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The Yokohama Rubber Company,Limited

Quarterly Report Nov 9, 2018

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【表紙】
【提出書類】 四半期報告書
【根拠条文】 金融商品取引法第24条の4の7第1項
【提出先】 関東財務局長
【提出日】 2018年11月9日
【四半期会計期間】 第143期第3四半期(自  2018年7月1日  至  2018年9月30日)
【会社名】 横浜ゴム株式会社
【英訳名】 The Yokohama Rubber Company, Limited
【代表者の役職氏名】 代表取締役社長  山 石 昌 孝
【本店の所在の場所】 東京都港区新橋5丁目36番11号
【電話番号】 東京(03)5400-4520
【事務連絡者氏名】 取締役執行役員 経理部長  松 尾 剛 太
【最寄りの連絡場所】 東京都港区新橋5丁目36番11号
【電話番号】 東京(03)5400-4520
【事務連絡者氏名】 取締役執行役員 経理部長  松 尾 剛 太
【縦覧に供する場所】 株式会社東京証券取引所

(東京都中央区日本橋兜町2番1号)

株式会社名古屋証券取引所

(愛知県名古屋市中区栄3丁目8番20号)

E01085 51010 横浜ゴム株式会社 THE YOKOHAMA RUBBER CO., LTD. 企業内容等の開示に関する内閣府令 第四号の三様式 IFRS true cte 2018-01-01 2018-09-30 Q3 2018-12-31 2017-01-01 2017-09-30 2017-12-31 1 false false false E01085-000 2018-11-09 E01085-000 2017-01-01 2017-09-30 E01085-000 2018-01-01 2018-09-30 E01085-000 2017-01-01 2017-12-31 E01085-000 2017-07-01 2017-09-30 E01085-000 2018-07-01 2018-09-30 E01085-000 2017-09-30 E01085-000 2018-09-30 E01085-000 2017-12-31 iso4217:JPY iso4217:JPY xbrli:shares xbrli:pure

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第一部 【企業情報】

第1 【企業の概況】

1 【主要な経営指標等の推移】

| | | | | |
| --- | --- | --- | --- | --- |
| 回次 | | 第142期

第3四半期

連結累計期間 | 第143期

第3四半期

連結累計期間 | 第142期 |
| 会計期間 | | 自 2017年1月1日

至 2017年9月30日 | 自 2018年1月1日

至 2018年9月30日 | 自 2017年1月1日

至 2017年12月31日 |
| 売上収益 | (百万円) | 455,529 | 460,835 | 646,272 |
| (第3四半期連結会計期間) | (151,286) | (151,158) |
| 税引前四半期(当期)利益 | (百万円) | 30,095 | 24,325 | 54,891 |
| 親会社の所有者に

帰属する四半期

(当期)利益又は損失(△) | (百万円) | 21,845 | 16,265 | 39,975 |
| (第3四半期連結会計期間) | (6,880) | (△1,567) |
| 親会社の所有者に

帰属する四半期

(当期)包括利益 | (百万円) | 23,337 | 4,243 | 49,604 |
| 親会社の所有者に

帰属する持分 | (百万円) | 353,514 | 374,217 | 379,778 |
| 総資産額 | (百万円) | 901,937 | 890,779 | 920,776 |
| 基本的1株当たり

四半期(当期)利益

又は損失(△) | (円) | 136.24 | 101.42 | 249.32 |
| (第3四半期連結会計期間) | (42.91) | (△9.77) |
| 希薄化後1株当たり

四半期(当期)利益 | (円) | - | - | - |
| 親会社所有者帰属

持分比率 | (%) | 39.19 | 42.01 | 41.25 |
| 営業活動による

キャッシュ・フロー | (百万円) | 33,754 | 42,722 | 60,466 |
| 投資活動による

キャッシュ・フロー | (百万円) | △28,062 | △29,463 | △29,746 |
| 財務活動による

キャッシュ・フロー | (百万円) | △4,665 | △28,824 | △28,091 |
| 現金及び現金同等物の

四半期末(期末)残高 | (百万円) | 55,949 | 42,089 | 58,305 |

(注)1. 当社は要約四半期連結財務諸表を作成しておりますので、提出会社の主要な経営指標等の推移については記載しておりません。

2.売上収益には、消費税等は含まれておりません。

3.上記指標は、国際財務報告基準(以下「IFRS」という。)により作成した要約四半期連結財務諸表及び連結財務諸表に基づいております。

4.希薄化後1株当たり四半期(当期)利益については、潜在株式が存在しないため記載しておりません。                                         

2 【事業の内容】

当第3四半期連結累計期間において、当社グループ(当社及び当社の関係会社)において営まれている事業の内容について、重要な変更はありません。

また、主要な関係会社についても異動はありません。

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第2 【事業の状況】

1 【事業等のリスク】

当第3四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項の発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。

なお、重要事象等は存在しておりません。

2 【経営上の重要な契約等】

当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。

### 3 【財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当第3四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。

(1) 業績の状況

前第3四半期

連結累計期間
当第3四半期

連結累計期間
増減率
百万円 百万円
売上収益 455,529 460,835 1.2
タイヤ 321,921 317,088 △1.5
MB 80,495 84,583 5.1
ATG 46,492 52,359 12.6
その他 6,620 6,805 2.8
事業利益 31,385 35,588 13.4
タイヤ 20,637 23,753 15.1
MB 4,496 4,574 1.8
ATG 5,289 6,344 19.9
その他 1,041 888 △14.7
調整額 △79 28
営業利益 29,378 26,953 △8.3
税引前四半期利益 30,095 24,325 △19.2
親会社の所有者に

帰属する四半期利益
21,845 16,265 △25.5

(注)事業利益は、売上収益から売上原価、販売費及び一般管理費を控除して算出しております。

当第3四半期連結累計期間(2018年1月1日~2018年9月30日)における当社グループをとり巻く環境は、国内では、雇用・所得環境及び個人消費の改善等により、景気回復が継続いたしました。

海外においては、米国では良好な雇用・所得環境および所得税減税等を背景に景気回復が継続しており、欧州でも景気が底堅く推移する一方、中国では、景気は減速基調となりました。

また、米国の通商政策による米中貿易摩擦リスクが、より一層拡大する兆しを見せているほか、英国の欧州連合(EU)離脱についても先行き不透明な状態となっており、今後の世界経済への影響が懸念されます。

一方、国内のタイヤ業界においては、新車用タイヤ、市販用タイヤとも前年同期を下回る厳しい状況となりました。

こうした中、当社グループは、中期経営計画GD2020に基づいた成長戦略と経営基盤強化に取り組んだ結果、当第3四半期連結累計期間の連結売上収益は4,608億35百万円(前年同期比1.2%増)、利益面では、連結事業利益が355億88百万円(前年同期比13.4%増)といずれも過去最高となりましたが、当社の米国タイヤ生産子会社ヨコハマタイヤ マニュファクチャリング ミシシッピ,LLCにおいて112億15百万円の減損損失を計上したことで、連結営業利益は269億53百万円(前年同期比8.3%減)、親会社の所有者に帰属する四半期利益は162億65百万円(前年同期比25.5%減)となりました。

セグメントの業績を示すと、次のとおりであります。

① タイヤ

売上収益は3,170億88百万円(前年同期比1.5%減)で、当社グループの連結売上収益の68.8%を占めております。

新車用タイヤは、国内では納入車種の切り替え時期と重なったため販売が低調だったほか、海外においても、中国での自動車販売低迷に伴う生産調整等により販売が減少し、国内、海外ともに売上収益は前年同期を下回りました。

市販用タイヤは、国内では、年初の降雪が多かったことで、冬用タイヤの販売が好調だったほか、グローバル・フラッグシップブランド「ADVAN(アドバン)」シリーズや低燃費タイヤ「BluEarth(ブルーアース)」シリーズをはじめとする高付加価値商品の拡販に努めたことで、前年同期を上回りました。一方、海外においては、天候要因や一部新興国における通貨不安、および米中貿易摩擦への警戒感による販売減少があり、売上収益は前年同期を下回りました。

② MB(マルチプル・ビジネスの略)

売上収益は845億83百万円(前年同期比5.1%増)で、当社グループの連結売上収益の18.4%を占めております。

ホース配管事業は、国内外の建機、工作機需要が引き続き旺盛だったことに加え、自動車用ホース配管も海外を中心に好調を維持したことで、売上収益は前年同期を上回りました。

工業資材事業では、国内外でコンベヤベルトの販売が好調だったほか、海洋商品の販売も原油価格の上昇によるマリンホースの需要回復により海外を中心に好調だったことから、売上収益は前年同期を上回りました。

