
(注4) 本書には、リスク及び不確実性を伴う将来の見通しに関する記述が含まれております。
将来の見通しに関する記述は、「~うる」、「可能性がある」、「予定である」、「意図する」、「~であろう」、「~かもしれない」、「場合がある」、「~と思われる」、「予想する」、「~と考える」、「見積もっている」、「予測する」、「潜在的な」、「計画する」などの表現を使用することがあります。これらの記述は、将来の事由に関する当社の現時点における見解を反映しており、また現時点における仮定に基づいており、リスク及び不確実性を伴います。
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第一部【企業情報】
当四半期会計期間において、当社の属する国・州等における会社制度、当社の定款等に規定する制度、外国為替管理制度及び課税上の取扱いに異動はありませんでした。
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第2【企業の概況】
1【主要な経営指標等の推移】
| 回 次 | 第20期 第3四半期 連結累計期間 |
第21期 第3四半期 連結累計期間 |
第20期 連結会計年度 |
|
| 売上収益 | (千米ドル) | 239,095 | 260,580 | 318,452 |
| 税引前当期(四半期)利益 | (千米ドル) | 15,180 | 14,569 | 19,079 |
| 当期(四半期)利益 | (千米ドル) | 13,199 | 12,037 | 16,652 |
| 当期(四半期)包括利益 | (千米ドル) | 13,262 | 11,577 | 16,674 |
| 純資産額 | (千米ドル) | 59,565 | 66,341 | 59,818 |
| 総資産額 | (千米ドル) | 180,510 | 201,657 | 179,321 |
| 1株当たり純資産額 | (米ドル) | 2.87 | 3.15 | 2.87 |
| 1株当たり当期(四半期)利益 | (米ドル) | 0.64 | 0.57 | 0.80 |
| 自己資本比率 | (%) | 33.0 | 32.9 | 33.4 |
| 営業活動による キャッシュ・フロー |
(千米ドル) | △ 20,704 | 7,371 | △ 14,198 |
| 投資活動による キャッシュ・フロー |
(千米ドル) | △6,732 | △ 977 | △ 7,003 |
| 財務活動による キャッシュ・フロー |
(千米ドル) | 24,812 | 363 | 23,880 |
| 現金及び現金同等物の 期末残高 |
(千米ドル) | 17,942 | 29,482 | 23,212 |
(注)1.シンガポール会社法第50章の規定及びシンガポール財務報告基準に従い連結財務諸表を作成しています。
2.売上収益には、消費税等は含まれていません。
3.潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、潜在株式が存在しないため記載していません。
4.当社は、2021年5月12日付で普通株式1株につき4株の株式分割を行っておりますが、第19期の期首に当該株式分割が行われたと仮定し、1株当たり純資産額及び1株当たり当期(四半期)利益金額を算定しております。
2【事業の内容】
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが営む事業の内容について、重要な変更はありません。
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第3【事業の状況】
1【事業等のリスク】
当第3四半期連結累計期間において、本四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項の発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。
2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
グループ経営成績概要
財政状態計算書
当第3四半期連結会計期間末の資産合計は、前連結会計年度末と比較して22.3百万米ドル増加しました。主に売掛金及びその他の債権の増加13.2百万米ドル、現金及び現金同等物の増加7.0百万米ドル、棚卸資産の増加2.3百万米ドルなどの要因が寄与しましたが、これらの増加は、その他の非流動資産の0.1百万米ドルの減少により一部相殺されています。
売掛金及びその他の債権の増加については、主に2022年3月と比較して2022年12月時点での回収時期の違いによるものです。棚卸資産の増加は、2022年12月に主要な最終顧客からの需要が急激に減速したため、在庫が過剰になったことによるものです。現金及び現金同等物の増加については、主に運転資金への現金支出を2022年3月31日時点と比較して、減少させたことによるものです。また、非流動資産の減少は、主に減価償却によるものです。
負債合計は、前連結会計年度末と比較して、15.8百万米ドル増加しました。この増加は、主に有利子負債の増加7.8百万米ドル、買掛金及びその他の債務の増加5.8百万米ドル、未払税金の増加2.6百万米ドルによるものですが、繰延税金負債の減少0.4百万米ドルにより一部相殺されています。
買掛金及びその他の債務の増加は、売上増加に伴う仕入の増加及び棚卸資産の増加によるものです。有利子負債の増加は、主に当第3四半期末の貿易金融の増加によるものです。
資本合計は、前連結会計年度末の59.8百万米ドルから6.5百万米ドル増加し、66.3百万米ドルとなりました。増加の主な要因は、利益剰余金の増加7.0百万米ドルによるものですが、配当金総額5.1百万米ドルにより相殺されています。
損益計算書
当第3四半期連結累計期間の売上収益は、前年同期比9.0%増の260.6百万米ドルとなりました。増収の要因は、主に高価格戦略によるものです。売上原価は、コスト抑制と売上収益の増加に伴い、12.8百万米ドル(6.0%)増加し、225.9百万米ドルとなりました。売上総利益率は、前年同期の10.8%から上昇し、13.3%となりましたが、これは主にプロダクトミックスによるものです。
売上総利益は、前年同期の25.9百万米ドルに対し、当第3四半期では34.6百万米ドルとなりました。四半期利益は、前年同期の13.2百万米ドルから12.0百万米ドルへ減益となりました。四半期利益の減益の要因は、主に営業費用の増加によるものです。
営業費用(販売費、管理費及びその他の営業費用を含む)は、前年同期の10.9百万米ドルから18.6百万米ドルへと7.7百万米ドル増加(71.3%)しました。この増加は主に、マレーシアリンギットとインドネシアルピアの対米ドル安による為替差損の増加、在庫陳腐化引当金の増加、事務・専門サービス料の増加、配送・物流コストの増加及び人件費の増加によるものです。
金融費用は、2.2百万米ドルとなり、前年同期の1.0百万米ドルから127.9%の増加となりました。この増加は、主にシンガポールにおける銀行金利の上昇によるものです。
その他の収益は、前年同期の0.9百万米ドルから0.3百万米ドル減少(36.5%)し、0.6百万米ドルとなりましたが、この減収は主に、助成金及び債権、受取手数料、為替差益等の減少によるものです。
税金費用は、前年同期の2.0百万米ドルから27.8%増加して、2.5百万米ドルとなりました。これは、主に前年同期には適用されていた、利益実績に対する税制上の優遇措置が適用されないためです。
キャッシュ・フロー計算書
当第3四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物は、前年同期末の17.9百万米ドルから11.6百万米ドル増加し、29.5百万米ドルとなりました。また、定期預金残高は3.9百万米ドルとなりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動による資金は、7.4百万米ドルとなりました。運転資本増減考慮前営業利益は、20.1百万米ドルとなり、12.4百万米ドルの運転資本のマイナス変動と0.3百万米ドルの法人所得税の支払により一部相殺されました。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動による支出は、1.0百万米ドルとなりました。この支出は、主に設備の取得0.5百万米ドルと子会社株式の取得0.3百万米ドルによるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当期における財務活動の結果、0.4百万米ドルの支出となりました。これは主に、銀行借入7.9百万米ドルが、配当金の支払5.1百万米ドル及び利息の支払1.6百万米ドルで一部相殺されたことによるものです。
生産、受注及び販売の実績
当第3四半期連結累計期間において、生産、受注及び販売の実績については、著しい変動は
ありませんでした。
3【経営上の重要な契約等】
当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありませんで
した。
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第4【提出会社の状況】
1【株式等の状況】
(1) 株式の総数等
① 株式の総数
2022年12月31日現在
| 種類 | 発行可能株式総数(株) |
| 普通株式 | - |
| 計 | - |
(注)シンガポール法において、発行可能株式総数はございません。
② 発行済株式
| 種類 | 第3四半期会計期間 末現在発行数(株) (2022年12月31日) |
提出日現在 発行数(株) (2023年3月8日) |
上場金融商品取引所名 又は登録認可金融商品 取引業協会名 |
内容 |
