AI Terminal

MODULE: AI_ANALYST
Interactive Q&A, Risk Assessment, Summarization
MODULE: DATA_EXTRACT
Excel Export, XBRL Parsing, Table Digitization
MODULE: PEER_COMP
Sector Benchmarking, Sentiment Analysis
SYSTEM ACCESS LOCKED
Authenticate / Register Log In

ReproCELL Incorporated

Quarterly Report Nov 10, 2023

Preview not available for this file type.

Download Source File

 第2四半期報告書_20231110091908

【表紙】

【提出書類】 四半期報告書
【根拠条文】 金融商品取引法第24条の4の7第1項
【提出先】 関東財務局長
【提出日】 2023年11月10日
【四半期会計期間】 第22期第2四半期(自 2023年7月1日 至 2023年9月30日)
【会社名】 株式会社リプロセル
【英訳名】 ReproCELL Incorporated
【代表者の役職氏名】 代表取締役社長 横山 周史
【本店の所在の場所】 神奈川県横浜市港北区新横浜三丁目8番11号
【電話番号】 045-475-3887(代表)
【事務連絡者氏名】 CFO 兼 経営管理部GM 宗村 敏
【最寄りの連絡場所】 神奈川県横浜市港北区新横浜三丁目8番11号
【電話番号】 045-475-3887(代表)
【事務連絡者氏名】 CFO 兼 経営管理部GM 宗村 敏
【縦覧に供する場所】 株式会社東京証券取引所

(東京都中央区日本橋兜町2番1号)

E27585 49780 株式会社リプロセル ReproCELL Incorporated 企業内容等の開示に関する内閣府令 第四号の三様式 Japan GAAP true CTE 2023-04-01 2023-09-30 Q2 2024-03-31 2022-04-01 2022-09-30 2023-03-31 1 false false false E27585-000 2023-04-01 2023-09-30 jpcrp040300-q2r_E27585-000:MedicalBusinessReportableSegmentsMember E27585-000 2022-04-01 2022-09-30 jpcrp040300-q2r_E27585-000:MedicalBusinessReportableSegmentsMember E27585-000 2023-09-30 jpcrp_cor:No7MajorShareholdersMember E27585-000 2023-09-30 jpcrp_cor:No8MajorShareholdersMember E27585-000 2023-09-30 jpcrp_cor:No9MajorShareholdersMember E27585-000 2023-09-30 jpcrp_cor:No10MajorShareholdersMember E27585-000 2022-04-01 2022-09-30 jpcrp_cor:ReconcilingItemsMember E27585-000 2022-04-01 2022-09-30 jpcrp_cor:ReportableSegmentsMember E27585-000 2023-09-30 jpcrp_cor:No1MajorShareholdersMember E27585-000 2023-09-30 jpcrp_cor:No2MajorShareholdersMember E27585-000 2023-09-30 jpcrp_cor:No3MajorShareholdersMember E27585-000 2023-09-30 jpcrp_cor:No4MajorShareholdersMember E27585-000 2023-09-30 jpcrp_cor:No5MajorShareholdersMember E27585-000 2023-09-30 jpcrp_cor:No6MajorShareholdersMember E27585-000 2023-04-01 2023-09-30 jpcrp_cor:ReportableSegmentsMember E27585-000 2023-09-30 jpcrp_cor:Row1Member E27585-000 2023-07-01 2023-09-30 E27585-000 2023-04-01 2023-09-30 E27585-000 2022-09-30 E27585-000 2022-07-01 2022-09-30 E27585-000 2023-03-31 E27585-000 2022-04-01 2022-09-30 E27585-000 2022-04-01 2023-03-31 E27585-000 2022-03-31 E27585-000 2023-11-10 E27585-000 2023-09-30 E27585-000 2023-04-01 2023-09-30 jpcrp040300-q2r_E27585-000:ResearchSupportBusinessReportableSegmentsMember E27585-000 2022-04-01 2022-09-30 jpcrp040300-q2r_E27585-000:ResearchSupportBusinessReportableSegmentsMember E27585-000 2023-04-01 2023-09-30 jpcrp_cor:ReconcilingItemsMember E27585-000 2023-11-10 jpcrp_cor:OrdinaryShareMember E27585-000 2023-09-30 jpcrp_cor:SharesWithNoVotingRightsMember E27585-000 2023-09-30 jpcrp_cor:SharesWithRestrictedVotingRightsTreasurySharesEtcMember E27585-000 2023-09-30 jpcrp_cor:SharesWithRestrictedVotingRightsOtherMember E27585-000 2023-09-30 jpcrp_cor:SharesWithFullVotingRightsTreasurySharesEtcMember E27585-000 2023-09-30 jpcrp_cor:OrdinarySharesSharesWithFullVotingRightsTreasurySharesEtcMember E27585-000 2023-09-30 jpcrp_cor:SharesWithFullVotingRightsOtherMember E27585-000 2023-09-30 jpcrp_cor:OrdinarySharesSharesWithFullVotingRightsOtherMember E27585-000 2023-09-30 jpcrp_cor:SharesLessThanOneUnitMember E27585-000 2023-09-30 jpcrp_cor:OrdinarySharesSharesLessThanOneUnitMember iso4217:JPY xbrli:shares xbrli:shares xbrli:pure iso4217:JPY