一方、ハマタイト・電材事業及び航空部品事業では、売上収益は前年同期を下回りました。

③ ATG

売上収益は523億59百万円(前年同期比12.6%増)で、当社グループの連結売上収益の11.4%を占めております。

農業機械用・産業車両用タイヤをはじめとするオフハイウェイタイヤは、豪州・欧州を中心とした世界的な天候不良、異常気象により一部地域で市販用タイヤの販売が振るわなかったものの、農業機械の需要が引き続き回復傾向にあることから、新車用タイヤの販売が好調で売上収益は前年同期を上回りました。

(2) キャッシュ・フローの状況

当第3四半期連結累計期間末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、420億89百万円となり、前連結会計年度末に比べて162億16百万円の減少となりました。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

当第3四半期連結累計期間における営業活動による資金の増加は427億22百万円(前年同期比89億69百万円の収入増加)となりました。

これは、主として売上債権の回収や、税引前四半期利益の計上によるものです。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

当第3四半期連結累計期間における投資活動による資金の減少は294億63百万円(前年同期比14億1百万円の支出増加)となりました。

これは、主として有形固定資産の取得によるものです。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

当第3四半期連結累計期間における財務活動による資金の減少は288億24百万円(前年同期比241億59百万円の支出増加)となりました。

これは、主として借入金の返済や、配当金の支払によるものです。

(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題

当第3四半期連結累計期間において新たに発生した事業上及び財務上の対処すべき課題はありません。

(4) 研究開発活動

当社グループの研究開発は、会社の基盤技術に関する研究開発活動を研究本部が、直接商品に係る研究開発活動をタイヤ、MB、ATG及びその他の技術部門が担当となり、世界的な技術の先端に挑戦し、世界初の商品を市場に提供することで、お客様に満足いただくべく努力を重ねています。

当第3四半期連結累計期間における研究開発費の総額は、112億62百万円であります。

当社研究本部においては、環境貢献企業における研究部門として、精緻でかつ高度な分析・解析技術をベースに物質構造や反応機構等の解明による新素材開発やシミュレーション技術の開発を行い、環境にやさしいタイヤ材料の開発や電子材料用素材・省エネルギー関連への適用技術の開発などを中心に技術の先端に挑戦しています。

研究開発費の金額は、8億89百万円であります。

・バイオマスからイソプレンを生成する世界初の新技術を開発

2018年7月、国立研究開発法人理化学研究所(以下、理研)、日本ゼオン株式会社との共同研究により、バイオマス(生物資源)から効率的にイソプレンを生成できる世界初の新技術を開発したことを公表いたしました。

この新技術は、世界初となる新しい人工経路の構築と高活性酵素の作成により、優れたイソプレン生成能を持つ細胞を創製し、この細胞内(in vivo)で出発原料であるバイオマス(糖)からイソプレン生成までを一貫して行い、さらに生成したイソプレンを重合してポリイソプレンゴムを合成することを実現したものです。

イソプレンは自動車タイヤなどの原料として使われる合成ゴム(ポリイソプレンゴム)の原料として使用されており、現在は、ナフサ熱分解の副生成物として工業的に生産されています。

今回開発したイソプレン生成技術を確立することにより、石油への依存度が低減でき、地球温暖化の原因とされる二酸化炭素削減に貢献することができます。

なお、研究にあたっては理研・環境資源科学研究センター(CSRS)が保有する細胞設計技術、植物科学技術を活用しています。

当第3四半期連結累計期間におけるセグメントごとの研究開発活動の重要な変更は、次のとおりであります。

1)タイヤ

グローバル市場における独自の存在感の確立及び高付加価値商品のグローバル展開を目標とし、以下のような活動をしました。

当第3四半期連結累計期間における研究開発費の金額は、80億76百万円であります。

①JAF指定のレーシングカート用タイヤ「ADVAN SLJ」を発売

2018年1月から、JAF(日本自動車連盟)指定タイヤ規則に適合したレーシングカート用タイヤ「ADVAN SLJ(アドバン・エスエルジェイ)(名称:ADJ)」を発売しました。「ADJ」はカデットクラス向けドライタイヤで、従来品の「ADVAN SLJ(名称:AAJ)」をベースに寸法の見直しなどを行い、2017年に施行された新たなJAF指定タイヤ規則の摩耗基準をクリアする耐久性と優れた操縦安定性を実現しました。

②世界トップクラスのプレミアムカーメーカーの技術承認を取得

グローバル・フラッグシップタイヤ「ADVAN Sport V105(アドバン・スポーツ・ブイイチマルゴ)」が独・BMW社の新型「X3」に新車装着されました。「ADVAN Sport V105」は世界有数のハイパフォーマンスカーに数多く新車装着されておりますが、当社がBMW社へ新車向けタイヤを納入するのは今回が初めてとなります。

「ADVAN Sport V105」は、横浜ゴムのハイパワー・プレミアムカー向け高性能タイヤで、高いドライビングパフォーマンスを発揮するとともに、優れた快適性や安全性を高次元でバランスさせており、今回新車装着されたタイヤはBMW社と共同開発したもので、タイヤサイドには同社の承認を示す★印(スターマーク)が刻印されています。

なお「ADVAN Sport V105」は、独・BMW社が2018年3月より全世界で発売した新型「M5」、2018年7月より発売開始した新型「X4」にも新車装着されました。

また、世界トップレベルのレースへ参戦するBMW社に対し、高性能レーシングタイヤを供給しておりますが、世界ツーリングカー選手権の初代チャンピオン(1987年)、欧州ツーリングカー選手権チャンピオン(1988年)のほか、世界的耐久レースであるニュルブルクリンク24時間とスパ・フランコルシャン24時間において計5回の優勝を獲得するなどの輝かしい戦績を残しています。

国内では、全日本ツーリングカー選手権クラス3の初代チャンピオン(1985年)、2011年のSUPER GTのGT300クラスにおいてシリーズチャンピオンを獲得しています。

③耐摩耗性能重視型トラック・バス用オールシーズンタイヤ「710R」新発売

2018年3月、耐摩耗性能重視型トラック・バス用オールシーズンタイヤの新商品「710R(ナナイチマル・アール)」を発売しました。「710R」は、耐摩耗性能と耐偏摩耗性能を大幅に向上させることによって、輸送業経営者の求める経済性を追求しつつ、多くのドライバーが不安を抱える空荷時の安全性の改善を目指して開発されました。新開発の専用パターンを採用したワイドトレッドデザインにより耐摩耗性能を向上し、互い違いにブロックを配置した千鳥ブロックレイアウトや「Z」型のブロックを交差配置したセンター「Z」ブロックが偏摩耗を抑制します。さらに、ワイドセンターブロックとワイドセンターグルーブが空荷時のグリップ力と排水性の向上に貢献します。

また、コンパウンドには耐摩耗性能に優れるポリマーとウェット性能に貢献するシリカを配合し、さらに新C’ROLL製法(C’ROLLはCOLD&ROLLの略。従来、高温下で行われていたゴムのミキシングを、低温でさらにロールを使用して丹念に練ることで、ゴムの分子切断を抑制し、補強剤であるカーボンをより均一に分散できる製法)を採用することにより従来品の「ZEN 701ZE(ゼン・ナナマルイチ・ゼットイー)」)に比べ耐摩耗性能を20%以上(※)向上、空荷時ウェット発進スリップ性能を57%(※)改善したほか、ウェット制動性能や雪上性能も従来品同等レベル以上を確保しています。

※性能データについてはタイヤ公正取引協議会に届け出てあります。

④ラリー・ダートトライアル用ラジアルタイヤ「ADVAN A053」に新サイズを追加

2018年3月、ラリー・ダートトライアル用ラジアルタイヤ「ADVAN A053(アドバン・エイ・ゼロゴーサン)」に新サイズを追加し、全4サイズとなりました。同商品は左輪用と右輪用で異なるパターンを採用しており、硬く締まった路面から柔らかい土質まで様々に変化するグラベルステージに対応すると共に、ハイスピードな道はもちろん、低中速コーナーでも高いトラクション性能を発揮します。

同商品は日本のラリー、ダートトライアルの最高峰である全日本ラリー選手権のグラベル路面や、全日本ダートトライアル選手権でも使用されており、2016年の全日本ラリー選手権ではJN5とJN2でシリーズチャンピオンに、2017年にはJN2クラスで2連覇を達成したほか、全日本ダートトライアル選手権では2016年に4クラス、2017年に3クラスでシリーズチャンピオンを獲得しております。 

⑤「ADVAN Sport V105」にランフラットサイズを追加

2018年4月、グローバル・フラッグシップタイヤ「ADVAN Sport V105」に新たにランフラットサイズ全8サイズを追加し発売しました。

今回発売する新サイズのサイドウォールにはランフラット構造タイヤ(※)であることを示す「Z・P・S」マークが打刻されています。

空気が抜けた状態(ゼロプレッシャー状態)でもタイヤが車両を支えられるようタイヤのサイドウォール(タイヤ側面)を強化したほか、新開発の「小型化ビードフィラー」と適切に組み合わせ配置した「2nd フィラー」の採用および、ビードフィラーゴムの低発熱化を実現することでランフラット構造タイヤに求められる耐久性を向上させました。