| 普通株式 | 21,057,844 | 21,057,844 | 東京証券取引所 (グロース) |
2021年6月29日上場 |
| 計 | 21,057,844 | 21,057,844 | ― | ― |
(2) 行使価額修正条項付新株予約権付社債券等の行使状況等
該当事項はありません。
(3) 発行済株式総数、資本金等の推移
| 発行済株式総数増減数 (株) |
発行済株式総数残高 (株) |
資本金増減額 (米ドル) |
資本金残高 (米ドル) |
|
| 2021年6月29日 | 880,000 | 20,925,844 | 6,510,341 | 25,020,766 |
| 2021年7月29日 | 132,000 | 21,057,844 | 1,052,782 | 26,073,548 |
(4) 大株主の状況
当四半期会計期間は、第3四半期会計期間であるため、記載事項はありません。
2【役員の状況】
該当事項はありません。
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第5【経理の状況】
本書記載のオムニ・プラス・システム・リミテッド(以下「当社」といいます。)及びその子会社(当社とあわせて以下「当社グループ」といいます。)の、2022年12月31日に終了した第21期第3四半期要約連結財務書類は、シンガポールにおいて一般に公正妥当と認められた国際会計基準(IFRS)に準拠する会計基準(FRS)に基づいて作成され、「四半期財務諸表等の用語、様式及び作成方法に関する規則」(平成19年内閣府令第63号、以下「四半期財務諸表等規則」といいます。) 第85条第1項の規定の適用を受けています。
当該四半期要約連結財務書類は、独立監査法人であるKPMG LLPによる監査又はレビューを受けておりません。
本書記載の当社グループの連結財務書類(原文)は、米ドルで表示されています。「円」で表示されている金額は、四半期財務諸表等規則第88条の規定に基づき、2022年12月30日現在の株式会社三菱UFJ銀行の対顧客電信直物売買相場の中値に基づき1米ドル=132.70円で換算された金額です。これらの換算は、もっぱら読者の便宜のものであり、その金額が上記の相場で実際に日本円に交換された、又は、交換できたであろうというように解するべきものではありません。
日本において一般に公正妥当と認められている企業会計基準、会計処理及び表示方法との主な相違点に関する事項は、「要約連結期中財務諸表の注記事項 21 シンガポールと日本における会計原則及び会計慣行の主要な相違」において説明されています。
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1【四半期財務書類】
| グループ | 単体 | ||||
| 注記 | 当第3四半期 連結会計期間末 |
前連結 会計年度 |
当第3四半期 連結会計期間末 |
前連結 会計年度 |
|
| (2022年12月31日) | (2022年3月31日) | (2022年12月31日) | (2022年3月31日) | ||
| 資産 | |||||
| 有形固定資産 | 5 | 17,690,348 (2,347,509) |
18,798,120 (2,494,511) |
3,852,691 (511,252) |
4,085,156 (542,100) |
| 使用権資産 | 614,907 (81,598) |
154,661 (20,524) |
146,876 (19,490) |
- (-) |
|
| 子会社株式 | - (-) |
- (-) |
16,744,116 (2,221,944) |
13,133,394 (1,742,801) |
|
| ジョイント・ オペレーションへの投資 |
- (-) |
- (-) |
24,223 (3,214) |
24,223 (3,214) |
|
| 関連会社株式 | 1,297,977 (172,242) |
973,274 (129,153) |
1,241,074 (164,691) |
1,047,209 (138,965) |
|
| 無形資産及びのれん | 6 | 4,867,995 (645,983) |
5,230,441 (694,080) |
- (-) |
- (-) |
| その他の債権 | 8 | 413,942 (54,930) |
- (-) |
- (-) |
- (-) |
| 繰延税金資産 | 222,311 (29,501) |
56,781 (7,535) |
- (-) |
- (-) |
|
| 非流動資産 | 25,107,480 (3,331,763) |
25,213,277 (3,345,802) |
22,008,980 (2,920,592) |
18,289,982 (2,427,081) |
|
| 棚卸資産 | 7 | 67,464,008 (8,952,474) |
65,157,932 (8,646,458) |
34,871,192 (4,627,407) |
40,356,134 (5,355,259) |
| 売掛金及びその他の債権 | 8 | 75,726,017 (10,048,842) |
62,562,485 (8,302,042) |
103,233,705 (13,699,113) |
79,209,199 (10,511,061) |
| 現金及び現金同等物 | 9 | 33,359,488 (4,426,804) |
26,387,134 (3,501,573) |
13,286,495 (1,763,118) |
15,712,078 (2,084,993) |
| 流動資産 | 176,549,513 (23,428,120) |
154,107,551 (20,450,072) |
151,391,392 (20,089,638) |
135,277,411 (17,951,312) |
|
| 資産合計 | 201,656,993 (26,759,883) |
179,320,828 (23,795,874) |
173,400,372 (23,010,229) |
153,567,393 (20,378,393) |
|
| 資本 | |||||
| 資本金 | 10 | 26,073,548 (3,459,960) |
26,073,548 (3,459,960) |
26,073,548 (3,459,960) |
26,073,548 (3,459,960) |
| 為替換算調整勘定 | △ 508,639 (△ 67,496) |
△ 48,326 (△ 6,413) |
- (-) |
- (-) |
|
| 利益剰余金 | 40,776,055 (5,410,983) |
33,792,556 (4,484,272) |
38,016,379 (5,044,773) |
31,183,612 (4,138,065) |
|
| 資本合計 | 66,340,964 (8,803,446) |
59,817,778 (7,937,819) |
64,089,927 (8,504,733) |
57,257,160 (7,598,025) |
|
| 負債 | |||||
| その他の債務 | 12 | 99,024 (13,140) |
89,888 (11,928) |
- (-) |
- (-) |
| 長期有利子負債 | 11 | 12,678,777 (1,682,474) |
14,930,561 (1,981,285) |
3,840,309 (509,609) |
5,454,492 (723,811) |
| 繰延税金負債 | 342,214 (45,412) |
712,032 (94,487) |
139,571 (18,521) |
139,571 (18,521) |
|
| 非流動負債 | 13,120,015 (1,741,026) |
15,732,481 (2,087,700) |
3,979,880 (528,130) |
5,594,063 (742,332) |
|
| 買掛金及びその他の債務 | 12 | 48,518,804 (6,438,445) |
42,706,132 (5,667,104) |
38,422,714 (5,098,694) |
38,634,659 (5,126,819) |
| 短期有利子負債 | 11 | 68,397,997 (9,076,414) |
58,360,913 (7,744,493) |
62,171,502 (8,250,158) |
49,839,983 (6,613,766) |
| 未払税金 | 5,279,213 (700,552) |
2,703,524 (358,758) |
4,736,349 (628,514) |
2,241,528 (297,451) |
|
| 流動負債 | 122,196,014 (16,215,411) |
103,770,569 (13,770,355) |
105,330,565 (13,977,366) |
90,716,170 (12,038,036) |
|
| 負債合計 | 135,316,029 (17,956,437) |
119,503,050 (15,858,055) |
109,310,445 (14,505,496) |
96,310,233 (12,780,368) |
|
| 資本及び負債合計 | 201,656,993 (26,759,883) |
179,320,828 (23,795,874) |
173,440,372 (23,015,537) |
153,567,393 (20,378,393) |
|
| 注記 | 前第3四半期連結累計期間 | 当第3四半期連結累計期間 | |||
| (自2021年4月1日 至2021年12月31日) |
(自2022年4月1日 至2022年12月31日) |