 第2四半期報告書_20231110091908

第一部【企業情報】

第1【企業の概況】

1【主要な経営指標等の推移】

|     |     |     |     |     |

| --- | --- | --- | --- | --- |
| 回次 | | 第21期

第2四半期連結

累計期間 | 第22期

第2四半期連結

累計期間 | 第21期 |
| 会計期間 | | 自2022年4月1日

至2022年9月30日 | 自2023年4月1日

至2023年9月30日 | 自2022年4月1日

至2023年3月31日 |
| 売上高 | (千円) | 1,576,757 | 1,147,139 | 2,953,272 |
| 経常利益又は経常損失(△) | (千円) | 70,118 | 70,276 | △119,670 |
| 親会社株主に帰属する四半期純利益又は親会社株主に帰属する当期純損失(△) | (千円) | 68,551 | 60,802 | △305,313 |
| 四半期包括利益又は包括利益 | (千円) | 57,932 | 169,220 | △287,354 |
| 純資産額 | (千円) | 7,873,920 | 7,744,442 | 7,575,222 |
| 総資産額 | (千円) | 8,844,049 | 8,408,314 | 8,355,848 |
| 1株当たり四半期純利益又は1株当たり当期純損失(△) | (円) | 0.82 | 0.71 | △3.62 |
| 潜在株式調整後1株当たり四半期(当期)純利益 | (円) | - | - | - |
| 自己資本比率 | (%) | 89.0 | 92.1 | 90.7 |
| 営業活動によるキャッシュ・

フロー | (千円) | 60,524 | 58,231 | △140,534 |
| 投資活動によるキャッシュ・

フロー | (千円) | △540,501 | 46,220 | △1,087,496 |
| 財務活動によるキャッシュ・

フロー | (千円) | 484,715 | - | 482,872 |
| 現金及び現金同等物の四半期末(期末)残高 | (千円) | 2,663,192 | 2,085,379 | 1,914,569 |

回次 第21期

第2四半期連結

会計期間
第22期

第2四半期連結

会計期間
会計期間 自2022年7月1日

至2022年9月30日
自2023年7月1日

至2023年9月30日
--- --- --- ---
1株当たり四半期純利益又は1株当たり四半期純損失(△) (円) 0.31 △0.13

(注)1.当社は四半期連結財務諸表を作成しているため、提出会社の主要な経営指標等の推移については記載しておりません。

2.第21期第2四半期連結累計期間の潜在株式調整後1株当たり四半期純利益については、希薄化効果を有している潜在株式が存在しないため記載しておりません。第21期の潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、潜在株式が存在しないため記載しておりません。

3.第22期第2四半期連結累計期間の潜在株式調整後1株当たり四半期純利益については、潜在株式が存在しないため記載しておりません。  

2【事業の内容】

当第2四半期連結累計期間において、当社グループ(当社及び連結子会社)が営む事業の内容について、重要な変更はありません。 

 第2四半期報告書_20231110091908

第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

当第2四半期連結累計期間において、新たに発生した事業等のリスクはありません。

また、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はありません。

継続企業の前提に関する重要事象

iPS細胞及び再生医療製品等の研究開発および治験費用が収益に先行して発生する等の理由から、継続的に営業損失が発生しており、継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような事象または状況が存在しております。

しかしながら、当社グループの当第2四半期連結会計期間末の現金及び預金残高は2,085百万円、短期的な資金運用を行っている有価証券が2,987百万円あり、財務基盤については安定しております。当該状況の解消を図るべく、グローバルな販売基盤を活用した販売促進を積極的に行っております。グループ経営体制の運営効率化のため、投資及びランニング費用を最小限に抑えつつ、地域特性に合わせた営業・マーケティング展開、営業面ならびに技術面での各社間の連携促進を進め、早期の黒字化を目指しております。 

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

(1) 財政状態及び経営成績の状況

当社の中核事業領域であるiPS細胞は、山中伸弥教授によるヒトiPS細胞の発明以降、世界中で研究が盛んに行われております。

最近では、iPS細胞を活用した病態解明や再生医療への応用など、実用的な研究開発が多く行われるようになりました。希少難病の患者から作製したiPS細胞を活用して病態を解明し、新薬候補の治験へつなげた事例が報告され、さらに、再生医療に関しても、iPS細胞を使った加齢黄斑変性、パーキンソン病、虚血性心筋症、脊髄損傷等の臨床研究及び治験が進められております。

当社では、前者のようにiPS細胞を病態解明や創薬研究に使用する事業を「研究支援事業」、後者の再生医療を「メディカル事業」と位置付け、二つのセグメントに分け、推進しております。

研究支援事業では、大学/公的研究機関及び製薬企業等を顧客として、研究試薬や細胞などの研究用製品、iPS細胞作製受託などの研究サービス、及び細胞測定機器を提供しております。研究用途であるため、医薬品のような製造販売承認は必要とされず、新しい技術を比較的短期間で事業化し収益を上げることができる特長があります。当社では、iPS細胞を中心とした幅広い「ヒト細胞ビジネスプラットフォーム」を保有しており、競争優位性の高い製品やサービスを世界中で展開し、短中期の収益の柱として推進しております。

一方、メディカル事業では、再生医療等製品の研究開発、再生医療等製品の受託製造事業、臨床検査受託サービスを実施しております。

再生医療に関しては、上市までに臨床試験を行った上で製造販売承認を取得する必要があるため、研究支援事業より事業化に時間が必要とされますが、日本では2014年の法改正により、世界で最も再生医療の産業化に適した環境が整っていると考えられます。「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律(通称 薬機法)」では、治験において安全性が確認され、有効性が推定された再生医療等製品に対して早期承認(条件・期限付き承認)を与えることが可能になりました。これにより、患者様に対して新たな治療機会を早期に提供するとともに、治験期間の短縮や治験費用の削減が期待できます。