さらに、この効果によってサイドウォールを強化する部材の軽量化が可能となり、タイヤの軽量化も同時に実現しました。(サイズにより採用技術が異なります。)

※ランフラット構造タイヤは、パンクなどで空気が抜けた状態でも一定速度で、一定距離を走行できるタイヤ。

⑥SUV用スタッドレスタイヤ「iceGUARD SUV G075」新サイズを拡充

2018年9月、乗用車用スタッドレスタイヤブランド「iceGUARD(アイスガード)」のSUV向け商品「iceGUARD SUV G075(アイスガード・エスユーヴィ・ジーゼロナナゴ)」に新サイズを追加し、全42サイズから全66サイズにラインアップを拡大しました。

同製品では「SUVに、飛躍の氷上性能を」をテーマに、「iceGUARD」シリーズで培った独自技術を惜しみなく搭載し、SUVユーザーからのニーズが最も高い氷上性能を向上させたほか、氷上性能の持続性、省燃費性、更に近年人気の都市型SUVに対応するための静粛性を追求しました。

⑦冬用タイヤの吸水効果を評価する新技術を開発

金沢大学理工研究域岩井研究室との共同研究により、氷上路面と摩擦中のゴム(走行中のタイヤをイメージ)の接地状態を可視化する評価技術を開発しました。

本技術は、高速度カメラを搭載した特殊試験機の開発により接地状態を可視化し、真実接触部を識別、さらに、接触画像を数値化する解析技術の確立により、ゴムの吸水性や排水性を数値的に評価することに成功したものです。

本特殊試験機では氷あるいは氷を再現した透明で平滑な円盤とゴムサンプルを最大時速50kmで摩擦させ、その接地面のミクロレベルの画像を高速度カメラで1秒間に100万枚撮影し、試験中の摩擦力を同時に測定することができます。 

本技術を活用することで吸水性に優れた新たな配合剤の発見や排水性の高いトレッドパターンの開発をより高精度に行うことが可能となり、氷上性能を飛躍的に高めた冬用タイヤの開発が期待できます。

2)MB

お客様の満足と環境への貢献を念頭に置いて、幅広い産業分野での高機能新商品の開発と、新規事業を目指した技術開発を積極的に行っており、以下のような活動をしました。

当第3四半期連結累計期間における研究開発費の金額は、18億52百万円であります。

①ホース配管事業

・バリアタイプホース

バリアタイプホースは自動車用エアコンシステムで冷媒を輸送するための配管に用いられるゴム製ホースの一種で、カーエアコンの次世代冷媒として普及が進んでいるHFO-1234yfに対応した製品となっております。今回開発したのは高圧用および低圧用のホースで、すでに現行型「Jeep® Wrangler」及び「Jeep® Compass」に採用されています。

現在、カーエアコンの冷媒として広く使用されているHFC-134aはGWP(地球温暖化係数)が1,430と高いため、地球温暖化防止を目的として、同係数が低いHFO-1234yf(GWP=4)への切り替えが進みつつあります。しかし、HFO-1234yfは長期使用により徐々に分解が進み、酸を発生させる性質があるため、最内面に樹脂層を持つホースでは樹脂が腐食してしまうという問題がありました。この対策として樹脂層の内面にゴム層を有するホース構造を採用し、樹脂との接着性を改善した内面ゴムを開発することで冷媒と樹脂との直接の接触を防ぎ、樹脂の腐食・冷媒の漏えいを防ぐカーエアコン用ホースを開発しました。なお、今回開発したホースの内面ゴム材料は日本で特許を出願しています。

今後は自動車部品ビジネスのグローバル展開を推進するため、ラインアップをさらに充実させ、海外販売を強化していきます。

・IHX (Internal Heat Exchanger)

IHX(2重管型内部熱交換器)は、自動車用エアコンシステムで冷媒を輸送するための配管の一部で、従来は別々に構成されていた2本の冷媒配管の一部を一体化して2重管として構成したものであり、高温冷媒と低温冷媒の温度差を利用して内部熱交換することでエアコンシステム全体の冷却効率が向上させることができる製品となっております。

現在、カーエアコンの冷媒として広く使用されているHFC-134aはGWPが1,430と高いため、地球温暖化防止を目的として、同係数が低いHFO-1234yf(GWP=4)への切り替えが進みつつあります。一方、HFO-1234yfはHFC-134aと比較して冷却効率が低下してしまいますが、今回開発した2重管型内部熱交換器によって、この冷却効率低下をカバーすることができます。

なお、カーエアコンシステムはエンジンルーム内の狭い空間に配管されていることからそのエンジンルーム内のレイアウトに応じて配管設計を行う必要がありますが、今回開発したIHXは曲げても冷媒の流路が潰れないため、従来のエアコンシステム配管と同様に自由に配管設計を行うことが可能です。

今回開発した2重管型内部熱交換器は、すでに現行型「Jeep® Wrangler」及び「Jeep® Compass」に採用されています。今後も北米を中心に販売を強化していくと共に、採用拡大に向けて高性能仕様の開発を行っていきます。

②工業資材事業

・超大型防舷材

空気式防舷材は、船舶の接岸または接舷時における船体及び岸壁の損傷防止を目的として、船と船、船と岸壁の間に浮かせて使用する空気を内包したゴム製の緩衝材で、1958年に世界で初めて生産販売を開始した空気式防舷材は、洋上で原油やLPGなどを移送する2船体間荷役において欠かせない製品となっております。

2017年12月、当社は、世界最大となる直径6mの超大型防舷材を開発いたしました。同商品は洋上にてLNG(液化天然ガス)の液化・貯蔵・出荷を行うLNG-FPSO(Floating Production, Storage and Off-loading system:浮体式生産貯蔵積出設備)からLNGタンカーへの荷役の際に使用され、LNG-FPSOは、近年のLNG需要の高まりを受けて増加が見込まれております。LNG-FPSOでは約-160℃のLNGをLNGタンカーへ安全かつ効率的に荷役しなければならず、今回開発した超大型防舷材は、従来の防舷材に比べLNG荷役中にLNG-FPSO とLNGタンカーの距離を広く保つことができるため、より安全な荷役を実現できます。また、大型海洋構造物など海洋工事分野での活用も期待されております。

・縦型空気式防舷材新型口金具

空気式防舷材は、船舶の接岸または接舷時における船体及び岸壁の損傷防止を目的として、船と船、船と岸壁の間に浮かせて使用する空気を内包したゴム製の緩衝材で、縦型空気式防舷材は、海中に船体やその一部が深く沈み込んでいる艦船で使用されます。2018年1月、弊社は、縦型空気式防舷材に取り付けたままの状態で安全弁の検査が行える新型口金具を開発、販売を開始いたしました。

空気式防舷材には、過剰に圧縮された際に内圧の上昇による破裂を防ぐため内部の空気を放出する安全弁が取り付けられております。従来、安全弁の検査は空気式防舷材をクレーンなどで陸揚げし、空気を抜くなどした後、口金具ごと安全弁を取り外して行う必要があり、多大なコストがかかる問題を有していました。これに対し、新開発の口金具は、安全弁検査用の圧力容器を口金具背面に設置し、手動バルブを閉じることで防舷材本体と口金具の間の空気の通り道を遮断し、防舷材本体を密閉状態にできる構造といたしました。これにより防舷材を陸揚げすることなく安全弁の検査が可能となり、メンテナンスコストの大幅削減につなげることができます。

・インドネシアの海洋商品生産販売子会社がマリンホースの国際型式認証を取得

海洋商品の生産を行う当社の子会社、横浜工業品製造インドネシア(PT Yokohama Industrial Products

Manufacturing Indonesia)は、原油・石油製品の海上移送に使用する「Seaflex(シーフレックス)」ブランドのマリンホースに関し、石油会社国際海事評議会(OCIMF)が制定する「GMPHOM2009」の型式認証を2017年8月、全モデルで取得しております。マリンホースの「GMPHOM2009」の型式認証は、すでに日本の平塚製造所、イタリアのヨコハマ工業品イタリア(Yokohama Industrial Products Italy S.r.l.)で取得しており、今回、横浜工業品製造インドネシアが認証を取得したことで、横浜ゴム海洋商品の全生産拠点で国際型式認証を取得したことになります。

・省電力コンベヤベルト「ECOTEX」

省電力コンベヤベルト「ECOTEX(エコテックス)」は、その省電力性能と高い耐久性が評価され、日本最長のコンベヤラインである秩父太平洋セメント(株)のKLTライン※へ2015年から2017年にかけて納入されました。