||||
| 米ドル | 千円 | 米ドル | 千円 | ||
| 売上収益 | 13 | 239,094,655 | 31,727,861 | 260,580,081 | 34,578,977 |
| 売上原価 | △ 213,178,438 | △ 28,288,779 | △ 225,932,332 | △ 29,981,220 | |
| 売上総利益 | 25,916,217 | 3,439,082 | 34,647,749 | 4,597,756 | |
| その他の収益 | 14 | 901,438 | 119,621 | 572,332 | 75,948 |
| 販売費 | △ 2,931,392 | △ 388,996 | △ 4,893,117 | △ 649,317 | |
| 管理費 | △ 5,846,894 | △ 775,883 | △ 7,674,969 | △ 1,018,468 | |
| その他の営業費用 | 15 | △ 2,084,420 | △ 276,603 | △ 6,036,934 | △ 801,101 |
| 金融費用 | 16 | △ 951,258 | △ 126,232 | △ 2,167,946 | △ 287,686 |
| 持分法による投資損益 | 176,409 | 23,409 | 122,127 | 16,206 | |
| 税引前四半期利益 | 15,180,100 | 2,014,399 | 14,569,242 | 1,933,338 | |
| 税金費用 | △ 1,981,426 | △ 262,935 | △2,531,860 | △ 335,978 | |
| 四半期利益 | 13,198,674 | 1,751,464 | 12,037,382 | 1,597,361 | |
| その他の包括利益 純損益に振り替えられる 可能性がある項目: |
|||||
| 在外営業活動体の 外貨換算差額 |
64,660 | 8,580 | △ 469,025 | △ 62,240 | |
| 投資による外貨換算差額 | △ 973 | △ 129 | 8,712 | 1,156 | |
| その他の包括利益 | 63,687 | 8,451 | △ 460,313 | △ 61,084 | |
| 四半期包括利益 | 13,262,361 | 1,759,915 | 11,577,069 | 1,536,277 | |
| 会社の所有者に帰属する持分 | (単位:米ドル ( ) 千円) | ||||
| 注記 | 資本金 | 為替換算 調整勘定 |
利益剰余金 | 資本合計 | |
| グループ | |||||
| 2021年4月1日残高 | 18,510,425 (2,456,333) |
△ 70,134 (△9,307) |
21,470,421 (2,849,125) |
39,910,712 (5,296,151) |
|
| 四半期包括利益合計 | |||||
| 四半期利益 | - (-) |
- (-) |
13,198,674 (1,751,464) |
13,198,674 (1,751,464) |
|
| その他の包括利益 | |||||
| 外貨換算差額 | - (-) |
63,687 (8,451) |
- (-) |
63,687 (8,451) |
|
| その他の包括利益 合計 |
- (-) |
63,687 (8,451) |
- (-) |
63,687 (8,451) |
|
| 四半期包括利益合計 | - (-) |
63,687 (8,451) |
13,198,674 (1,751,464) |
13,262,361 (1,759,915) |
|
| 資本に直接認識される 所有者との取引額 |
|||||
| 所有者による拠出及び 所有者への分配 |
|||||
| 株式資本 | 10 | 8,773,190 (1,164,202) |
- (-) |
- (-) |
8,773,190 (1,164,202) |
| 資本から控除される 新規株式公開費用 |
10 | △ 1,210,067 (△ 160,576) |
- (-) |
- (-) |
△ 1,210,067 (△ 160,576) |
| 配当金 | 10 | - (-) |
- (-) |
△ 1,171,600 (△ 155,471) |
△ 1,171,600 (△ 155,471) |
| 所有者による拠出及び 所有者への分配額合計 |
7,563,123 (1,003,626) |
- (-) |
△ 1,171,600 (△ 155,471) |
6,391,523 (848,155) |
|
| 2021年12月31日残高 | 26,073,548 (3,459,960) |
△ 6,447 (△ 856) |
33,497,495 (4,445,118) |
59,564,596 (7,904,222) |
|
| 会社の所有者に帰属する持分 | (単位:米ドル ( ) 千円) | ||||
| 注記 | 資本金 | 為替換算 調整勘定 |
利益剰余金 | 資本合計 | |
| グループ | |||||
| 2022年4月1日残高 | 26,073,548 (3,459,960) |
△ 48,326 (△ 6,413) |
33,792,556 (4,484,272) |
59,817,778 (7,937,819) |
|
| 四半期包括利益合計 | |||||
| 四半期利益 | - (-) |
- (-) |
12,037,382 (1,597,361) |
12,037,382 (1,597,361) |
|
| その他の包括利益 | |||||
| 外貨換算差額 | - (-) |
△ 460,313 (△ 61,084) |
- (-) |
△ 460,313 (△ 61,084) |
|
| その他の包括利益 合計 |
- (-) |
△ 460,313 (△ 61,084) |
- (-) |
△ 460,313 (△ 61,084) |
|
| 四半期包括利益合計 | - (-) |
△ 460,313 (△ 61,084) |
12,037,382 (1,597,361) |
11,577,069 (1,536,277) |
|
| 資本に直接認識される 所有者との取引額 |
|||||
| 所有者による拠出及び 所有者への分配 |
|||||
| 配当金 | 10 | - (-) |
- (-) |
△ 5,053,883 (△ 670,650) |
△ 5,053,883 (△ 670,650) |
| 所有者による拠出及び 所有者への分配額合計 |
- (-) |
- (-) |
△ 5,053,883 (△ 670,650) |
△ 5,053,883 (△ 670,650) |
|
| 2022年12月31日残高 | 26,073,548 (3,459,960) |
△ 508,639 (△ 67,496) |
40,766,055 (5,410,982) |
66,340,964 (8,803,446) |
|
要約四半期連結キャッシュ・フロー計算書
2022年12月31日及び2021年12月31日 終了四半期
| 注記 | 前第3四半期連結累計期間 | 当第3四半期連結累計期間 | |||
| (自2021年4月1日 至2021年12月31日) |
(自2022年4月1日 至2022年12月31日) |
||||
| 米ドル | 千円 | 米ドル | 千円 | ||
| 税引前利益 | 15,180,100 | 2,014,399 | 14,569,242 | 1,933,338 | |
| 調整: | |||||
| 棚卸資産陳腐化引当金 純額 |
15 | 72,628 | 9,638 | 2,178,937 | 289,145 |
| 無形資産償却費 | 6 | 362,446 | 48,097 | 362,446 | 48,097 |
| 棚卸資産の除却 純額 | 7 | 7,429 | 986 | 18,581 | 2,466 |
| 有形固定資産の除却 | 571 | 76 | 3,932 | 522 | |
| 有形固定資産償却費 | 918,995 | 121,951 | 923,306 | 122,523 | |
| 使用権資産償却費 | 183,384 | 24,335 | 150,440 | 19,963 | |
| 有形固定資産売却益 | - | - | △ 3,755 | △ 498 | |
| 貸倒引当金減損損失 戻入額 純額 |
141,382 | 18,761 | - | - | |
| 貸倒引当金戻入額 | - | - | △ 77,019 | △ 10,220 | |
| 関連会社の損益 | △ 176,409 | △ 23,409 | △ 122,127 | △ 16,206 | |
| 受取利息 | 14 | △ 22,324 | △ 2,962 | △ 27,979 | △ 3,713 |
| 支払利息 | 16 | 951,258 | 126,232 | 2,167,946 | 287,686 |
| 未実現為替差益 | △ 71,093 | △ 9,434 | △ 15,175 | △ 2,014 | |
| 運転資本の増減考慮前 営業利益 |
17,548,367 | 2,328,668 | 20,128,774 | 2,671,088 | |
| 運転資本の変動: | |||||
| 棚卸資産 | △ 29,551,275 | △ 3,921,454 | △ 3,151,549 | △ 418,211 | |
| 売掛金及びその他の債権 | △ 10,950,037 | △ 1,453,070 | △ 10,673,295 | △ 1,416,346 | |
| 買掛金及びその他の債務 | 3,588,122 | 476,144 | 1,410,920 | 187,229 | |