また、経済産業省の報告書(「平成29年度我が国におけるデータ駆動型社会に係る基盤整備「根本治療の実現」に向けた適切な支援のあり方の調査」)によると、再生医療産業のグローバルでの市場規模は2030年で約5~10兆円となっており、今後、巨大市場に成長することが見込まれています。

短中期的な収益の柱である「研究支援事業」と、中長期的な成長事業である「メディカル事業」の両方を組み合わせることで、短期→中期→長期と、連続的な成長を目指します。

2020年に感染拡大が始まった新型コロナウイルスへの対応状況が、最近大きく変わってきました。今後とも、感染拡大は定期的に起こる可能性はあるものの、ワクチン接種率が高まってきたこともあり、今後、従来のような行動制限措置が行われる可能性は低くなりました。事業環境もパンデミック以前の状態に戻ってきております。

この結果、当第2四半期連結累計期間の経営成績は、売上高1,147百万円(前年同四半期比27.2%減)、営業損失241百万円(前年同四半期90百万円の損失)、経常利益70百万円(前年同四半期比0.2%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益60百万円(前年同四半期比11.3%減)となりました。

セグメント別の経営成績を示すと、次のとおりであります。

a.研究支援事業

研究支援事業では、大学/公的研究機関及び製薬企業等の研究所を顧客として、研究試薬や細胞などの研究用製品及びiPS細胞作製受託などの研究サービスを提供しております。最先端技術を集約した製品・サービスを上記研究機関に提供することで、画期的な新薬や治療法の開発に貢献してまいります。現在、世界中の製薬企業では、動物愛護の観点や、ヒトと動物の種の違いによる試験結果の差といった問題点などから「動物実験からヒト細胞実験」への大きなシフトが進んでいます。今後、ヒト細胞実験が普及することで、これまで十数年かかっていた新薬開発のプロセスが大幅に短縮され、さらに、従来と比べて性能の高い新薬が開発できることが期待されています。中でもヒトiPS細胞はその中心的存在として注目を集めており、例えば、アルツハイマー病患者から作製したiPS細胞を研究で使うことで、アルツハイマー病の病態解明及び新薬開発が加速されると期待されています。

当社グループでは、RNAリプログラミング技術及び各種細胞への分化誘導技術など、ヒトiPS細胞に関する世界最先端の技術プラットフォームを保有しており、さらに、がん細胞やヒト組織を医療機関から調達する幅広いネットワークも保有しております。これら技術優位性の高い「ヒト細胞ビジネスプラットフォーム」を最大限活用することで、上記の「動物実験からヒト細胞実験」へのシフトを先取りした事業を進めております。具体的には、研究試薬製品、iPS細胞を用いた病態モデル細胞の作製サービス、ヒト生体試料のバンキングと提供、ヒト組織を用いた新薬の薬効薬理試験サービスなどがあります。

上記に加え、Axion BioSystems社(米国)の細胞測定機器、及びBlacktrace Holdings社(英国)のシングルセル解析機器などの研究機器の販売を行っております。また、2023年9月より、ナニオンテクノロジーズ社(ドイツ)の細胞測定機器の日本での販売を開始しました。これらの機器は、当社のiPS細胞及び疾患モデル細胞を創薬スクリーニングに応用するためのものであり、細胞と機器を一元化して販売することで、総合的なソリューションを顧客に提供しております。

また、2023年6月、Vernal Biosciences社(米国バーモント州)と日本における独占代理店契約を締結し、GMPグレードのmRNA及び脂質ナノ粒子(lipid nanoparticle)の販売を開始することになりました。mRNAはがん治療薬やワクチン等に幅広く用いられることが期待されており、国内製薬企業への供給を目指します。

この結果、売上高は1,025百万円(前年同四半期比13.6%増)、セグメント利益は174百万円(前年同四半期比29.7%増)となりました。

b.メディカル事業

再生医療分野においては、ヒト体性幹細胞やヒトiPS細胞の臨床応用を目指した研究が世界中で盛んに行われており、将来、再生医療製品がグローバルで巨大産業に成長することが見込まれています。

特にiPS細胞は、体の様々な細胞に分化させる事が可能であることから、有効な治療法のない難病に対する臨床応用に大きな期待が寄せられています。iPS細胞の臨床応用に関する技術課題は安全性の確保ですが、当社では高品質で臨床応用に最適なiPS細胞を作製するRNAリプログラミング技術を開発・保有しております。この技術優位性を活かし、iPS細胞の早期の臨床応用を実現してまいります。

メディカル事業では以下の事業を推進しております。

(a) 体性幹細胞製品ステムカイマル

ステムカイマルは台湾のSteminent Biotherapeutics Inc.(以下、ステミネント社)が開発した脂肪由来の間葉系幹細胞製品であり、当社は脊髄小脳変性症を対象とした日本における独占的商業ライセンス契約を締結しております。

脊髄小脳変性症は、小脳や脳幹、脊髄の神経細胞が変性してしまうことにより、徐々に歩行障害や嚥下障害などの運動失調が現れ、日常の生活が不自由となってしまう原因不明の希少疾患です。ステムカイマルの投与により、症状の進行を抑制する効果が期待されています。ステムカイマルは、腕の血管から静脈注射(点滴)で投与するため、侵襲性が低い治療法になります。

日本国内で、第II相臨床試験を実施し、安全性及び有効性の評価を行いました。2020年2月に、第1例目の被験者への投与を開始し、2022年5月に全被験者の観察期間も含め全て完了しております。本臨床試験の結果を、2023年5月に開示いたしましたが、以下に要旨を記載します。