この「ECOTEX」の省電力性能も評価され、同社は、2018年5月に行われた第77回石灰石鉱業大会にて「石灰石鉱業協会賞 最優秀功績賞」を受賞しました。

「ECOTEX」は優れた耐久性に加え、ローラーと接する下面カバーゴムの粘弾性を最適化し、ローラーの乗り越え抵抗を小さくすることでコンベヤの消費電力削減に貢献します。今回納入したKLTラインでは同商品納入後の消費電力測定において、当社従来品と比べて50%以上の大幅な消費電力削減(当社調べ)を実現しました。

当社は耐摩耗性、耐熱性、難燃性、省電力性など使用用途に応じた多様なコンベヤベルトを生産販売しており、世界トップクラスの性能を実現しております。当社商品は世界的にも高い信頼を得ており、日本国内だけではなく、これまでに海外でも数多く採用されております。

※KLTラインは、14キロメートルと9キロメートルのコンベヤを使用して群馬県多野郡神流町の叶山鉱山から埼玉県秩父市までを結び、今回納入したコンベヤベルトは、日本最長となる約14キロメートルのコンベヤ向けとなります。

③ハマタイト・電材事業

・土間目地用2成分形ポリサルファイド系シーリング材「Hamatite SC-DM2」

「Hamatite SC-DM2」は、従来の2成分形ポリサルファイド系シーリング材よりも硬化が速く、工期の短縮を可能にするとともに、歩行者の安全性に配慮し、ハイヒールなどが目地に刺さることがないよう硬度を高めたほか、当社独自の配合技術を用いることで耐候性や耐油・耐薬品性にも優れた商品となりました。

また、ホルムアルデヒド放散等級の最高等級であるF☆☆☆☆認定を取得し、安全と環境にも配慮しています。さらに、シーリング材を着色するカラーマスターを「Hamatite SC-MS2NB/SUPERⅡ」、「Hamatite SC-PS2」と共通化することにより、製品在庫管理を容易にするとともに、主剤の包装容器にテーパー缶を採用し、使用後に積み重ねることで省スペース化を考慮した仕様にしております。今回新たに土間目地用商品をラインアップしたことでさらなる販売強化を図ります。

3)ATG

革新、技術、低コスト生産により、商品のライフサイクルを通じて最も安いコストで最高の価値をお客様に提供するべく以下のような活動をしました。

当第3四半期連結累計期間における研究開発費の金額は、1億98百万円であります。

①各種農機具展示会への出展

2018年1月から3月にかけては、世界最大級の屋外農業機械展示イベントであるWorld Ag Expo(ワールド アグ エクスポ)や南欧における主要な農業機械展示イベントであるFIMA(フィマ)などの展示会へ出展しました。

2018年4月から6月にかけては、世界最大級のタイヤ国際見本市であるTHE TIRE COLOGNE(ザ タイヤ ケルン)、世界三大国際土木建設機械関連見本市であるINTERMAT PARIS(インターマット パリ)、中近東最大の国際自動車アフターマーケット展示会であるAUTOMECHANIKA DUBAI(オートメカニカ ドバイ)、南米最大の農業関連展示会であるAGRISHOW(アグリショー)などの展示会へ出展しました。

2018年7月から9月にかけては、北米最大級の屋外農機展FARM PROGRESS SHOW 2018(ファーム プログレス ショー 2018)、アメリカ中西部における主要農機展HUSKER HARVEST DAYS 2018(ハスカー ハーベスト デイズ 2018)、ドイツで開催される国際林業機械展INTERFORST 2018(インターフォルスト 2018)などの展示会へ出展しました。

②新商品の発売

多くの商品を市場に投入し、販売拡大に努めております。当第3四半期連結累計期間に発売した商品は主に次のものとなります。

[ALLIANCEブランド]

・Super Soft 802(スーパー ソフト 802):

様々な農業機械や産業車両において優れたパフォーマンスを提供し、特に牽引タイプのインプルメントに最適なバイアスタイヤ (2018年2月発売)

・Trailer 448(トレイラー 448):

非方向性パターン、広い接地面積、耐磨耗性コンパウンドにより優れた操作性、安定性ならびに抜群の耐久性を発揮すると同時に、転がり抵抗を低減しつつ高いトラクション性を実現することによって全世界のユーザーの生産性改善に寄与するトレイラー用バイアスタイヤ(2018年2月発売)

・381 AGRIFLEX +(381 アグリフレックス プラス):

リブパターンを基調とし、接地面を拡げることで土壌接地圧を最小化しつつ、ショルダー部のラグ溝によりタイヤスリップを抑制するなど、土壌や作物の保護が特に求められる特殊な用途での使用を想定して開発されたスチールベルトラジアルフロテーションタイヤ(2018年6月発売)です。

・344 FORESTAR ELIT(344 フォレスター イーエルアイティー):

ケーシングの改良を重ね、標準的な製品に対して荷重は維持したままで空気圧を半減することに成功し、低圧での走行が可能となったことにより、接地面の拡大、高いトラクション性能、燃費の改善を実現する革新的林業機械用タイヤ(2018年5月発売)です。

[GALAXYブランド]

・YM SDS(ワイエム エスディーエス):

特別に開発した構造やコンパウンドによって、倉庫や店舗の厳しい使用条件における耐久性を向上させたソリッド(プレスオンバンド)タイヤで、当商品の発売により、ATGのフォークリフト用タイヤのフルラインナップ化が完了しました。 (2018年1月発売)

※プレスオンバンドタイヤ:ソリッドタイヤは、金属製のベースバンドにゴムないしはウレタンを加硫接着したタイヤで、主としてリーチ式フォークリフトに装着されます。

・Flotation(フローテーション):

特殊な構造により、高負荷かつ過酷な使用条件に耐え、低い空気圧によってオン&オフ問わず土壌接地圧及び転がり抵抗を低減し、独自のトレッドパターンでセルフクリーニング性にも優れたバイアスフローテーションタイヤ(2018年1月発売)

・LDSR 300(エルディーエスアール 300):

剛性の高い内部構造とサイド部のプロテクターにより、耐久性を高め、また特別なトレッドコンパウンドによって優れた耐ダメージ性を発揮し、厳しい使用環境における機械のダウンタイム削減に寄与するホイールローダー用ラジアルタイヤ(2018年6月発売)です。

・MGSR 200(エムジーエスアール 200):

剛性の高い内部構造とサイド部のプロテクターにより、耐久性を高め、また特別なトレッドコンパウンドによって優れた耐ダメージ性を発揮し、ユニークなトレッドパターンによって不整地でのトラクション性にも優れ、機械のダウンタイム削減に貢献するグレーダー用ラジアルタイヤ(2018年6月発売)です。

・LHD 500(エルエイチディー 500):

溝深さを超深溝とし、トレッド部へのダメージを低減する耐カット性コンパウンドを採用することによってタイヤライフの長期化を実現し、オペレーションにおけるダウンタイム削減に寄与するホイールローダー/ロードホールダンプ向けバイアスタイヤ(2018年9月発売)です。

・YARDMASTER RADIAL(ヤードマスター ラジアル):

ラジアル構造の採用、トレッドパターンの最適化等により、優れた操作性、安定性、乗り心地、燃費を発揮するとともに高速での長時間走行を可能とする重作業用フォークリフト向けラジアルタイヤ(2018年9月発売)です。

上記のほか、ゴルフクラブ等のスポーツ用品にかかる研究開発費が2億48百万円あります。 

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第3 【提出会社の状況】

1 【株式等の状況】

(1) 【株式の総数等】

① 【株式の総数】
種類 発行可能株式総数(株)
普通株式 400,000,000
400,000,000
種類 第3四半期会計期間

末現在発行数(株)

(2018年9月30日)
提出日現在

発行数(株)

(2018年11月9日)
上場金融商品取引所

名又は登録認可金融

商品取引業協会名
内容
普通株式 169,549,081 169,549,081 東京、名古屋各証券取引所

(市場第一部)
単元株式数は

100株であります。
169,549,081 169,549,081

該当する事項はありません。 #### (3) 【行使価額修正条項付新株予約権付社債券等の行使状況等】

該当する事項はありません。 #### (4) 【ライツプランの内容】

該当する事項はありません。 #### (5) 【発行済株式総数、資本金等の推移】

年月日 発行済株式

総数増減数

(千株)
発行済株式

総数残高

(千株)
資本金増減額

(百万円)
資本金残高

(百万円)
資本準備金

増減額

(百万円)
資本準備金

残高

(百万円)
2018年9月30日 169,549 38,909 31,953

(6) 【大株主の状況】

当四半期会計期間は第3四半期会計期間であるため、記載事項はありません。

#### (7) 【議決権の状況】

当第3四半期会計期間末日現在の「議決権の状況」については、株主名簿の記載内容が確認できないため、記載することができないことから、直前の基準日(2018年6月30日)に基づく株主名簿による記載をしております。 ##### ① 【発行済株式】