| 営業活動による増減額 | △ 19,364,823 | △ 2,569,712 | 7,714,850 | 1,023,761 | |
| 法人所得税の支払額 | △ 1,339,387 | △ 177,737 | △ 343,582 | △ 45,593 | |
| 営業活動による キャッシュ・フロー |
△ 20,704,210 | △ 2,747,449 | 7,371,268 | 978,167 | |
| 投資活動による キャッシュ・フロー |
|||||
| 利息の受取額 | 22,324 | 2,962 | 27,979 | 3,713 | |
| 有形固定資産の売却 による収入 |
- | - | 3,755 | 498 | |
| 有形固定資産の取得 による支出 |
△ 6,754,505 | △ 896,323 | △ 477,553 | △ 63,371 | |
| 関連会社に対する投資 の増加 |
- | - | △ 193,864 | △ 25,726 | |
| 子会社取得 (取得現金控除後) |
- | - | △ 337,065 | △ 44,729 | |
| 投資活動による キャッシュ・フロー |
△ 6,732,181 | △ 893,360 | △ 976,748 | △ 129,614 | |
| 財務活動による キャッシュ・フロー |
|||||
| 株式の発行による収入 | 8,773,190 | 1,164,202 | - | - | |
| 株式の発行による支出 | △ 1,210,067 | △ 160,576 | - | - | |
| 担保に供されている 定期預金の増減額 |
△ 154,760 | △ 20,537 | △ 703,097 | △ 93,301 | |
| 取締役に対する報酬額の 減少 |
- | - | 7,145 | 948 | |
| 有利子負債による収入 | 152,271,029 | 20,206,366 | 157,608,502 | 20,914,648 | |
| 有利子負債の返済 | △ 132,651,012 | △ 17,602,789 | △ 149,725,686 | △ 19,868,599 | |
| リース負債の返済 | △ 208,326 | △ 27,645 | △ 143,185 | △ 19,001 | |
| 配当金の支払額 | △ 1,171,600 | △ 155,471 | △ 5,053,883 | △ 670,650 | |
| 利息の支払額 | △ 836,010 | △ 110,939 | △ 1,626,374 | △ 215,820 | |
| 財務活動による キャッシュ・フロー |
24,812,444 | 3,292,611 | 363,422 | 48,226 | |
| 現金及び現金同等物の 増減額 |
△ 2,623,947 | △ 348,198 | 6,757,942 | 896,779 | |
| 現金及び現金同等物の 期首残高 |
20,511,234 | 2,721,841 | 23,212,346 | 3,080,278 | |
| 現金及び現金同等物に係る 換算差額 |
54,531 | 7,236 | △ 488,685 | △ 64,848 | |
| 現金及び現金同等物の 四半期末残高 |
9 | 17,941,818 | 2,380,879 | 29,481,603 | 3,912,209 |
0105030_8243347502303.htm
2【その他】
該当事項はありません。
0106010_8243347502303.htm
米ドルと円の為替相場は、日本国内において時事に関する事項を掲載する2紙以上の日刊新聞紙に当該四半期会計期間中において掲載されているため省略します。
0201010_8243347502303.htm
第二部 【提出会社の保証会社等の情報】
第1【保証会社情報】
該当事項はありません。
第2【保証会社以外の会社の情報】
該当事項はありません。
第3【指数等の情報】
該当事項はありません。
0105020_b_8243347502303.htm
要約連結期中財務諸表の注記事項
1 所在地及び活動
オムニ・プラス・システム・リミテッド(「当社」)は、シンガポールで設立された会社です。2022年12月31日現在、及び同日終了四半期の本要約連結期中財務諸表(「期中財務情報」)は、当社及びその子会社(総称して「当社グループ」)から構成されています。
当社グループの主たる事業は、樹脂、半導体チップ、その他関連製品の国内及び海外の顧客に向けた販売です。
2 作成の基礎
本期中財務情報は、シンガポールの財務報告基準(「FRS」)第34号「期中財務報告」に準拠して作成されており、当社グループの2022年3月31日現在並びに同日終了事業年度の直近の要約年次財務諸表(「直近の年次財務諸表」)と併せてお読みください。本期中財務情報には、FRSに基づく完全な一組の財務諸表の全てが含まれているわけではありませんが、直近の年次財務諸表以降に発生した事象や取引で、当社グループの財政状態や業績の変動を理解するにあたり重要なものについては、その詳細を記した注記が含まれています。
3 見積り及び判断の利用
本期中財務情報の作成において経営者は、会計方針の選定や、資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を与える判断や見積りを行っています。実際の結果はこれらの見積りとは異なる場合があります。
当社グループの会計方針の選定に係る重要な判断、及び見積りの不確実性をもたらす主な要因は、直近の年次財務諸表に記載された内容と同一であります。
公正価値の測定
当社グループの会計方針及び開示の多くは、金融及び非金融の資産と負債のいずれについても公正価値による測定が求められます。
当社の経営者は、レベル3公正価値を含め、全ての重要な公正価値測定について全面的な責任を負います。
経営者は、重要な観察不能なインプット及び評価調整について定期的な見直しを行っています。ブローカーの公表価格や価格提供サービスといった第三者からの情報を公正価格測定に利用する場合は、経営者は、当該評価がFRSの要件を満たすという結論を裏付けるために、第三者から入手した証拠を評価し、文書化しています。これには、当該評価がどのレベルの公正価格ヒエラルキーに分類されるべきかが含まれています。
資産又は負債の公正価値を測定するにあたり、当社グループは可能な限り観察可能な市場の
データを利用します。公正価値は、評価技法に採用されるインプットに基づいた公正価値
ヒエラルキーの異なるレベルに分類されます。
| ・ レベル1 | 同一の資産又は負債に関する活発な市場における(無調整の)公表価格 |
| ・ レベル2 | レベル1における公表価格以外で、資産又は負債に関して、直接的(すなわち価格)若しくは間接的(すなわち価格から算出される金額)に観察可能なインプット |
| ・ レベル3 | 観察可能な市場データに基づかない資産又は負債のインプット (観察不能なインプット) |
ある一つの資産又は負債の公正価値評価の測定に利用されるインプットが、公正価値ヒエラルキーの異なるレベルに該当する場合には、公正価値の測定は、測定全体に対して重要な最も低いレベルのインプットと同じレベルの公正価値ヒエラルキーに分類されます(最下位はレベル3)。
当社グループは、公正価値ヒエラルキーのレベル間での移動について、その変異が生じた報告期間の末日において、これを認識します。
4 重要な会計方針の変更
本期中財務諸表作成において適用された会計方針は、2022年3月31日終了事業年度の当社グループ年次財務諸表において適用され、記載された会計方針と同一であります。
FRS基準書の適用、並びに2022年4月1日から始まる年度に効力のあるFRS基準書の修正及び解釈指針が、当社グループの期中財務諸表に与える影響はありません。
4.1 1株当たり四半期利益
当社グループは、その普通株式について基本的1株当たり四半期利益及び希薄化後1株当たり四半期利益を開示しております。基本的1株当たり四半期利益及び希薄化後1株当たり四半期利益は、当社の普通株主に帰属する損益を、保有自社株式調整後の期中発行済普通株式の加重平均普通株式数で除して算定します。
5 有形固定資産
取得及び売却
2022年12月31日に終了した四半期において、当社グループは取得価格477,553米ドル
(2022年3月31日:7,030,761米ドル)の資産を取得しました。
担保に差入れている資産
当社グループの帳簿価額13,413,631米ドル(2022年3月31日:14,127,869米ドル)の建物及び賃借不動産は、当社グループの銀行借入の担保として金融機関に差入れられています。
6 無形資産及びのれん
| のれん | 顧客関連 資産 |
合計 | |
| US$ | US$ | US$ | |
| グループ | |||
| 取得価額 | |||
| 2021年4月1日現在 | 2,023,790 | 4,832,609 | 6,856,399 |
| 2022年3月31日現在 | 2,023,790 | 4,832,609 | 6,856,399 |
| 2022年4月1日現在 | 2,023,790 | 4,832,609 | 6,856,399 |
| 2022年12月31日現在 | 2,023,790 | 4,832,609 | 6,856,399 |
| 償却累計額 | |||
| 2021年4月1日現在 | – | 1,142,697 | 1,142,697 |
| 償却費 | – | 483,261 | 483,261 |
| 2022年3月31日現在 | – | 1,625,958 | 1,625,958 |
| 2022年4月1日現在 | – | 1,625,958 | 1,625,958 |
| 償却費 | – | 362,446 | 362,446 |