安全性に関して、全被験者において重篤な有害事象は認められず、安全性が確認されております。

有効性に関しては、主要評価項目であるSARAスコア*のベースライン(Visit2、投与前)から52週目(Visit8)までの変化量の統計解析を実施した結果、ベースライン11以上の部分集団で、実薬群がプラセボ群と比べて統計的に有意に改善する結果となりました(P値0.042)。

また、ステミネント社が実施した台湾における第II相臨床試験においても、安全性の問題はなく、またベースラインの高い部分集団においてSARAスコアの変化量に関する解析で、プラセボ群に対して実薬群で改善効果が認められております。台湾の臨床試験の結果は日本の結果と類似しており、日本のデータを裏付けるものとなりました。

日本では、2018年12月に希少疾病用再生医療等製品として指定されております。これにより、開発に係る経費の助成金(最大50%)、優遇税制措置、及び優先審査等の支援措置を受けることができます。

当社では、病気と闘っている患者様へ少しでも早く新しい治療法が届けられるよう、承認申請の準備を進めております。

*SARAスコア:脊髄小脳変性症の症状の評価に広く用いられている指標であり、歩行、立位、会話、指先の運動などを総合的に数値化します。0~40点の範囲で、症状が悪化するほど、スコアは増加します。

(b) iPS神経グリア細胞製品

iPS細胞から神経グリア細胞を作製し、各種神経変性疾患に対するiPS細胞再生医療製品として研究開発を行っております。現在、iPS神経グリア細胞を用いた前臨床試験(動物実験)を実施しております。また、iPS神経グリア細胞の製造のため「殿町・リプロセル再生医療センター」(神奈川県ライフイノベーションセンター内)の整備を進め、2021年3月に厚生労働省関東信越厚生局より再生医療等の安全性の確保等に関する法律に基づき「特定細胞加工物製造許可」(施設番号:FA3200006)を取得しております。

2022年10月には、AMED 公募事業「再生医療・遺伝子治療の産業化に向けた基盤技術開発事業」に採択されました。本事業の支援により、研究開発を加速させ一日も早い臨床試験の開始を目指しております。

(c) 腫瘍浸潤性リンパ球輸注療法

2023年6月、慶應義塾大学医学部産婦人科学教室と「先進医療B(進行子宮頸がんに対する骨髄非破壊的前処置

および低用量IL-2を用いた短期培養抗腫瘍リンパ球輸注療法の第II相臨床試験)における、腫瘍浸潤リンパ球(TIL, Tumor Infiltrating Lymphocyte)の製造法の技術移転」に関する共同研究契約を締結しました。

腫瘍浸潤リンパ球輸注療法(TIL療法)とは、患者本人のがん組織に含まれる腫瘍浸潤リンパ球と呼ばれる免疫細胞を採取して体外で大量に培養し、患者に戻す養子免疫療法の一種です。TIL療法は米国を中心に、1980年代より主に進行悪性黒色腫に対して実施され、治療効果が報告されてきました。悪性黒色腫に対するTIL療法の成績は、腫瘍が縮小した患者(奏効率)が約7割で、病変が完全に消失する割合(完全奏効)は約2割とされ、さらに、完全奏効の患者では少数の例外を除き再発しないことが知られています。

TIL療法は、高度なTILの培養技術が必要なため、実施可能な施設は世界でも約10施設程度に留まります。当社は、本共同研究の中で技術移転を受け、慶應義塾大学が実施している「子宮頸がんを対象とした腫瘍浸潤リンパ球輸注療法(TIL療法)」に関する臨床試験の細胞加工を実施する予定です。さらに、本事業を起点として、がん免疫療法の分野にも事業を展開してまいります。

(d) iPS細胞再生医療等製品の受託製造事業

iPS細胞による再生医療の研究開発は世界中で精力的に行われており、日本でも、加齢黄斑変性、パーキンソン病、虚血性心筋症、脊髄損傷等の臨床研究及び治験が進められています。再生医療に用いるiPS細胞には高い安全性と品質、さらに各国の医療ガイドラインに準じることが必要とされます。

安全性の高いiPS細胞を作製するためには、iPS細胞を作るプロセスである「リプログラミング」が重要になります。リプログラミング技術は様々報告されていますが、当社では遺伝子変異リスクを最小化し、外来遺伝子やウイルス残存リスクの最も低い最先端のRNAリプログラミング技術を開発・保有しております。本技術を利用することで、臨床応用に最適なiPS細胞を作製することができます。

製薬企業向けとして、「GMP-iPS細胞マスターセルバンク」、個人向けとして「パーソナルiPS」の二つを提供しております。

「GMP-iPS細胞マスターセルバンク」では、医薬品製造の規制であるGMP(Good Manufacturing Practice)に準拠してiPS細胞を大量製造し、再生医療製品の出発材料として製薬企業等に提供します。当社のiPS細胞は、日米欧の3極の規制に準拠しているため、日米欧で幅広く使用できることが強みになります。

2022年10月には、世界最大規模の再生医療支援機構であるカリフォルニア州再生医療機構とIndustry Alliance Programに関する基本合意書を締結いたしました。同機構が推進している多数の再生医療プロジェクトにおいて当社の臨床用iPS細胞を提供しております。

さらに、BioBridge社(米国)及びHistocell社(スペイン)と提携を行い、iPS細胞の作製だけでなく、その後工程である各種目的細胞への分化誘導及び再生医療等製品の製造までを行える体制を構築しました。ドナー細胞の確保→iPS細胞の作製→分化細胞の製造までの全工程を日米欧の規制に準拠して受託製造する高付加価値なサービスとして提供しております。