2018年6月30日現在

区分 株式数(株) 議決権の数(個) 内容
無議決権株式
議決権制限株式(自己株式等)
議決権制限株式(その他)
完全議決権株式(自己株式等) (自己保有株式)

普通株式

9,149,800
完全議決権株式(その他) 普通株式

160,271,100
1,602,711
単元未満株式 普通株式

128,181
発行済株式総数 169,549,081
総株主の議決権 1,602,711

(注)「完全議決権株式(その他)」欄の普通株式には、株式会社証券保管振替機構名義の株式が100株含まれております。

また、「議決権の数」欄には、同機構名義の完全議決権株式に係る議決権の数1個が含まれております。 ##### ② 【自己株式等】

2018年6月30日現在

所有者の氏名

又は名称
所有者の住所 自己名義

所有株式数

(株)
他人名義

所有株式数

(株)
所有株式数

の合計

(株)
発行済株式

総数に対する

所有株式数

の割合(%)
(自己保有株式)

横浜ゴム株式会社
東京都港区新橋5丁目36番11号 9,149,800 9,149,800 5.39
9,149,800 9,149,800 5.39

(注)自己株式は、2018年5月25日に実施した譲渡制限付株式報酬としての自己株式の処分により、61,802株減少しま した。なお、当該自己株式の処分については2018年4月27日に有価証券届出書を提出しております。 

2 【役員の状況】

前事業年度の有価証券報告書提出日後、当四半期累計期間における役員の異動は、次のとおりであります。

役職の異動

新役名及び職名 旧役名及び職名 氏名 異動年月日
取締役

常務執行役員

タイヤ技術統括

兼 タイヤ消費財開発本部長

兼 MB生産・技術担当

兼 研究本部担当

兼 MB生産・技術企画部長
取締役

常務執行役員

タイヤ技術統括

兼 タイヤ消費財開発本部長

兼 研究本部担当

兼 MB生産・技術担当
野 呂 政 樹 2018年7月1日

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第4 【経理の状況】

1.要約四半期連結財務諸表の作成方法について

当社の要約四半期連結財務諸表は、「四半期連結財務諸表の用語、様式及び作成方法に関する規則」(2007年内閣府令第64号。以下「四半期連結財務諸表規則」という。)第93条の規定により、国際会計基準第34号「期中財務報告」(以下「IAS第34号」という。)に準拠して作成しております。

2.監査証明について

当社は、金融商品取引法第193条の2第1項の規定に基づき、第3四半期連結会計期間(2018年7月1日から2018年9月30日まで)及び第3四半期連結累計期間(2018年1月1日から2018年9月30日まで)の要約四半期連結財務諸表について、EY新日本有限責任監査法人により四半期レビューを受けております。

なお、新日本有限責任監査法人は2018年7月1日付をもって名称をEY新日本有限責任監査法人に変更しております。

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1 【要約四半期連結財務諸表】

(1) 【要約四半期連結財政状態計算書】

(単位:百万円)
注記 前連結会計年度

(2017年12月31日)
当第3四半期連結会計期間

(2018年9月30日)
資産
流動資産
現金及び現金同等物 58,305 42,089
営業債権及びその他の債権 181,750 162,147
その他の金融資産 4,417 1,971
棚卸資産 106,823 132,298
その他の流動資産 11,116 15,134
流動資産合計 362,410 353,639
非流動資産
有形固定資産 292,073 284,745
のれん 88,114 88,558
無形資産 49,683 48,169
その他の金融資産 117,716 104,779
繰延税金資産 5,387 7,286
その他の非流動資産 5,392 3,603
非流動資産合計 558,366 537,139
資産合計 920,776 890,779
(単位:百万円)
注記 前連結会計年度

(2017年12月31日)
当第3四半期連結会計期間

(2018年9月30日)
負債及び資本
負債
流動負債
営業債務及びその他の債務 82,260 82,222
社債及び借入金 62,756 109,194
その他の金融負債 16,758 12,470
未払法人所得税 3,413 7,313
その他の流動負債 41,704 41,498
流動負債合計 206,891 252,697
非流動負債
社債及び借入金 252,798 188,419
その他の金融負債 8,461 7,929
退職給付に係る負債 15,541 15,398
繰延税金負債 39,032 33,579
その他の非流動負債 10,300 10,849
非流動負債合計 326,133 256,174
負債合計 533,024 508,870
資本
資本金 38,909 38,909
資本剰余金 31,058 31,118
利益剰余金 260,428 265,674
自己株式 △12,119 △12,040
その他の資本の構成要素 61,501 50,556
親会社の所有者に帰属する持分合計 379,778 374,217
非支配持分 7,974 7,692
資本合計 387,752 381,908
負債及び資本合計 920,776 890,779

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(2) 【要約四半期連結損益計算書】
【第3四半期連結累計期間】
(単位:百万円)
注記 前第3四半期連結累計期間

(自 2017年1月1日

至 2017年9月30日)
当第3四半期連結累計期間

(自 2018年1月1日

至 2018年9月30日)
売上収益 5,6 455,529 460,835
売上原価 △310,492 △309,459
売上総利益 145,037 151,376
販売費及び一般管理費 △113,652 △115,788
事業利益 31,385 35,588
その他の収益 3,073 4,814
その他の費用 10 △5,079 △13,449
営業利益 29,378 26,953
金融収益 5,323 2,663
金融費用 △4,606 △5,290
税引前四半期利益 30,095 24,325
法人所得税費用 △8,188 △7,889
四半期利益 21,907 16,436
四半期利益の帰属
親会社の所有者 21,845 16,265
非支配持分 62 171
四半期利益 21,907 16,436
1株当たり四半期利益
基本的1株当たり四半期利益(円) 136.24 101.42
(単位:百万円)
注記 前第3四半期連結会計期間

(自 2017年7月1日

至 2017年9月30日)
当第3四半期連結会計期間

(自 2018年7月1日

至 2018年9月30日)
売上収益 5,6 151,286 151,158
売上原価 △103,941 △101,366
売上総利益 47,345 49,792
販売費及び一般管理費 △37,699 △38,000
事業利益 9,646 11,793
その他の収益 1,160 574
その他の費用 10 △1,364 △11,783
営業利益 9,442 584
金融収益 901 2,162
金融費用 △1,059 △2,995
税引前四半期利益又は損失(△) 9,285 △249
法人所得税費用 △2,490 △1,283
四半期利益又は損失(△) 6,795 △1,533
四半期利益又は損失(△)の帰属
親会社の所有者 6,880 △1,567
非支配持分 △85 34
四半期利益又は損失(△) 6,795 △1,533
1株当たり四半期利益又は損失(△)
基本的1株当たり四半期利益又は損失(△)(円) 42.91 △9.77

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(3) 【要約四半期連結包括利益計算書】
【第3四半期連結累計期間】
(単位:百万円)
注記 前第3四半期連結累計期間

(自 2017年1月1日

至 2017年9月30日)
当第3四半期連結累計期間

(自 2018年1月1日

至 2018年9月30日)
四半期利益 21,907 16,436
その他の包括利益
純損益に振り替えられることのない項目
その他の包括利益を通じて測定する

金融資産の公正価値の純変動
6,062 △9,431
確定給付制度の再測定 758 △1,096
純損益に振り替えられる可能性のある

項目
キャッシュ・フロー・ヘッジ △1,177 754
在外営業活動体の換算差額 △3,990 △2,439
税引後その他の包括利益 1,654 △12,213
四半期包括利益 23,561 4,223
四半期包括利益の帰属
親会社の所有者 23,337 4,243
非支配持分 224 △20
四半期包括利益 23,561 4,223
(単位:百万円)
注記 前第3四半期連結会計期間

(自 2017年7月1日

至 2017年9月30日)
当第3四半期連結会計期間

(自 2018年7月1日

至 2018年9月30日)
四半期利益又は損失(△) 6,795 △1,533
その他の包括利益
純損益に振り替えられることのない項目
その他の包括利益を通じて測定する

金融資産の公正価値の純変動
8,111 △548
確定給付制度の再測定 2,070 △357
純損益に振り替えられる可能性のある

項目
キャッシュ・フロー・ヘッジ △427 △565
在外営業活動体の換算差額 4,406 8,585
税引後その他の包括利益 14,160 7,115
四半期包括利益 20,955 5,583
四半期包括利益の帰属
親会社の所有者 20,921 5,433
非支配持分 34 150
四半期包括利益 20,955 5,583