| 2022年12月31日現在 | – | 1,988,404 | 1,988,404 |
| 帳簿価額 | |||
| 2021年4月1日現在 | 2,023,790 | 3,689,912 | 5,713,702 |
| 2022年3月31日現在 | 2,023,790 | 3,206,651 | 5,230,441 |
| 2022年12月31日現在 | 2,023,790 | 2,844,205 | 4,867,995 |
償却費
その他の無形資産償却費は「その他の営業費用」に含まれています。
7 棚卸資産
| グループ | 単体 | |||
| 2022年 12月31日 |
2022年 3月31日 |
2022年 12月31日 |
2022年 3月31日 |
|
| US$ | US$ | US$ | US$ | |
| 原材料 | 5,220,575 | 3,888,504 | – | – |
| 仕掛品 | 138,047 | 307,179 | – | – |
| 完成品 | 65,764,776 | 62,387,722 | 37,449,219 | 41,345,424 |
| 71,123,398 | 66,583,405 | 37,449,219 | 41,345,424 | |
| 控除:棚卸資産陳腐化引当金 | ||||
| 繰越残高 | △ 1,425,473 | △ 1,171,803 | △ 989,290 | △ 666,411 |
| 期中の引当金繰入 | △ 2,183,101 | △ 428,695 | △ 1,588,737 | △ 322,879 |
| 引当金戻入 | 4,164 | 172,975 | – | – |
| 子会社の取得 | △ 71,004 | – | – | – |
| 換算差額 | 16,024 | 2,050 | – | – |
| 繰越残高 | △ 3,659,390 | △ 1,425,473 | △ 2,578,027 | △989,290 |
| 67,464,008 | 65,157,932 | 34,871,192 | 40,356,134 | |
2022年12月31日に終了した四半期において、223,334,449米ドル(2022年3月31日:281,696,229米ドル)の棚卸資産がその期間中の費用として認識され、売上原価に含めて計上されています。
棚卸資産陳腐化により、2,183,101米ドル(2022年3月31日:428,695米ドル)の引当金を
当第3四半期累計期間中にその他の営業費用として認識しておりますが、棚卸資産売却
に伴い、4,164米ドル(2022年3月31日:172,975米ドル)の当該引当金を取り崩しています。
8 売掛金及びその他の債権
| グループ | 単体 | |||
| 2022年 12月31日 |
2022年 3月31日 |
2022年 12月31日 |
2022年 3月31日 |
|
| US$ | US$ | US$ | US$ | |
| 売掛金 | ||||
| – 第三者 | 71,052,754 | 57,314,116 | 46,641,302 | 38,449,394 |
| – 関連当事者 | 405,145 | 379,958 | 52,479,166 | 37,312,274 |
| 71,457,899 | 57,694,074 | 99,120,468 | 75,761,668 | |
| 控除:貸倒引当金 | △ 193,055 | △ 386,382 | – | – |
| 71,264,844 | 57,307,692 | 99,120,468 | 75,761,668 | |
| その他の債権 | 2,207,768 | 2,060,447 | 1,273,489 | 162,755 |
| 子会社に対する債権 | – | – | 794,096 | 1,808,825 |
| 関連当事者からの借入金 | 22 | – | 22 | – |
| ジョイント・オペレーションに対する債権 | 501,775 | 505,054 | 822,582 | 827,957 |
| 預け金 | 139,217 | 108,104 | 23,284 | 2,575 |
| 74,113,626 | 59,981,297 | 102,033,941 | 78,563,780 | |
| 未収税金 | 2,057 | 2,057 | 2,057 | 2,057 |
| 前払金 | 437,909 | 448,001 | 169,222 | 148,439 |
| 前受金 | 1,586,367 | 2,131,130 | 1,028,485 | 494,923 |
| 76,139,959 | 62,562,485 | 103,233,705 | 79,209,199 | |
| グループ | 単体 | |||
| 2022年 12月31日 |
2022年 3月31日 |
2022年 12月31日 |
2022年 3月31日 |
|
| US$ | US$ | US$ | US$ | |
| 売掛金及びその他の債権 | ||||
| -非流動 | 413,942 | – | – | – |
| -流動 | 75,726,017 | 62,562,485 | 103,233,705 | 79,209,199 |
| 76,139,959 | 62,562,485 | 103,233,705 | 79,209,199 | |
子会社、ジョイント・オペレーション及び関連当事者からの金額(非取引)
子会社、ジョイント・オペレーション及び関連当事者の残高は非担保であり、無利息かついつでも払い戻し可能です。
9 現金及び現金同等物
| グループ | 単体 | |||
| 2022年 12月31日 |
2022年 3月31日 |
2022年 12月31日 |
2022年 3月31日 |
|
| US$ | US$ | US$ | US$ | |
| 手元現金 | 3,956 | 4,549 | – | – |
| 銀行預金 | 29,216,495 | 22,802,189 | 10,036,231 | 12,898,494 |
| 定期預金 | 4,139,037 | 3,580,396 | 3,250,264 | 2,813,584 |
| 財政状態計算書における 現金及び現金同等物 |
33,359,488 | 26,387,134 | 13,286,495 | 15,712,078 |
| (担保提供)定期預金 | △ 3,877,885 | △ 3,174,788 | △ 3,081,908 | △ 2,485,998 |
| キャッシュ・フロー計算書に おける現金及び現金同等物 | 29,481,603 | 23,212,346 | 10,204,587 | 13,226,080 |
定期預金は年利0.25%から5.01%(2022年3月31日:0.03%から1.80%)の利息を稼得し、金融機関に担保として利用されています(注記11)。
定期預金の満期は3か月から12か月(2022年3月31日:3か月から12か月)です。
10 資本及び未処分利益
株式資本
| グループ及び単体 | ||||
| 2022年12月31日現在 | 2022年3月31日現在 | |||
| 株式数 | US$ | 株式数 | US$ | |
| 全額払込済み 無額面普通株式: |
||||
| 2022年4月1日現在及び 2021年4月1日現在 |
21,057,844 | 26,073,548 | 5,011,461 | 18,510,425 |
| 株式分割 | – | – | 15,034,383 | – |
| 普通株式発行 | – | – | 1,012,000 | 8,773,190 |
| 21,057,844 | 26,073,548 | 21,057,844 | 27,283,615 | |
| 資本から控除される 新規株式公開取引費用 |
– | – | – | △ 1,210,067 |
| 2022年12月31日現在及び2022年3月31日現在 | 21,057,844 | 26,073,548 | 21,057,844 | 26,073,548 |
全ての株式は、当社の残余財産に関して同一順位となっています。発行済株式は全て無額面で、全額払込み済みです。
普通株式
普通株式の保有者は、随時宣言される配当を受取る権利があり、また株主総会において一株当たり一票の議決権を有しています。
2021年5月12日開催の臨時株主総会において決議されたとおり、当社の既存普通株式1株につき4株の割合をもって株式分割されました(「株式分割」)。
当社は2021年6月24日付で、東京証券取引所マザーズ外国株における新規株式公開に準じて、株式数880,000株の普通株式を、1株当たり発行価格960円(約8.67米ドル相当)、金銭対価844,800,000円(約7,628,861米ドル相当)にて新規発行し、割当により全額払込資本金の増資を実施しました。
当社は、2021年7月29日に、普通株式1株当たり960円(約8.67米ドル相当)で、現金対価 126,720,000円(約1,144,329米ドル相当)の普通株式132,000株を割当発行し、発行済株式総数を増加させました。
普通株式の新規発行に直接起因する費用増加分として、1,210,067米ドルが資本からの控除として認識されています。
為替換算調整勘定
為替勘定調整勘定は、外国事業の財務諸表の換算から生じる外貨通貨の全ての差異とともに外国事業に対する純投資のヘッジから生じる外貨差額の有効部分から構成されます。
配当
普通株式の配当金は、それが宣言された期間に負債として認識されます。
当社が実施しました、非課税(ワン・ティア)の配当金は以下のとおりです。
| グループ及び単体 | |||
| 第3四半期累計期間 | |||
| 2022年 12月31日 |
2021年 12月31日 |
||