さらに、iPS細胞に加えて、間葉系幹細胞を用いた再生医療等製品及びそのセクレトーム・エクソソームの受託製造に関しても、Histocell社と共同で実施することになりました。間葉系幹細胞を用いた臨床試験は、現在、世界中で数多く行われており、当社で開発しているステムカイマルも間葉系幹細胞になります。

「パーソナルiPS」は、将来の疾患に備え、個人のiPS細胞を作製し保管するサービスです。個人のiPS細胞をあらかじめ作製することで、治療までの期間を短縮でき、さらに免疫拒絶のリスクを最小化した移植治療を実現します。2022年2月、販路拡大のため、関西電力株式会社が運営するECモールサイト「かんでん暮らしモール」に出店いたしました。また、2022年10月、株式会社JTBと、国内及び訪日外国人を対象とした販売展開に関する業務提携を行いました。今後、新型コロナウイルスによる行動制限措置が緩和され、インバウンド需要が回復すると見込まれることから、これらの需要を取り込んでまいります。

(e) 臨床検査受託サービス

2005年に衛生検査所として登録して以来、臓器移植にかかわるHLAタイピング及び抗HLA抗体検査等の臨床検査を実施しており、これまで全国300以上の医療機関との取引実績があります。

2021年3月に、新型コロナウイルスPCR検査を開始し、行政、医療機関、法人、個人を中心に、累計33万件の検査を実施いたしました。

また、PCR検査の郵送検査のノウハウを活かし、2023年4月から、新たな郵送検査「ウェルミル」を開始いたしました。ウェルミルは「ストレス」、「更年期」、「男性ホルモン」、「女性ホルモン」等の指標を自宅で簡単に測定できる郵送検査です。定期的に測定することで、日々のセルフケアにお役立ていただくことができます。

また、インドでは、がんのコンパニオン診断サービスも実施しております。今後とも積極的に新しい臨床検査サービスを追加し、事業を拡大してまいります。

上記のような通常の臨床検査に加え、製薬企業の臨床試験における検査受託サービスも実施しております。REPROCELL USAでは、米国ランタンファーマ社の開発する抗がん剤の第II相臨床試験における患者検体の処理及び検査に関する業務委託契約を2023年5月に締結いたしました。当社グループは、日本、アメリカ、イギリス、インドの4拠点に全て研究施設を有しており、今後とも、製薬企業のグローバルな臨床試験に対応できるサービスを提供してまいります。

また、メディカル事業では、個別化医療にも取り組んでおります。REPROCELL EUでは、IBM Research社及び英国 STFC Hartree Centreと共同で、個別化医療に関する機械学習プラットフォーム(Pharmacology-AI)の開発に成功いたしました。今後、Pharmacology-AIを用いて、個別化医療にかかわるデータ解析や、医薬品開発に関するビッグデータの分析等の新規ビジネスを立ち上げていきます。

この結果、売上高は121百万円(前年同四半期比81.9%減)、セグメント利益は110百万円(前年同四半期比50.4%減)となりました。

なお、管理部門にかかる費用など各事業セグメントに配分していない全社費用が214百万円(前年同四半期286百万円)あります。

また、当社グループの財政状態は次のとおりであります。

(資産の部)

当第2四半期連結会計期間末における流動資産は前連結会計年度末に比べて1,429百万円減少し、5,752百万円となりました。これは主に、有価証券が1,477百万円減少したこと、売掛金が107百万円減少した一方、現金及び預金が170百万円増加したこと等によります。固定資産は前連結会計年度末に比べて1,482百万円増加し、2,655百万円となりました。これは主に、投資有価証券が1,453百万円増加したこと等によります。

(負債の部)

当第2四半期連結会計期間末における流動負債は前連結会計年度末に比べて133百万円減少し、616百万円となりました。これは主に、買掛金が62百万円減少したこと、未払金が88百万円減少したこと等によります。固定負債は前連結会計年度末に比べて16百万円増加し、47百万円となりました。これは主に、繰延税金負債が15百万円増加したこと等によります。

(純資産の部)

当第2四半期連結会計期間末における純資産は前連結会計年度末に比べて169百万円増加し、7,744百万円となりました。これは主に、その他有価証券評価差額金が65百万円増加したこと、為替換算調整勘定が42百万円増加したこと、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上により利益剰余金が60百万円増加したこと等によるものです。

(2) キャッシュ・フローの状況

当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べて170百万円増加し、2,085百万円となりました。

当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

当第2四半期連結累計期間において営業活動の結果獲得した資金は58百万円(前年同四半期は60百万円の獲得)

となりました。これは主に、税金等調整前四半期純利益61百万円によるものであります。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

当第2四半期連結累計期間において投資活動の結果獲得した資金は46百万円(前年同四半期は540百万円の使用)

となりました。これは主に、有価証券の償還による収入が3,000百万円、投資有価証券の償還による収入が103百万円

あった一方、有価証券の取得による支出が1,500百万円、投資有価証券の取得による支出が1,509百万円、有形固定資

産の取得による支出が31百万円あったことによるものであります。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

当第2四半期連結累計期間における財務活動による資金の増減はありませんでした(前年同四半期は484百万円の

獲得)。

(3) 経営方針・経営戦略等

当第2四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はあり

ません。

(4) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

当第2四半期連結累計期間において、当社グループの優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題に重要な変更は

ありません。

(5) 研究開発活動

当第2四半期連結累計期間における研究開発活動の金額は、167百万円であります。

なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。 

3【経営上の重要な契約等】

当第2四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。 

 第2四半期報告書_20231110091908

第3【提出会社の状況】

1【株式等の状況】

(1)【株式の総数等】

①【株式の総数】
種類 発行可能株式総数(株)
普通株式 100,000,000
100,000,000
②【発行済株式】
種類 第2四半期会計期間末現在発行数(株)