 0104045_honbun_0877547503010.htm

(4) 【要約四半期連結持分変動計算書】

前第3四半期連結累計期間(自 2017年1月1日 至 2017年9月30日)

(単位:百万円)
注記 親会社の所有者に帰属する持分
資本金 資本剰余金 利益剰余金 自己株式 その他の資本の構成要素
在外営業

活動体の

換算差額
キャッシュ・

フロー・ヘッジ
2017年1月1日 残高 38,909 31,055 226,277 △12,114 12,248 604
四半期利益 21,845
その他の包括利益 △4,141 △1,177
四半期包括利益 21,845 △4,141 △1,177
自己株式の取得 △3
自己株式の処分 0 0
剰余金の配当 △9,139
支配の喪失とならない子会社に対する非支配株主との取引 3
利益剰余金への振替 758
その他 844
所有者との取引額等合計 3 △7,537 △3
2017年9月30日 残高 38,909 31,058 240,585 △12,116 8,107 △573
注記 親会社の所有者に帰属する持分 非支配持分 資本合計
その他の資本の構成要素 合計
その他の

包括利益を

通じて測定

する金融資産

の公正価値

の純変動
確定給付制度

の再測定
合計
2017年1月1日 残高 41,492 54,344 338,472 6,266 344,738
四半期利益 21,845 62 21,907
その他の包括利益 6,051 758 1,492 1,492 162 1,654
四半期包括利益 6,051 758 1,492 23,337 224 23,561
自己株式の取得 △3 △3
自己株式の処分 0 0
剰余金の配当 △9,139 △347 △9,486
支配の喪失とならない子会社に対する非支配株主との取引 3 △3
利益剰余金への振替 △758 △758
その他 844 937 1,781
所有者との取引額等合計 △758 △758 △8,295 587 △7,708
2017年9月30日 残高 47,543 55,077 353,514 7,076 360,590

当第3四半期連結累計期間(自 2018年1月1日 至 2018年9月30日)

(単位:百万円)
注記 親会社の所有者に帰属する持分
資本金 資本剰余金 利益剰余金 自己株式 その他の資本の構成要素
在外営業

活動体の

換算差額
キャッシュ・

フロー・ヘッジ
2018年1月1日 残高 38,909 31,058 260,428 △12,119 10,041 △433
四半期利益 16,265
その他の包括利益 △2,253 754
四半期包括利益 16,265 △2,253 754
自己株式の取得 △3
自己株式の処分
株式報酬取引 79 81
剰余金の配当 △9,943
支配の喪失とならない子会社に対する非支配株主との取引 △19
利益剰余金への振替 △1,076
その他
所有者との取引額等合計 60 △11,019 79
2018年9月30日 残高 38,909 31,118 265,674 △12,040 7,788 320
注記 親会社の所有者に帰属する持分 非支配持分 資本合計
その他の資本の構成要素 合計
その他の

包括利益を

通じて測定

する金融資産

の公正価値

の純変動
確定給付制度

の再測定
合計
2018年1月1日 残高 51,893 61,501 379,778 7,974 387,752
四半期利益 16,265 171 16,436
その他の包括利益 △9,426 △1,096 △12,022 △12,022 △191 △12,213
四半期包括利益 △9,426 △1,096 △12,022 4,243 △20 4,223
自己株式の取得 △3 △3
自己株式の処分
株式報酬取引 160 160
剰余金の配当 △9,943 △283 △10,226
支配の喪失とならない子会社に対する非支配株主との取引 △19 19 0
利益剰余金への振替 △21 1,096 1,076
その他 2 2
所有者との取引額等合計 △21 1,096 1,076 △9,804 △262 △10,067
2018年9月30日 残高 42,447 50,556 374,217 7,692 381,908

 0104050_honbun_0877547503010.htm

(5) 【要約四半期連結キャッシュ・フロー計算書】

(単位:百万円)
注記 前第3四半期連結累計期間

(自 2017年1月1日

至 2017年9月30日)
当第3四半期連結累計期間

(自 2018年1月1日

至 2018年9月30日)
営業活動によるキャッシュ・フロー
税引前四半期利益 30,095 24,325
減価償却費及び償却費 25,953 27,364
減損損失 11,215
火災損失 2,887
退職給付に係る負債の増減額(△は減少) △202 539
受取利息及び受取配当金 △2,025 △2,065
支払利息 2,544 2,124
固定資産除売却損益(△は益) △356 322
売上債権の増減額(△は増加) 5,245 18,779
仕入債務の増減額(△は減少) 1,013 3,482
棚卸資産の増減額(△は増加) △13,477 △25,075
その他 △6,657 △10,669
小計 45,020 50,341
利息及び配当金の受取額 2,059 1,786
利息の支払額 △2,515 △2,026
法人税等の支払額又は還付額(△は支払) △10,810 △7,379
営業活動によるキャッシュ・フロー 33,754 42,722
投資活動によるキャッシュ・フロー
定期預金の払戻による収入 4,258 3,722
定期預金の預入による支出 △2,211 △696
有形固定資産の取得による支出 △28,771 △31,249
有形固定資産の売却による収入 1,597 182
無形資産の取得による支出 △886 △1,058
投資有価証券の取得による支出 △15 △13
子会社株式の取得による支出 △2,353
その他 318 △352
投資活動によるキャッシュ・フロー △28,062 △29,463
財務活動によるキャッシュ・フロー
短期借入金の純増減額(△は減少) 10,159 3,793
コマーシャル・ペーパーの純増減額(△は減少) 11,000 6,000
長期借入れによる収入 10,078 2,326
長期借入金の返済による支出 △25,415 △29,717
自己株式の取得による支出 △3 △3
配当金の支払額 △9,145 △9,943
その他 △1,338 △1,281
財務活動によるキャッシュ・フロー △4,665 △28,824
現金及び現金同等物に係る換算差額 △923 △651
現金及び現金同等物の増減額(△は減少) 104 △16,216
現金及び現金同等物の期首残高 55,845 58,305
現金及び現金同等物の四半期末残高 55,949 42,089

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【要約四半期連結財務諸表注記】

1.報告企業

横浜ゴム株式会社(以下「当社」という。)は、日本に所在する株式会社であります。当社の要約四半期連結財務諸表は、当社及び連結子会社(以下「当社グループ」という。)から構成されており、2018年9月30日に終了する第3四半期の要約四半期連結財務諸表は、2018年11月9日に取締役会によって承認されております。当社グループの主な事業内容は、「注記5.セグメント情報」に記載しております。

2.作成の基礎

当社グループの要約四半期連結財務諸表は、四半期連結財務諸表規則第1条の2に掲げる「指定国際会計基準特定会社」の要件をすべて満たすことから、同第93条の規定により、IAS第34号に準拠して作成しております。

要約四半期連結財務諸表は、連結会計年度の連結財務諸表で要求されるすべての情報が含まれていないため、2017年12月31日に終了した前連結会計年度の連結財務諸表と併せて利用されるべきものであります。

要約四半期連結財務諸表は、当社の機能通貨である日本円を表示通貨としており、百万円未満の端数は四捨五入して表示しております。

なお、当社グループは、IFRS第9号「金融商品」(2009年11月公表、2014年7月改訂)及びIFRS第15号「顧客との契約から生じる収益」(2014年5月公表)並びに「IFRS第15号の明確化」(2016年4月公表)をIFRS移行日から早期適用しております。

3.重要な会計方針

要約四半期連結財務諸表において適用する重要な会計方針は、前連結会計年度に係る連結財務諸表において適用した会計方針と同一であります。

なお、当第3四半期連結累計期間の法人所得税費用は、見積平均年次実効税率を基に算定しております。

4.重要な会計上の判断、見積り及び仮定

当社グループは、要約四半期連結財務諸表の作成において、会計方針の適用並びに資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす判断、会計上の見積り及び仮定を用いております。見積り及び仮定は、過去の実績や状況に応じ合理的と考えられる様々な要因に基づく経営者の最善の判断に基づいております。実際の結果は、その性質上、これらの見積り及び仮定と異なる場合があります。

なお、これらの見積り及びその基礎となる仮定は継続して見直しております。これらの見積りの見直しによる影響は、見積りを見直した期間及びその影響を受ける将来の期間において認識されます。

要約四半期連結財務諸表の金額に重要な影響を与える見積り及び仮定は、前連結会計年度と同様であります。

5.セグメント情報

(1) 報告セグメントの概要

当社グループの報告セグメントは、当社グループの構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、当社の取締役会が、経営資源の配分の決定及び業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっているものであります。