| US$ | US$ | ||
| 当社が株主に対して宣言している事項 | |||
| 第1回中間配当(ワン・ティア):適格普通株式 1株当たり0.0900米ドル(2021年:0.0556米ドル) |
1,895,206 | 1,171,600 | |
| 第2回中間配当(ワン・ティア):適格普通株式 1株当たり0.01500米ドル(2021年:0米ドル) |
3,158,677 | – | |
| 5,053,883 | 1,171,600 | ||
| 各報告日以降に、以下の免除配当(ワン・ティア)が取締役により提案されましたが、配当は実施されませんでした。 | |||
| 第1回配当(ワン・ティア):適格普通株式 1 株 当たり0米ドル(2022 年に関しては 0.15 米ドル) |
– | 3,158,677 | |
11 長期有利子負債
| グループ | 単体 | |||
| 2022年 12月31日 |
2022年 3月31日 |
2022年 12月31日 |
2022年 3月31日 |
|
| US$ | US$ | US$ | US$ | |
| 非流動負債 | ||||
| 担保付銀行借入金 | 12,282,567 | 14,895,598 | 3,757,584 | 5,454,492 |
| リース負債 | 396,210 | 34,963 | 82,725 | – |
| 12,678,777 | 14,930,561 | 3,840,309 | 5,454,492 | |
| 流動負債 | ||||
| 担保付銀行借入金 | 2,985,545 | 2,991,377 | 2,340,984 | 2,388,950 |
| リース負債 | 221,440 | 115,753 | 64,206 | – |
| 輸入担保荷物保管証及び 支払手形 |
65,191,012 | 55,253,783 | 59,766,312 | 47,451,033 |
| 68,397,997 | 58,360,913 | 62,171,502 | 49,839,983 | |
| 負債合計 | 81,076,774 | 73,291,474 | 66,011,811 | 55,294,475 |
約定及び借入返済スケジュール
残存期間のある借入金の契約条件は以下のとおりです。
| 2022年12月31日 | 2022年3月31日 | ||||||
| 通貨 | 名目金利 | 満期 | 額面 | 帳簿価額 | 額面 | 帳簿価額 | |
| % | 年 | US$ | US$ | US$ | US$ | ||
| グループ | |||||||
| 担保付銀行借入金 | SGD | 2.00 to 5.75 | 2023–2026 | 5,970,427 | 5,970,427 | 7,665,576 | 7,665,577 |
| 担保付銀行借入金 | USD | 3.22 | 2025 | 588,138 | 588,138 | 770,028 | 770,028 |
| 担保付銀行借入金 | MYR | 2.99 to 3.40 | 2027–2038 | 8,709,549 | 8,709,549 | 9,451,370 | 9,451,370 |
| リース負債 | MYR | 3.55 to 5.02 | 2020–2025 | 43,133 | 42,440 | 56,908 | 55,668 |
| リース負債 | PHP | 7.01 | 2023 | 395,650 | 412,490 | 104,043 | 63,665 |
| リース負債 | VND | 6 | 2024 | 9,194 | 8,685 | 13,374 | 12,360 |
| リース負債 | CNY | 1.32 | 2023 | 8,324 | 7,104 | 19,384 | 19,022 |
| リース負債 | SGD | 5.25 | 2023-2025 | 147,778 | 146,931 | – | – |
| 輸入担保荷物保管証及び支払手形 | USD | 2.78 to 5.63 | 2022–2023 | 63,629,220 | 63,629,220 | 54,539,415 | 54,539,415 |
| 輸入担保荷物保管証及び支払手形 | MYR | 3.52 to 4.83 | 2023 | 67,164 | 67,164 | 101,813 | 101,813 |
| 輸入担保荷物保管証及び支払手形 | EUR | 4.15 to 4.45 | 2023 | 847,674 | 847,674 | 193,271 | 193,271 |
| 輸入担保荷物保管証及び支払手形 | CNY | 5.205 | 2023 | 646,951 | 646,952 | 419,282 | 419,282 |
| 有利子負債合計 | 81,063,202 | 81,076,774 | 73,334,464 | 73,291,471 | |||
| 単体 | |||||||
| 担保付銀行借入金 | SGD | 2.00 to 5.75 | 2023–2026 | 5,510,432 | 5,510,432 | 7,073,413 | 7,073,413 |
| 担保付銀行借入金 | USD | 3.22 | 2025 | 588,138 | 588,138 | 770,028 | 770,028 |
| リース負債 | SGD | 5.25 | 2023-2025 | 146,931 | 146,931 | – | – |
| 輸入担保荷物保管証及び支払手形 | USD | 1.94 to 4.081 | 2023 | 59,766,310 | 59,766,310 | 47,451,034 | 47,451,034 |
| 有利子負債合計 | 66,011,811 | 66,011,811 | 55,294,475 | 55,294,475 | |||
当社グループの有担保銀行借入には、帳簿価額13,413,631米ドル(2022年3月31日:14,127,869米ドル)の建物及び賃借不動産が担保に差し入れられております。
輸入担保荷物保管証及び支払手形には、年間利率0.25%から5.01%(2022年3月31日:0.07%から1.75%)の定期預金が担保に差入れられております。
12 買掛金及びその他の債務
| グループ | 単体 | |||
| 2022年 12月31日 |
2022年 3月31日 |
2022年 12月31日 |
2022年 3月31日 |
|
| US$ | US$ | US$ | US$ | |
| 買掛金 | ||||
| - 第三者 | 30,294,798 | 32,227,055 | 20,482,079 | 24,221,229 |
| - 関連当事者 | 5,987,513 | 3,749,019 | 6,996,830 | 8,426,306 |
| 36,282,311 | 35,976,074 | 27,478,909 | 32,647,535 | |
| その他の債務 | 770,092 | 512,702 | 497,906 | 290,504 |
| 支払利息 | 541,572 | 223,650 | 505,823 | 129,007 |
| 未払費用 | 10,840,846 | 5,900,587 | 9,757,069 | 5,384,606 |
| 条件付き対価 | 183,007 | 183,007 | 183,007 | 183,007 |
| 48,617,828 | 42,796,020 | 38,422,714 | 38,634,659 | |
| 買掛金及びその他の債務 | ||||
| - 非流動 | 99,024 | 89,888 | – | – |
| - 流動 | 48,518,804 | 42,706,132 | 38,422,714 | 38,634,659 |
| 48,617,828 | 42,796,020 | 38,422,714 | 38,634,659 | |
13 収益
当社グループの業務及び主たる収益の源泉は直近の年次財務諸表に記載の通りです。当社グループの収益は、顧客との契約から生じております。
以下の表は、重要な支払条件を含む顧客との契約上の履行義務の内容及び完了のタイミング、並びに関連する収益認識の方針に関する情報です。
| 財及びサービスの性質 | 当社グループは樹脂、半導体チップ及びその他関連付属品を 販売しています。 |
| 収益が認識される時点 | 当社は約束した財が顧客に移転した時点で収益を認識します。 |
| 重要な支払条件 | 支払期限は通常、配送後30日から90日です。 |
顧客との契約による収益は、主要な地域別市場によって以下のとおり分類されます。
| グループ | ||
| 第3四半期累計期間 | ||
| 自 2022年4月1日 至 2022年12月31日 |
自 2021年4月1日 至 2021年12月31日 |
|
| US$ | US$ | |
| 主な地域別市場 | ||
| ASEAN | 221,867,098 | 226,501,569 |
| その他 | 38,712,983 | 12,593,086 |
| 260,580,081 | 239,094,655 | |
14 その他の収益
| グループ | ||
| 第3四半期累計期間 | ||
| 自 2022年4月1日 至 2022年12月31日 |
自 2021年4月1日 至 2021年12月31日 |
|
| US$ | US$ | |
| 為替差益(純額) | – | 101,534 |
| 受取利息 | 27,979 | 22,324 |
| コミッション収入 | 144,113 | 195,959 |
| 政府補助金及び税控除 | 123,210 | 407,562 |
| 廃棄手数料収入 | 54,988 | 41,774 |