(2023年9月30日)
提出日現在発行数(株)

(2023年11月10日)
上場金融商品取引所名又は登録認可金融商品取引業協会名 内容
普通株式 85,141,191 85,141,191 東京証券取引所

グロース市場
権利内容に何ら限定のない当社における標準となる株式であり、単元株式数は100株であります。
85,141,191 85,141,191

(2)【新株予約権等の状況】

①【ストックオプション制度の内容】

該当事項はありません。 

②【その他の新株予約権等の状況】

該当事項はありません。 

(3)【行使価額修正条項付新株予約権付社債券等の行使状況等】

該当事項はありません。  

(4)【発行済株式総数、資本金等の推移】

年月日 発行済株式総数増減数

(株)
発行済株式総数残高(株) 資本金増減額

(千円)
資本金残高

(千円)
資本準備金増減額(千円) 資本準備金残高(千円)
2023年7月1日~

2023年9月30日
85,141,191 2,023,770 6,111,751

(5)【大株主の状況】

2023年9月30日現在
氏名又は名称 住所 所有株式数

(株)
発行済株式(自己株式を除く。)の総数に対する所有株式数の割合(%)
楽天証券株式会社 東京都港区南青山2丁目6番21号 1,380,300 1.62
横山 周史 神奈川県座間市 1,016,950 1.19
上田八木短資株式会社 大阪府大阪市中央区高麗橋2丁目4-2 1,000,000 1.17
五十畑 輝夫 栃木県栃木市 823,600 0.96
中野 暁 東京都港区 620,000 0.72
中辻 憲夫 京都府京都市上京区 500,000 0.58
SMBC日興証券株式会社 東京都千代田区丸の内3丁目3番1号 384,000 0.45
大和証券株式会社 東京都千代田区丸の内1丁目9番1号 379,000 0.44
藤井 衛 兵庫県尼崎市 345,700 0.40
嶺川 正勝 東京都狛江市 331,000 0.38
6,780,550 7.96

(6)【議決権の状況】

①【発行済株式】
2023年9月30日現在
区分 株式数(株) 議決権の数(個) 内容
無議決権株式
議決権制限株式(自己株式等)
議決権制限株式(その他)
完全議決権株式(自己株式等) 普通株式 53,700
完全議決権株式(その他) 普通株式 85,059,500 850,595 権利内容に何ら限定のない当社における標準となる株式であります。

また、単元株式数は100株であります。
単元未満株式 普通株式 27,991
発行済株式総数 85,141,191
総株主の議決権 850,595

(注)「単元未満株式」欄の普通株式には、当社所有の自己株式55株が含まれております。

②【自己株式等】
2023年9月30日現在
所有者の氏名又は名称 所有者の住所 自己名義所有株式数(株) 他人名義所有株式数(株) 所有株式数の合計(株) 発行済株式総数に対する所有株式数の割合(%)
株式会社リプロセル 神奈川県横浜市港北区新横浜三丁目8番11号 53,700 53,700 0.06
53,700 53,700 0.06

2【役員の状況】

該当事項はありません。

 第2四半期報告書_20231110091908

第4【経理の状況】

1.四半期連結財務諸表の作成方法について

当社の四半期連結財務諸表は、「四半期連結財務諸表の用語、様式及び作成方法に関する規則」(平成19年内閣府令第64号)に基づいて作成しております。

2.監査証明について

当社は、金融商品取引法第193条の2第1項の規定に基づき、第2四半期連結会計期間(2023年7月1日から2023年9月30日まで)及び第2四半期連結累計期間(2023年4月1日から2023年9月30日まで)に係る四半期連結財務諸表について、太陽有限責任監査法人による四半期レビューを受けております。

1【四半期連結財務諸表】

(1)【四半期連結貸借対照表】

(単位:千円)
前連結会計年度

(2023年3月31日)
当第2四半期連結会計期間

(2023年9月30日)
資産の部
流動資産
現金及び預金 1,914,569 2,085,379
売掛金 445,775 338,240
有価証券 4,464,845 2,987,055
商品及び製品 58,259 52,588
仕掛品 41,207 41,737
原材料及び貯蔵品 134,847 130,856
その他 122,936 116,707
貸倒引当金 △10 △11
流動資産合計 7,182,430 5,752,553
固定資産
有形固定資産
建物及び構築物(純額) 30,084 33,340
機械装置及び運搬具(純額) 47,081 61,003
工具、器具及び備品(純額) 24,035 31,975
有形固定資産合計 101,201 126,320
無形固定資産
のれん 13,565 12,208
その他 1,386 14,708
無形固定資産合計 14,951 26,917
投資その他の資産
投資有価証券 1,005,418 2,458,859
その他 70,101 56,582
貸倒引当金 △18,255 △12,917
投資その他の資産合計 1,057,264 2,502,523
固定資産合計 1,173,418 2,655,761
資産合計 8,355,848 8,408,314
負債の部
流動負債
買掛金 207,006 144,361
未払金 139,188 50,928
未払法人税等 26,649 24,362
契約負債 107,806 107,384
前受金 104,418 109,779
賞与引当金 7,646 7,399
その他 156,946 172,332
流動負債合計 749,663 616,548
固定負債
繰延税金負債 23,208 38,420
資産除去債務 7,754 8,902
固定負債合計 30,962 47,323
負債合計 780,626 663,871
(単位:千円)
前連結会計年度