当社グループは、製品・サービス別の事業部を置き、各事業部は取り扱う製品・サービスについて国内及び海外の総合的な戦略を立案し、事業活動を展開しております。

したがって、当社グループは事業部別のセグメントから構成されており、「タイヤ」、「MB」、「ATG」の3つを報告セグメントとしております。

各報告セグメントに属する主要な製品

報告セグメント 主要製品
タイヤ 乗用車用、トラック・バス用、小型トラック用、建設車両用、産業車両用などの各種タイヤ、チューブ、アルミホイール、自動車関連用品
MB コンベヤベルト、ゴム板、各種ホース、防舷材、オイルフェンス、マリンホース、型物、空気バネ、ハイウェイジョイント、橋梁用ゴム支承、防水材、止水材、防音・防振商品、接着剤、シーリング材、コーティング材、封止材、航空部品
ATG 農業機械用、産業車両用、建設車両用、林業機械用などの各種タイヤ

(2) セグメント収益及び業績に関する情報

報告されているセグメントの会計処理の方法は、「注記3.重要な会計方針」における記載と同一であります。

報告セグメントの数値は事業利益ベースの数値であります。セグメント間の売上収益は市場実勢価格に基づいております。

前第3四半期連結累計期間(自 2017年1月1日 至 2017年9月30日)

(単位:百万円)
報告セグメント その他 (注)1 調整額

(注)3
連結
タイヤ MB ATG
売上収益
外部顧客 321,921 80,495 46,492 6,620 455,529 455,529
セグメント間 943 78 12 13,281 14,315 △14,315
合計 322,865 80,573 46,505 19,901 469,844 △14,315 455,529
セグメント利益

(事業利益)(注)2
20,637 4,496 5,289 1,041 31,463 △79 31,385
その他の収益及び費用 △2,007
営業利益 29,378

(注) 1.「その他」の区分に含まれる事業は、スポーツ事業等であります。

2.セグメント利益(事業利益)は、売上収益から売上原価、販売費及び一般管理費を控除して算出しております。

3.セグメント利益の調整額は、セグメント間取引消去等によるものであります。

当第3四半期連結累計期間(自 2018年1月1日 至 2018年9月30日)

(単位:百万円)
報告セグメント その他

(注)1
調整額

(注)3
連結
タイヤ MB ATG
売上収益
外部顧客 317,088 84,583 52,359 6,805 460,835 460,835
セグメント間 1,384 79 45 11,382 12,890 △12,890
合計 318,472 84,663 52,403 18,187 473,725 △12,890 460,835
セグメント利益

(事業利益)(注)2
23,753 4,574 6,344 888 35,559 28 35,588
その他の収益及び費用 △8,635
営業利益 26,953

(注) 1.「その他」の区分に含まれる事業は、スポーツ事業等であります。

2.セグメント利益(事業利益)は、売上収益から売上原価、販売費及び一般管理費を控除して算出しております。

3.セグメント利益の調整額は、セグメント間取引消去等によるものであります。

前第3四半期連結会計期間(自 2017年7月1日 至 2017年9月30日)

(単位:百万円)
報告セグメント その他 (注)1 調整額

(注)3
連結
タイヤ MB ATG
売上収益
外部顧客 107,009 25,496 16,146 2,636 151,286 151,286
セグメント間 312 22 5 4,177 4,516 △4,516
合計 107,320 25,518 16,150 6,813 155,802 △4,516 151,286
セグメント利益

(事業利益)(注)2
6,376 1,205 1,613 466 9,660 △14 9,646
その他の収益及び費用 △203
営業利益 9,442

(注) 1.「その他」の区分に含まれる事業は、スポーツ事業等であります。

2.セグメント利益(事業利益)は、売上収益から売上原価、販売費及び一般管理費を控除して算出しております。

3.セグメント利益の調整額は、セグメント間取引消去等によるものであります。

当第3四半期連結会計期間(自 2018年7月1日 至 2018年9月30日)

(単位:百万円)
報告セグメント その他

(注)1
調整額

(注)3
連結
タイヤ MB ATG
売上収益
外部顧客 103,489 27,249 17,573 2,846 151,158 151,158
セグメント間 457 21 25 3,726 4,229 △4,229
合計 103,947 27,270 17,598 6,572 155,387 △4,229 151,158
セグメント利益

(事業利益)(注)2
8,074 1,092 2,047 535 11,748 45 11,793
その他の収益及び費用 △11,209
営業利益 584

(注) 1.「その他」の区分に含まれる事業は、スポーツ事業等であります。

2.セグメント利益(事業利益)は、売上収益から売上原価、販売費及び一般管理費を控除して算出しております。

3.セグメント利益の調整額は、セグメント間取引消去等によるものであります。

6.収益

分解した収益とセグメント収益の関連は、以下のとおりであります。

前第3四半期連結累計期間(自 2017年1月1日 至 2017年9月30日)

(単位:百万円)
タイヤ MB ATG その他 合計
地域別
日本 124,265 50,553 173 5,456 180,448
北米 89,340 14,460 21,537 33 125,370
アジア 52,591 11,313 1,964 1,131 66,999
その他 55,725 4,169 22,818 82,712
合計 321,921 80,495 46,492 6,620 455,529

(注)売上収益は顧客の所在地を基礎とし、セグメント間の内部取引控除後の金額を表示しております。

なお、北米は主に米国(118,388百万円)であります。

当第3四半期連結累計期間(自 2018年1月1日 至 2018年9月30日)

(単位:百万円)
タイヤ MB ATG その他 合計
地域別
日本 123,529 49,982 243 5,673 179,428
北米 88,496 15,248 24,511 53 128,308
アジア 52,372 13,414 2,754 1,079 69,619
その他 52,690 5,940 24,850 83,479
合計 317,088 84,583 52,359 6,805 460,835

(注)売上収益は顧客の所在地を基礎とし、セグメント間の内部取引控除後の金額を表示しております。

なお、北米は主に米国(119,577百万円)であります。

前第3四半期連結会計期間(自 2017年7月1日 至 2017年9月30日)

(単位:百万円)
タイヤ MB ATG その他 合計
地域別
日本 39,040 15,852 43 2,253 57,187
北米 30,513 4,380 7,627 5 42,525
アジア 18,553 3,744 704 378 23,379
その他 18,903 1,520 7,772 28,195
合計 107,009 25,496 16,146 2,636 151,286

(注)売上収益は顧客の所在地を基礎とし、セグメント間の内部取引控除後の金額を表示しております。

なお、北米は主に米国(40,062百万円)であります。

当第3四半期連結会計期間(自 2018年7月1日 至 2018年9月30日)

(単位:百万円)
タイヤ MB ATG その他 合計
地域別
日本 36,622 15,830 114 2,489 55,055
北米 32,465 5,052 8,278 32 45,827
アジア 16,880 4,580 1,425 325 23,210
その他 17,522 1,788 7,756 27,066
合計 103,489 27,249 17,573 2,846 151,158

(注)売上収益は顧客の所在地を基礎とし、セグメント間の内部取引控除後の金額を表示しております。

なお、北米は主に米国(42,546百万円)であります。

当社グループは、タイヤ、MB、ATG及びその他の事業を有する製造業であり、タイヤ事業を中心に複数のビジネスを行っております。これらのビジネスでは、当社グループ自体が顧客との契約主体となります。

当社グループ各事業の主要な顧客である自動車メーカー、小売業者、その他の事業者に対して計上される収益の履行義務は、当社グループの製品が顧客へ納品された時点で充足されるものであり、この時点で収益を計上しております。これは当社グループの製品が納品された時点で、顧客は自己の意思で製品を使用、売却することができるようになり、そこから生じる便益を得ることができることから、製品の支配が移転したと考えられるためです。

顧客への納品後、1年以内に支払いを受けているため、約束した対価の金額に重要な金融要素は含まれておりません。

当社グループは、タイヤ、MB、ATGいずれの事業においても、各顧客との取引開始時点で製品の取引価格を決定しております。取引には数ヵ月から1年までの一定期間の取引数量等に応じた割戻しや販売手数料を支給するものがあり、これらの変動対価の金額は契約条件等に基づき見積もった上で取引価格を調整しており、この調整に係る返金負債は金融負債のその他に含まれております。

タイヤ、MB、ATGいずれの事業においても、製品保証は、販売時に存在していた欠陥を修理する以上のサービスを提供する等のサービス型の製品保証は提供していないため、製品保証を独立した履行義務として区別せず、取引価格の一部を製品保証に配分しておりません。

タイヤ事業において、主として日本で販売する冬季用タイヤ製品は、返品を受けるなど収益の戻入れが生じるため、将来、返品が見込まれる部分を見積もって収益を減額しております。

7.配当金

前第3四半期連結累計期間(自 2017年1月1日 至 2017年9月30日)