| 貸倒引当金戻入額 | 77,018 | – |
| その他の収益 | 145,024 | 132,285 |
| 572,332 | 901,438 | |
15 その他の営業費用
| グループ | ||
| 第3四半期累計期間 | ||
| 自 2022年4月1日 至 2022年12月31日 |
自 2021年4月1日 至 2021年12月31日 |
|
| US$ | US$ | |
| 為替差損(純額) | 1,556,535 | – |
| 陳腐化した棚卸資産に対する引当金(純額) | 2,178,937 | 72,628 |
| 棚卸資産評価損(純額) | 18,581 | 7,426 |
| 有形固定資産評価損 | 3,932 | 571 |
| 修理・保守 | 326,511 | 333,485 |
| 倉庫費用 | 1,040,607 | 766,908 |
| その他の営業費用 | 911,831 | 903,402 |
| 6,036,934 | 2,084,420 | |
16 金融費用
| グループ | ||
| 第3四半期累計期間 | ||
| 自 2022年4月1日 至 2022年12月31日 |
自 2021年4月1日 至 2021年12月31日 |
|
| US$ | US$ | |
| リース負債利息 | 5,697 | 13,817 |
| 担保付タームローン利息 | 393,686 | 323,487 |
| 輸入担保荷物保管証利息 | 1,768,563 | 613,954 |
| 2,167,946 | 951,258 | |
17 1株当たり四半期利益
基本的1株当たり四半期利益及び希薄化後1株当たり四半期利益は、普通株主に帰属する
四半期利益を普通株式の加重平均株式数で除して算定します。
普通株主に帰属する四半期利益
| グループ | ||
| 第3四半期累計期間 | ||
| 自 2022年4月1日 至 2022年12月31日 |
自 2021年4月1日 至 2021年12月31日 |
|
| US$ | US$ | |
| 当社の所有者に帰属する四半期利益 | 12,037,382 | 13,198,674 |
| 普通株式の加重平均株式数 | 21,057,844 | 20,731,924 |
1株当たり四半期利益
| - 基本的1株当たり四半期利益(米ドル) | 0.572 | 0.637 |
| - 希薄化後1株当たり四半期利益(米ドル) | 0.572 | 0.637 |
当四半期及び前年同四半期において、当グループには希薄化効果を有する潜在的普通株式は、
存在しておりません。
18 関係当事者との取引
主要な経営陣との取引
主要な経営陣の報酬
| グループ | ||
| 第3四半期累計期間 | ||
| 自 2022年4月1日 至 2022年12月31日 |
自 2021年4月1日 至 2021年12月31日 |
|
| US$ | US$ | |
| 短期従業員給付 | 676,761 | 612,180 |
| 退職後給付(CPF含む) | 53,198 | 42,492 |
| 729,959 | 654,672 | |
その他の関連当事者との取引
本財務諸表に別途開示されている関連当事者の情報に加え、当会計期間中に相互に合意した条件で関連当事者と行った重要な取引は以下のとおりです。
| グループ | ||
| 第3四半期累計期間 | ||
| 自 2022年4月1日 至 2022年12月31日 |
自 2021年4月1日 至 2021年12月31日 |
|
| US$ | US$ | |
| 関連当事者に対する売上 | 336,886 | 340,500 |
| 関連会社に対する売上 | 5,821,545 | 6,644,377 |
| 関連当事者からの仕入 | △ 20,111,777 | △ 12,018,437 |
| 関連会社からの仕入 | △ 5,416,607 | △ 4,800,670 |
| 関連当事者からのサービス費用 | △ 217,885 | △ 211,024 |
| 関連当事者に対するサービス費用 | 18,180 | – |
| 関連当事者からのレンタル費用 | △ 32,422 | △ 33,461 |
| 関係会社に対する施設使用料 | 29,289 | 31,001 |
| 子会社の取得 | 4,431,626 | – |
| 関係会社に対する管理費 | 29,933 | 18,889 |
19 金融商品 - リスク管理
金融リスク管理
信用リスク
当社グループの信用リスクに対するエクスポージャーは、主に個々の顧客の特性に影響されます。ただし経営者は、顧客が業務を行っている業界や国の債務不履行リスクを含めた当社グループの顧客基盤の統計的データも、それらが信用リスクに影響を及ぼす可能性があるとして考慮しています。
当社グループは、売掛金の信用リスクに対するエクスポージャーを制限するため、法人顧客に対する支払期間を最大1か月及び3か月としています。
当社グループの58%以上(2022年3月31日:49%)の顧客が当社グループと3年以上にわたり取引をしており、報告日現在、これらの顧客に対する売掛金残高が貸倒れ又は信用減損に該当することとなった事例はありません。顧客の信用リスクの監視にあたっては、個人か法人の別、卸売業者、小売業者、又は最終顧客の別、地理的な所在地、業界、当社グループとの取引履歴、これまでの回収状況、支払期日、過去の財政的困難の有無を含め、信用特性に応じて顧客をグループ分けします。
2022年12月31日現在、当社グループの顧客で上位3社のマレーシア所在企業に対する売掛金の帳簿価額は8,764,455米ドル(2022年3月31日:8,259,821米ドル)です。
以下の表は、2022年12月31日及び2022年3月31日現在の、個々の顧客に対する売掛金の信用リスクエクスポージャー及びECLに関する情報です。
| グループ | |||
| 帳簿価額総額 | 貸倒引当金 | 信用減損 | |
| US$ | US$ | ||
| 2022年12月31日 | |||
| 期日経過前 | 46,842,941 | – | 無 |
| 1 – 30日経過 | 19,756,485 | – | 無 |
| 31 – 60日経過 | 3,529,610 | – | 無 |
| 61 – 90日経過 | 642,015 | – | 無 |
| 90日超経過 | 686,848 | 193,055 | 有 |
| 71,457,899 | 193,055 | ||
| 2022年3月31日 | |||
| 期日経過前 | 51,071,730 | – | 無 |
| 1 – 30日経過 | 5,361,091 | – | 無 |
| 31 – 60日経過 | 306,643 | 96,933 | 有 |
| 61 – 90日経過 | 375,548 | – | 無 |
| 90日超経過 | 579,062 | 289,449 | 有 |
| 57,694,074 | 386,382 | ||
売掛金に関する減損引当金の変動
期中における売掛金にかかる減損引当金の変動は、以下のとおりです。
| グループ | |
| US$ | |
| 2021年4月1日現在 | 359,959 |
| 認識された貸倒引当金 | 41,760 |
| 換算差額 | △ 15,337 |
| 2022年3月31日現在 | 386,382 |
| 2022年4月1日現在 | 386,382 |
| 減損損失戻入額 | △ 77,019 |
| 償却 | △ 101,710 |
| 換算差額 | △ 14,598 |
| 2022年12月31日現在 | 193,055 |
子会社、ジョイント・オペレーション及び関連当事者に対する営業外未収金
当社は、子会社、ジョイント・オペレーション及び関連当事者に対し、1,616,700米ドル(2022年3月31日:2,636,782米ドル)の営業外未収金を有しております。当該未収金は、短期的な資金繰りのための子会社、ジョイント・オペレーション及び関連当事者に対する貸出しです。当該残高に対する減損は、12か月の予想信用損失に基づいて測定されておりますが、当該ECLの金額は僅少です。
その他の債権
これらの金額は短期的性格を有するものです。当該残高に対する減損は12か月の予想信用損失に基づいて測定されておりますが、当該ECLの金額は僅少です。
現金及び現金同等物並びに定期預金
現金及び現金同等物は、S&Pの格付けでA-からAA-格の銀行及び金融機関への預金です。
現金及び現金同等物並びに定期預金に対する減損は、短期間で決済されることを反映し、12か月の予想信用損失に基づいて測定されております。当社グループは、保有する現金及び現金同等物並びに定期預金については、預入先の外部信用評価に基づき、信用リスクは低いと考えております。現金及び現金同等物並びに定期預金のECL金額は僅少です。
流動性リスク
流動性リスクは、当社グループ及び当社が資金不足により、債務を履行するにあたり困難に直面するリスクをいいます。当社グループ及び当社の流動性リスクエクスポージャーは、主に回収と支払いのタイミングのミスマッチにより生じます。当社グループ及び当社は、ビジネス上の資金調達と、利用可能な信用枠の利用による柔軟性とのバランスを維持することを目指しています。
当社グループの営業キャッシュ・フローがマイナスとなる主な要因は、ヘッジ対象の在庫にあります。当社グループは、顧客との販売約定を履行する目的で、余剰在庫を購入し、バッファとして保管しています。
その結果、当グループは期末時点でより多くの棚卸資産を保有することとなり、流動性リスクが高まりました。
当社グループ及び当社の流動性リスク管理方針は、今後12ヵ月間に返済期日が到来する負債を支払うために十分な流動性のある金融資産と予備の信用枠を維持することです。
流動性リスクエクスポージャー
金融負債の残存契約満期の詳細は以下のとおりです。金額は割引のない総額で表示してあり、契約上の支払利息を含み、相殺契約の影響は除外しています。