(2023年3月31日)
当第2四半期連結会計期間

(2023年9月30日)
純資産の部
株主資本
資本金 2,023,770 2,023,770
資本剰余金 6,081,653 6,081,653
利益剰余金 △515,460 △454,657
自己株式 △916 △916
株主資本合計 7,589,047 7,649,849
その他の包括利益累計額
その他有価証券評価差額金 19,318 85,083
為替換算調整勘定 △33,143 9,509
その他の包括利益累計額合計 △13,824 94,592
純資産合計 7,575,222 7,744,442
負債純資産合計 8,355,848 8,408,314

(2)【四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書】

【四半期連結損益計算書】
【第2四半期連結累計期間】
(単位:千円)
前第2四半期連結累計期間

(自 2022年4月1日

 至 2022年9月30日)
当第2四半期連結累計期間

(自 2023年4月1日

 至 2023年9月30日)
売上高
製品売上高 635,738 686,969
役務収益 941,018 460,170
売上高合計 1,576,757 1,147,139
売上原価
製品売上原価 440,170 423,787
役務原価 517,107 224,511
売上原価合計 957,278 648,299
売上総利益 619,479 498,840
販売費及び一般管理費
研究開発費 ※1 209,108 ※1 167,266
その他の販売費及び一般管理費 ※2 500,510 ※2 573,138
販売費及び一般管理費合計 709,619 740,405
営業損失(△) △90,139 △241,565
営業外収益
受取利息 16,453 23,921
補助金収入 98,730 204,772
為替差益 18,208 70,077
投資事業組合運用益 14,156
雑収入 14,296 16,806
営業外収益合計 161,846 315,578
営業外費用
支払利息 80
投資事業組合運用損 720
持分法による投資損失 688 2,404
雑損失 819
その他 610
営業外費用合計 1,588 3,736
経常利益 70,118 70,276
特別損失
投資有価証券評価損 8,349
特別損失合計 8,349
税金等調整前四半期純利益 70,118 61,926
法人税、住民税及び事業税 1,566 1,124
法人税等合計 1,566 1,124
四半期純利益 68,551 60,802
親会社株主に帰属する四半期純利益 68,551 60,802
【四半期連結包括利益計算書】
【第2四半期連結累計期間】
(単位:千円)
前第2四半期連結累計期間

(自 2022年4月1日

 至 2022年9月30日)
当第2四半期連結累計期間

(自 2023年4月1日

 至 2023年9月30日)
四半期純利益 68,551 60,802
その他の包括利益
その他有価証券評価差額金 △47,855 59,130
為替換算調整勘定 30,471 42,653
持分法適用会社に対する持分相当額 6,764 6,633
その他の包括利益合計 △10,619 108,417
四半期包括利益 57,932 169,220
(内訳)
親会社株主に係る四半期包括利益 57,932 169,220

(3)【四半期連結キャッシュ・フロー計算書】

(単位:千円)
前第2四半期連結累計期間

(自 2022年4月1日

 至 2022年9月30日)
当第2四半期連結累計期間

(自 2023年4月1日

 至 2023年9月30日)
営業活動によるキャッシュ・フロー
税金等調整前四半期純利益 70,118 61,926
のれん償却額 1,356 1,356
減価償却費 21,829 16,264
株式報酬費用 29,099 25,979
貸倒引当金の増減額(△は減少) △13,004 △6,909
賞与引当金の増減額(△は減少) 1,252 △237
補助金収入 △98,730 △204,772
受取利息 △16,453 △23,921
支払利息 80
投資事業組合運用損益(△は益) △14,156 720
持分法による投資損益(△は益) 688 2,404
為替差損益(△は益) △7,526 △39,798
投資有価証券評価損益(△は益) 8,349
売上債権の増減額(△は増加) △138,612 134,313
棚卸資産の増減額(△は増加) △96,228 20,447
仕入債務の増減額(△は減少) 86,975 △74,879
未払金の増減額(△は減少) △23,324 △89,851
その他の流動負債の増減額(△は減少) 174,683 △2,665
その他 35,715 2,690
小計 13,762 △168,582
利息及び配当金の受取額 16,453 23,921
補助金の受取額 32,730 204,772
利息の支払額 △80
法人税等の支払額 △2,341 △1,880
営業活動によるキャッシュ・フロー 60,524 58,231
投資活動によるキャッシュ・フロー
有価証券の取得による支出 △2,000,000 △1,500,000
有価証券の償還による収入 2,000,000 3,000,000
投資有価証券の取得による支出 △500,000 △1,509,193
投資有価証券の売却及び償還による収入 42,000 103,790
有形固定資産の取得による支出 △66,694 △31,740
無形固定資産の取得による支出 △9,728 △15,283
その他 △6,078 △1,352
投資活動によるキャッシュ・フロー △540,501 46,220
財務活動によるキャッシュ・フロー
新株予約権の行使による株式の発行による収入 564,715
長期借入金の返済による支出 △80,000
その他 △0
財務活動によるキャッシュ・フロー 484,715
現金及び現金同等物に係る換算差額 21,476 66,358
現金及び現金同等物の増減額(△は減少) 26,215 170,810
現金及び現金同等物の期首残高 2,636,976 1,914,569
現金及び現金同等物の四半期末残高 ※ 2,663,192 ※ 2,085,379

【注記事項】

(継続企業の前提に関する事項)

該当事項はありません。 

(連結の範囲又は持分法適用の範囲の変更)

該当事項はありません。 

(会計方針の変更)

該当事項はありません。 

(四半期連結損益計算書関係)