1.配当金支払額

決議 株式の種類 配当金の総額

(百万円)
1株当たり

配当額(円)
基準日 効力発生日
2017年3月30日

定時株主総会
普通株式 4,169 26 2016年12月31日 2017年3月31日
2017年8月10日

取締役会
普通株式 4,971 31 2017年6月30日 2017年8月31日

(注)2017年8月10日取締役会決議の1株当たり配当額31円には、創立100周年記念配当5円が含まれております。

2.基準日が当第3四半期連結累計期間に属する配当のうち、配当の効力発生日が当第3四半期連結会計期間の末日後となるもの

該当する事項はありません。 

当第3四半期連結累計期間(自 2018年1月1日 至 2018年9月30日)

1.配当金支払額

決議 株式の種類 配当金の総額

(百万円)
1株当たり

配当額(円)
基準日 効力発生日
2018年3月29日

定時株主総会
普通株式 4,970 31 2017年12月31日 2018年3月30日
2018年8月10日

取締役会
普通株式 4,972 31 2018年6月30日 2018年8月31日

(注)2018年3月29日定時株主総会決議の1株当たり配当額31円には、創立100周年記念配当5円が含まれております。

2.基準日が当第3四半期連結累計期間に属する配当のうち、配当の効力発生日が当第3四半期連結会計期間の末日後となるもの 

該当する事項はありません。

8.1株当たり利益

前第3四半期連結累計期間

(自 2017年1月1日

至 2017年9月30日)
当第3四半期連結累計期間

(自 2018年1月1日

至 2018年9月30日)
基本的1株当たり四半期利益(円) 136.24 101.42

(注) 基本的1株当たり四半期利益の算定上の基礎は、以下のとおりであります。

前第3四半期連結累計期間

(自 2017年1月1日

至 2017年9月30日)
当第3四半期連結累計期間

(自 2018年1月1日

至 2018年9月30日)
親会社の所有者に帰属する四半期利益(百万円) 21,845 16,265
普通株式の加重平均株式数(千株) 160,340 160,368

なお、希薄化後1株当たり四半期利益については、潜在株式が存在しないため記載しておりません。

前第3四半期連結会計期間

(自 2017年7月1日

至 2017年9月30日)
当第3四半期連結会計期間

(自 2018年7月1日

至 2018年9月30日)
基本的1株当たり四半期利益又は損失(△)(円) 42.91 △9.77

(注) 基本的1株当たり四半期利益の算定上の基礎は、以下のとおりであります。

前第3四半期連結会計期間

(自 2017年7月1日

至 2017年9月30日)
当第3四半期連結会計期間

(自 2018年7月1日

至 2018年9月30日)
親会社の所有者に帰属する四半期利益又は損失(△)(百万円) 6,880 △1,567
普通株式の加重平均株式数(千株) 160,339 160,399

なお、希薄化後1株当たり四半期利益については、潜在株式が存在しないため記載しておりません。

9.金融商品

(1) 金融商品の帳簿価額及び公正価値

金融商品の帳簿価額及び公正価値は、以下のとおりであります。

なお、社債及び長期借入金以外の償却原価で測定する金融資産及び金融負債の公正価値は帳簿価額と近似しているため、含めておりません。

また、経常的に公正価値で測定する金融商品についても、公正価値と帳簿価額が一致するため、含めておりません。

(単位:百万円)
前連結会計年度

(2017年12月31日)
当第3四半期連結会計期間

(2018年9月30日)
帳簿価額 公正価値 帳簿価額 公正価値
長期借入金(注) 224,167 213,573 196,968 196,209
社債(注) 49,851 49,370 49,882 49,496

(注) 1年内に返済又は償還予定の残高を含んでおります。

(2) 金融商品の公正価値ヒエラルキー

当初認識後に経常的に公正価値で測定する金融商品は、測定に使用したインプットの観察可能性及び重要性に応じて、公正価値ヒエラルキーを以下の3つのレベルに分類しております。

公正価値のヒエラルキーは以下のように定義しております。

レベル1:活発な市場における公表価格により測定した公正価値

レベル2:レベル1以外の直接または間接的に観察可能なインプットを使用して測定した公正価値

レベル3:観察可能でないインプットを使用して測定した公正価値

公正価値の測定に複数のインプットを使用している場合には、その公正価値の測定の全体において重要な最も低いレベルのインプットに基づいて公正価値のレベルを決定しております。

公正価値ヒエラルキーのレベル間の振替は、各四半期の期首時点で発生したものとして認識しております。

なお、前連結会計年度及び当第3四半期連結会計期間において、レベル1とレベル2及びレベル3の間における振替はありません。

経常的に公正価値で測定している金融商品は、以下の通りです。

前連結会計年度(2017年12月31日)

(単位:百万円)
レベル1 レベル2 レベル3 合計
金融資産
純損益を通じて公正価値で測定する

非デリバティブ金融資産
その他 256 256
その他の包括利益を通じて公正価値で

測定する非デリバティブ金融資産
株式 105,710 3,595 109,305
その他 623 623
デリバティブ資産 2 853 855
合計 105,712 1,108 4,218 111,039
金融負債
デリバティブ負債 1,094 1,094
合計 1,094 1,094

当第3四半期連結会計期間(2018年9月30日)

(単位:百万円)
レベル1 レベル2 レベル3 合計
金融資産
純損益を通じて公正価値で測定する

非デリバティブ金融資産
その他 253 253
その他の包括利益を通じて公正価値で

測定する非デリバティブ金融資産
株式 92,379 3,821 96,200
その他 619 619
デリバティブ資産 7 2,037 2,044
合計 92,386 2,290 4,440 99,116
金融負債
デリバティブ負債 2 1,039 1,041
合計 2 1,039 1,041

株式のうち活発な市場が存在する銘柄の公正価値は、市場価格に基づいて算定しているため、レベル1に分類しております。また、活発な市場が存在しない銘柄のうち、公正価値を重要な観察不能なインプットを用いて、類似会社比較法等で算定した金額で測定した銘柄についてレベル3に分類しております。

デリバティブ資産及びデリバティブ負債のうち為替予約、金利スワップ等の公正価値は、活発な市場で取引されていないため、入手可能な範囲で観察可能な市場データを最大限に利用し、企業独自の見積りには可能な限り依存しておりません。すべての重要なインプットが観察可能な場合には、レベル2に分類しております。

レベル3に分類した非デリバティブ金融資産の公正価値評価に際しては、類似会社比較法における株価純資産倍率を採用しております。

当社グループで定めた公正価値測定の評価方針及び手続に従い、財務部門が対象となる金融商品の評価方法を決定し、公正価値を測定しております。

また、公正価値の測定結果については適切な責任者が承認しております。

レベル3に分類された経常的に公正価値で測定する金融商品の増減は、以下のとおりであります。

(単位:百万円)
前第3四半期連結累計期間

(自 2017年1月1日

 至 2017年9月30日)
当第3四半期連結累計期間

(自 2018年1月1日

 至 2018年9月30日)
期首残高 7,118 4,218
利得及び損失合計
損益(注)1
その他の包括利益(注)2 △303 △316
購入 3 541
売却 △3 △3
決済 △10
レベル3への振替
レベル3からの振替
その他 △2,635
期末残高 4,170 4,440

(注) 1.純損益を通じて公正価値で測定する金融資産に関するものであり、金融収益及び金融費用に含まれておりま す。

(注) 2.その他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産に関するものであり、「その他の包括利益を通じて測定する金融資産の公正価値の純変動」に含まれております。

10.非金融資産の減損

前第3四半期連結累計期間(自 2017年1月1日 至 2017年9月30日)

該当する事項はありません。

当第3四半期連結累計期間(自 2018年1月1日 至 2018年9月30日)

非金融資産は、概ね独立したキャッシュ・インフローを生み出す最小の資金生成単位でグルーピングを行っており、当第3四半期連結累計期間において以下の資産について減損損失を計上しております。

(単位:百万円)
用途 セグメント 種類 金額
事業用資産 タイヤ事業 建物及び構築物 17
機械装置及び運搬具 8,978
工具、器具及び備品 136
土地 423
建設仮勘定 1,644
ソフトウェア 16

タイヤ事業において、今後の事業計画及び回収可能性を慎重に検討した結果、当該事業に関連する固定資産を回収可能価額まで減額し、当該減少額を減損損失として要約四半期連結損益計算書の「その他の費用」に11,215百万円計上しております。当該資産グループの回収可能価額は使用価値により測定しており、使用価値は将来キャッシュ・フロー見積額を、税引前割引率11.5%で現在価値に割り引いて算出しております。 

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2 【その他】

第143期(2018年1月1日から2018年12月31日まで)中間配当について、2018年8月10日開催の取締役会において、2018年6月30日の株主名簿に記録された株主に対し、次のとおり中間配当を行うことを決議いたしました。

① 配当金の総額                     4,972百万円

② 1株当たりの金額                   31円00銭

③ 支払請求権の効力発生日及び支払開始日       2018年8月31日

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第二部 【提出会社の保証会社等の情報】

該当事項はありません。

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