| 帳簿価額 | 契約上の キャッシュ・フロー |
1年以内 | 1年超5年 以内 |
5年超 | |
| US$ | US$ | US$ | US$ | US$ | |
| グループ | |||||
| 2022年12月31日 | |||||
| 非デリバティブ金融負債 | |||||
| 買掛金及びその他債務 | 48,617,827 | 48,617,827 | 48,617,827 | – | – |
| 担保付銀行借入 | 15,268,113 | 17,428,088 | 3,311,458 | 8,044,394 | 6,072,236 |
| 輸入担保荷物保管証 及び支払手形 |
65,191,012 | 66,416,040 | 66,416,040 | – | – |
| リース負債 | 617,650 | 655,562 | 285,218 | 320,982 | – |
| 129,694,601 | 133,117,517 | 118,630,543 | 8,365,376 | 6,072,236 | |
| 2022年3月31日 | |||||
| 非デリバティブ金融負債 | |||||
| 買掛金及びその他債務 | 42,796,020 | 42,796,020 | 42,796,020 | – | – |
| 担保付銀行借入 | 17,886,975 | 20,240,456 | 3,309,595 | 9,931,631 | 6,999,230 |
| 輸入担保荷物保管証 及び支払手形 |
55,253,783 | 55,643,588 | 55,643,588 | – | – |
| リース負債 | 150,716 | 196,624 | 159,040 | 37,584 | – |
| 116,087,494 | 118,876,688 | 101,908,243 | 9,969,215 | 6,999,230 | |
上記満期分析は、当社グループの契約上割引のないキャッシュ・フロー、及び最も早い契約
満期日に基づいた当社の金融負債を示しています。
当社グループは、借入条項を含む担保付銀行借入を有しています。将来的に条項違反があった場合には、当社グループはその借入について、上記の表に示されているよりも早期の返済を求められる可能性があります。契約に基づき、当該条項は財務部門により定期的に監視されており、また当該条項の遵守徹底を図るため、定期的に経営者に報告されます。
上記の表にある変動利率借入及び社債発行に関する利息の支払いは、期間終了時における先物利率を反映しており、その金額は市場金利の変動により増減する可能性があります。上記満期分析に含まれているキャッシュ・フローが著しく早期に、又は著しく異なる金額で発生する可能性は予想されていません。
20 買収
子会社の取得
当社グループは、2022年7月7日及びに2022年7月28日に関連当事者より、Kyoei Denki (S) Pte Ltd及びPT Kyoei Denki Trading Indonesiaの株式及び議決権の100%を取得し、2022年7月1日及び2022年8月1日に支配権の移転が行われました。
これらの会社の買収により、当社グループの製品ラインアップと顧客の拡大が可能となり、当社グループの既存の流通事業に新たな主要メーカーが加わることになりました。また、当社グループ内の他の企業が既存の製品を新しい顧客(主に日系企業)へクロスセルできるようになります。当第3四半期累計会計期間において、当該2社は、10,889,003米ドルの売上収益と715,018米ドルの純利益を当社グループの業績に貢献いたしました。
移転された対価
以下の表は、移転された対価の主要な種類ごとの取得日における公正価値の要約です。
| US$ | |
| 現金 | 4,431,626 |
| 移転された対価の総額 | 4,431,626 |
取得関連費用
当社グループは、弁護士費用及びデューディリジェンス費用として、買収関連費用84,226 米ドルを負担しました。これらの費用は、「管理費」に計上されています。
識別可能な取得資産及び引受負債
以下の表は、取得日において取得した資産及び引き受けた負債の認識額の要約です。
| US$ | |
| 有形固定資産 | 21,404 |
| 棚卸資産 | 2,315,028 |
| 売掛金及びその他の債権 | 3,954,278 |
| 現金及び現金同等物 | 4,094,561 |
| 繰延税金資産 | 16,518 |
| 買掛金及びその他の債務 | △ 5,970,163 |
| 識別可能な純資産合計 | 4,431,626 |
グループ全体のキャッシュ・フローへの影響
| US$ | |
| 現金対価 | 4,431,626 |
| 控除:取得した現金及び現金同等物 | △ 4,094,561 |
| 取得に伴うキャッシュアウト | 337,065 |
21 シンガポールと日本における会計原則及び会計慣行の主要な相違
日本会計基準とシンガポール会計基準(FRS)との主要な相違についての要約は下記のとおりです。これらの相違点のみとは限らず、その他の相違点が存在する場合があります。
| シンガポール会計基準 | 日本会計基準 |
| 収益の認識 シンガポールでは、シンガポールFRS第115号「顧客との契約から生じる収益」に従い、財又はサービスの顧客への移転を描写するよう、その財又はサービスと交換に企業が権利を得ると見込んでいる対価を反映する金額で、収益を認識しています。 具体的には、下記のステップを適用することにより、収益を認識しています。 ステップ1:契約の識別 ステップ2:履行義務の識別 ステップ3:取引価格を算定 ステップ4:取引価格の履行義務への配分 ステップ5:履行義務の充足に基づく収益の認識 |
日本では、実現主義の原則に従い、商品等の販売又は役務の給付によって実現したものに限り、収益を認識しています。 なお、2021年4月1日以後開始した連結会計年度の期首からは、「収益認識に関する会計基準」等が適用され、基本的にシンガポールFRSと同様の処理が求められることになっています。 |
| 売却目的で保有する資産 シンガポールでは、シンガポールFRS第105号「売却目的で保有する非流動資産及び非継続事業」に従い、売却目的で保有する資産は、帳簿価額と売却費用控除後の公正価値とのいずれか低い価額で測定し、減価償却を中止したうえで、他の資産から区分して表示しています。 |
日本では、シンガポールFRSのような会計処理は求められていません。 |
| のれん シンガポールでは、シンガポールFRS第36号「資産の減損」に従い、のれんは減損の兆候がある場合及び年次ベースで減損テストの対象となりますが、償却はしていません。 |
日本では、「企業結合に関する会計基準」、「固定資産の減損に係る会計基準の適用指針」等に基づき、のれんは計上後、20年以内の効果の及ぶ期間にわたって、定額法その他の合理的な方法により規則的に償却され、減損の兆候があった場合に、減損テストの対象となります。 |
| 公正価値 シンガポールでは、シンガポールFRS第113号「公正価値測定」により、公正価値を定義し、公正価値の測定に関するフレームワークを示すとともに、公正価値測定に関する開示を求めています。 なお、公正価値とは、測定日において市場参加者間で秩序ある取引が行われた場合に、資産の売却によって受け取るであろう価格、又は負債の移転のために支払うであろう価格(出口価格)と定義されています。 |
日本では、現在適用されている複数の会計基準(金融商品、賃貸等不動産等)において、「時価」及び「公正な評価額」等が定義されていますが、統一的な概念は明確に定められていません。 なお、2021年4月1日以後開始する連結会計年度の期首からは、「時価の算定に関する会計基準」等が適用され、基本的にシンガポールFRSと同様の処理が求められることになっています。 |
| リース シンガポールでは、シンガポールFRS第116号「リース」に従い、短期リース及び少額資産のリースを除く全てのリース取引において、借り手は使用権を資産として認識するとともにリース負債を計上しています。 |
日本では、「リース取引に関する会計基準」等に基づき、ファイナンスリース取引については、原則として売買処理を行い、オペレーティングリース取引については、賃貸借処理を行います。 |
| ジョイント・オペレーションに対する持分 シンガポールでは、シンガポールFRS第111号「共同支配の取決め」に従い、ジョイント・オペレーションに該当する場合は、当該持分に関して、自社の資産、負債及び取引を認識しています。 |
日本では、「企業結合に関する会計基準」等において、共同支配企業のみ規定されており、持分法が適用されます。 |
| 企業結合における条件付対価の認識 シンガポールでは、シンガポールFRS第103号「企業結合」に従い、条件付対価を取得日時点の公正価値で測定しています。 |
日本では、「企業結合に関する会計基準」等において、対価を追加的に交付する又は引き渡すときには、条件付取得対価の交付又は引渡しが確実となり、その時価が合理的に決定可能となった時点で、支払対価を取得原価として追加的に認識するとともに、のれんを追加的に認識又は負ののれんを減額します。 |
| 連結損益計算書及びその他の包括利益計算書の表示 シンガポールでは、シンガポールFRS第1号「財務諸表の表示」に従い、財務関連損益項目、売上原価・販売費・管理費以外のその他の損益項目については、営業外損益、特別損益という区分ではなく、金融費用、その他の収益、その他の営業費用として表示しています。 |
日本では、企業会計原則に基づき、財務関連損益項目、販売費・管理費以外のその他の損益項目については、営業外損益、特別損益として表示します。 |
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