※1 研究開発費の主要な費目及び金額は次のとおりであります。

前第2四半期連結累計期間

(自  2022年4月1日

至  2022年9月30日)
当第2四半期連結累計期間

(自  2023年4月1日

至  2023年9月30日)
給料手当 59,627千円 77,308千円
賞与引当金繰入額 5,005 1,589
支払報酬 45,133 9,145

※2 その他の販売費及び一般管理費のうち主要な費目及び金額は次のとおりであります。

前第2四半期連結累計期間

(自  2022年4月1日

  至  2022年9月30日)
当第2四半期連結累計期間

(自  2023年4月1日

  至  2023年9月30日)
給料手当 174,746千円 215,824千円
賞与引当金繰入額 5,462 4,576
貸倒引当金繰入額 308 834
支払報酬 45,952 76,415
(四半期連結キャッシュ・フロー計算書関係)

※  現金及び現金同等物の四半期末残高と四半期連結貸借対照表に掲記されている科目の金額との関係は下記のとおりであります。

前第2四半期連結累計期間

(自  2022年4月1日

至  2022年9月30日)
当第2四半期連結累計期間

(自  2023年4月1日

至  2023年9月30日)
現金及び預金勘定 2,668,192千円 2,085,379千円
預入期間が3か月を超える定期預金 △5,000
現金及び現金同等物 2,663,192 2,085,379
(株主資本等関係)

Ⅰ 前第2四半期連結累計期間(自 2022年4月1日 至 2022年9月30日)

1.株主資本の著しい変動に関する事項

当社は、新株予約権の権利行使に伴う新株の発行により、前第2四半期連結累計期間において資本金及び資本剰余金がそれぞれ284,236千円増加しました。また、2022年8月5日付で資本準備金の額の減少及び剰余金の処分(欠損填補)を行ったことにより、資本剰余金が540,274千円減少し、利益剰余金が540,274千円増加しました。これらの結果、前第2四半期連結会計期間末において資本金が1,999,554千円、資本剰余金が6,057,436千円、利益剰余金が△141,595千円となっております。

Ⅱ 当第2四半期連結累計期間(自 2023年4月1日 至 2023年9月30日)

1.株主資本の著しい変動に関する事項

該当事項はありません。

(セグメント情報等)

【セグメント情報】

Ⅰ 前第2四半期連結累計期間(自 2022年4月1日 至 2022年9月30日)

1.報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報並びに収益の分解情報

(単位:千円)
報告セグメント 調整額

(注)1
四半期連結

損益計算書

計上額

(注)2
研究支援事業 メディカル事業
売上高
日本 233,365 674,028 907,393 907,393
米国 377,439 377,439 377,439
英国 248,203 248,203 248,203
インド 43,721 43,721 43,721
顧客との契約から生じる収益 902,728 674,028 1,576,757 1,576,757
外部顧客への売上高 902,728 674,028 1,576,757 1,576,757
902,728 674,028 1,576,757 1,576,757
セグメント利益 134,355 221,863 356,218 △286,100 70,118

(注)1.セグメント利益の調整額△286,100千円は、主に報告セグメントに帰属しない一般管理費等の全社費用であります。

2.セグメント利益は、四半期連結損益計算書の経常利益と調整を行っております。

2.報告セグメントごとの固定資産の減損損失又はのれん等に関する情報

該当事項はありません。

Ⅱ 当第2四半期連結累計期間(自 2023年4月1日 至 2023年9月30日)

1.報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報並びに収益の分解情報

(単位:千円)
報告セグメント 調整額

(注)1
四半期連結

損益計算書

計上額

(注)2
研究支援事業 メディカル事業
売上高
日本 263,226 121,834 385,061 385,061
米国 443,674 443,674 443,674
英国 294,336 294,336 294,336
インド 24,067 24,067 24,067
顧客との契約から生じる収益 1,025,305 121,834 1,147,139 1,147,139
外部顧客への売上高 1,025,305 121,834 1,147,139 1,147,139
1,025,305 121,834 1,147,139 1,147,139
セグメント利益 174,249 110,131 284,381 △214,105 70,276

(注)1.セグメント利益の調整額△214,105千円は、主に報告セグメントに帰属しない一般管理費等の全社費用であります。

2.セグメント利益は、四半期連結損益計算書の経常利益と調整を行っております。

2.報告セグメントごとの固定資産の減損損失又はのれん等に関する情報

該当事項はありません。 

(収益認識関係)

顧客との契約から生じる収益を分解した情報は、「注記事項(セグメント情報等)」に記載のとおりであります。 

(1株当たり情報)

1株当たり四半期純利益及び算定上の基礎は、以下のとおりであります。

前第2四半期連結累計期間

(自 2022年4月1日

至 2022年9月30日)
当第2四半期連結累計期間

(自 2023年4月1日

至 2023年9月30日)
1株当たり四半期純利益 0円82銭 0円71銭
(算定上の基礎)
親会社株主に帰属する四半期純利益(千円) 68,551 60,802
普通株主に帰属しない金額(千円)
普通株式に係る親会社株主に帰属する四半期純利益(千円) 68,551 60,802
普通株式の期中平均株式数(株) 83,595,028 85,097,381
希薄化効果を有しないため、潜在株式調整後1株式会社当たり四半期純利益の算定に含めなかった潜在株式で、前連結会計年度末から重要な変動があったものの概要

(注)前第2四半期連結累計期間の潜在株式調整後1株当たり四半期純利益については、希薄化効果を有している潜在株式が存在しないため記載しておりません。当第2四半期連結累計期間の潜在株式調整後1株当たり四半期純利益については、潜在株式が存在しないため記載しておりません。 

(重要な後発事象)

該当事項はありません。 

2【その他】

該当事項はありません。 

 第2四半期報告書_20231110091908

第二部【提出会社の保証会社等の情報】

該当事項はありません。

Talk to a Data Expert

Have a question? We'll get back to you promptly.